約 1,651,398 件
https://w.atwiki.jp/kimiya1121/pages/15.html
離婚 届け 婚姻・離婚届けの証人は何故 必要か? 離婚届けを見た事がある方なら疑問を感じた方も居られるかと思います、 「何故 大人同士が決めあう離婚証人が」と 前々からの疑問が解けた思いがします、 なにせ 離婚届けの証人が必要なのでしょう? 離婚 届け
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/845.html
ブランド アトリエさくら #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (000.jpg) ジャンル アドベンチャー 原画 かれー シナリオ こおろぎアトリエ 発売日 2022/9/30 価格 2,800円(税別) 選評 【2022】クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 1本目 https //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1647683806/ 552:寝取られの教壇 選評:2022/10/02(日) 08 10 59 ID C1cAuBX. 寝取られの教壇~教え子に奪われた愛する恋人 ブランド アトリエさくら ジャンル アドベンチャー 発売日 2022年 9月30日 定価 3,080円(税込本体価格) 原画 かれー シナリオ こおろぎアトリエ 教師である早坂穣は2年前、教育実習生の皆瀬咲に告白されて交際を決意。 二人はゆっくりと愛を育んでいる。 時は流れ、教師になった咲は早坂のいる男子校に就職することになるも、 交際のことは周囲には伏せたままで、結婚するまでは、表向きは上司と部下の関係を貫くつもりだった。 そんなある日、早坂と仲の良い堀田昂明という生徒が、彼女を無理やりラブホテルに連れ込む現場を目撃する。 その堀田は咲のクラスの生徒だった。 すべては交際を隠していたのが原因か。 放課後の教室で美人教師と二人きりの授業。性欲の強い思春期。 そして、咲に向けられる欲望に満ちた堀田の視線。 「なにか」が起きるには条件が揃い過ぎていた……。 問題点 近年のアトリエさくら作品では ヒロインの理解不能な言動で感情移入ができないものが多かったが 今作は珍しく主人公と間男が理解不能である とくに主人公に至っては行動や発想が狂人であり 主人公の言動が怖くて感情移入できないというアトリエさくらの新境地を見せられた 間男ポジションの堀田だが 最初は少しヤンチャだが可愛げのある生徒として登場し、主人公と仲のいい所を見せ それから堀田が彼女(咲ではない)を無理やりラブホに連れ込もうとする場面に遭遇する この時点で筆者はいつものアトリエさくらの間男だなと印象づけられた その後咲に手を出した事を怒った主人公に咲は自分の恋人だと告げられ 尊敬する教師の恋人を好きになってしまったことに動揺する堀田を見て 今作は後から好きになってしまった側の葛藤なども描かれるのかと期待を抱かせられた + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (001.jpg) その日家に帰ってから堀田が電話でミナちゃん先生(皆瀬咲)は譲らないと宣言し 青春っぽさを感じさせる + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (002.jpg) 主人公と堀田と咲の通勤中に堀田が痴漢したのをきっかけに 何故か堀田と咲が一緒に入浴しているシーンを妄想して発狂する主人公 妄想をきっかけに堀田を調査する必要があると考え 堀田がラブホに連れ込もうとした女の子の学園に問い合わせ 既に別れている事を聞き出すという教師とは思えない暴挙にでる + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (003.jpg) 浮気について語る堀田 やっぱり今までのさくらの間男でした + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (004.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (005.jpg) 堀田と咲のハメ撮りの存在を知り 興奮した主人公は咲を押し倒す アトリエさくらでは珍しく間男登場後でもヒロインがちゃんと感じてくれる その後間男とヒロインの浮気を妄想し、EDになり 学校のグラウンドで自慰をする教師生活12年の主人公 + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (006.jpg) EDと診断されてからも妙にポジティブな発想をする主人公 + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (007.jpg) 主人公らしく自身の能力と使い道に気づくシーン + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (008.jpg) 堀田と咲が付き合っているという噂が流れ 急な思いつきでヒロインにプロポーズをする また本作には2週目からはヒロイン視点が見れるシステムが存在するのだが このシステムがこのゲームのクソゲー度を上げている まず1週目は主人公目線で、ラストに3つの選択肢が表示され、それぞれENDが異なる そして2週目序盤に選択肢が増え、片方を選ぶと主人公ルート、もう片方でヒロインルートに移る 問題点として ヒロインのENDも3種類存在するがその選択肢はヒロイン視点内には存在しない 直前にに見た主人公視点での選択肢に応じたENDが選ばれる つまりコンプリートしたいのなら 主人公視点でEND1を見てから ヒロイン視点を見てEND1に到達 主人公視点でEND2を見てから 既に見たヒロイン視点をEND付近まで既読スキップしてEND2を見る 主人公視点でEND3を見てから 既に見たヒロイン視点をEND付近まで既読スキップしてEND3を見る という手間がかかり、低価格の抜きゲーでやることではない もう一つの問題点として ヒロインと間男のセックスシーンがこのクリア後のヒロイン視点に集約されているという点である そもそも主人公視点ではヒロインと間男のセックスを目撃することはほぼ無く カウントされてるのは素股痴漢だけで、それ以外は全て主人公の夢や妄想である 主人公視点で話を見終わってから、実はこんな事やってましたと連続で見せられるだけである 1週目の合間合間にシーンが挟まれるのであればNTRとして興奮できるが 一度クリアしてから、ダイジェストのようにヒロイン目線で間男とのシーンを見せられるため NTRではなくヒロイン視点のレイプでしかない ライターの言いたいことが分からないところがある 例としては上記画像の会話にあるような 主人公の「なんで別れた」の質問に 「オレのが幸せにできるし」と返す堀田や 咲を無理やり犯した堀田に対して主人公が 咲は自分の恋人だと暴露した行為を大人げない行動と表したりする 12年教師をしていてこれが初めてなら余程優秀な教師だったのだろう 堀田が痴漢をするシーンでスカートの中で素股をしてるのに対して この角度からは亀頭しか見えないと書かれているが絶対有り得ないだろう ライターがどんなイベントCGを想定していたのか分からない + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (009.jpg) 万能角度なので堀田が身震いしている様子も少しは見える + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (010.jpg) その他 声の音量のバランスが少し悪い 消し忘れなのか誤字なのか謎の文字列が混ざってくる -;//皆瀬咲 + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (011.jpg) //時間経過 + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (012.jpg) 指輪を持った右手を画面の左側から差し出す珍しいCG + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (013.jpg) まとめ 低価格帯で斬新なことや目新しさをやろうとして失敗したように思える NTRは堕ちる過程を描くものだが、それを本編で描かないのは迷走しすぎといえる 主人公からすれば「浮気してるらしい」、であって寝取られではないし クリア後にヒロイン視点で出されてもそれは皆瀬咲が主人公のレイプものであって寝取られではない ヒロイン視点のエロシーンを主人公視点の時に見せていれば、最低限寝取られは名乗れたと思う また主人公の行動理念が思いつきか妄想しかなく、その割には大胆な行動をとるため理解不能どころか恐怖を感じる 皆瀬咲はヒロイン視点でやっぱりクズだったことが発覚するが 最近のアトリエさくらヒロインや今作主人公に比べれば理解は可能である
https://w.atwiki.jp/kakiya/pages/17.html
ながされて藍蘭島エロパロSS 『寝取られて』 第3話 1 ノンキなほどに澄み渡る青空の下、燦燦とした太陽を中天に冠し、雄大な富嶽が見下ろす麓に、緑の濃淡も鮮やかな人里があった。その美しい田園と森林を横切る澄んだ川のほとりの草むらに、4、5人の簡素な着物姿の娘たちが腰を下ろし、かしましい談話の花を咲かせていた。 彼女たちが作る輪の中心では、健やかそうな赤ん坊を大事に胸に抱きながら、赤いチャイナ服の襟を開いて胸をはだけ、母乳を飲ませている女の子がいる。どう見ても周りの娘達と同年代の若さであったが、赤ん坊を見つめる眼差しは立派な母親の表情をしていた。 目を閉じたり開いたりしながらも、無垢な瞳で一心不乱に母親のおっぱいを吸う赤ん坊の姿に、 「うっわ~…むちゃ可愛ええなあー……」 と、間近でその様子を覗いていた一人が誰ともなしに言うと、残りの者たちも目を輝かせながら、諸々に首を縦に振った。 「赤ちゃんのニオイってすごく独特だよね~」 「ほっぺもすんごく柔らか~♥」 まるまるっとした頬っぺたを指でつんつんされると、赤ん坊は、「なんだろう?」といった表情でつついた少女を眺めたが、すぐにまた顔を母のおっぱいに戻し、チュウチュウと口を動かしはじめる。 赤子の母親――梅梅は、我が子のまだ薄い前髪を指でいじくりながら、「ふふ……」と、慈しみに満ちた微笑みを浮かべた。 「やっぱり世話はタイヘンなの?」 「大変デスヨ……」梅梅はちょっと困ったような表情になって言った。健康そのものといった顔色だが、目の下にはわずかに隈が浮いていた。「夜いきなり泣き出すこともありますし、知らない間におしっこやうんちをしたりもするデスヨ。……でも、それが赤ちゃんなんだって、オババ様が言ってマシタ。大変だろうけど、おたおたせずにゆったりとした気持ちで育てろっテ……」 周りの娘たちはしきりに感心しながら、梅梅の言葉に耳を傾ける。 「母乳しか飲まないの? なんかすごくいっぱい吸ってるけど、おっぱいがカラにならない?」 「しっかり食べてればカラになんかならないデスヨ、でもそのうち離乳食を――」とまで言って、梅梅は「へっ?」と顔を上げた。それは、この場にいる誰の声でもなかったからである。 いつの間にか、彼女の隣に今まで居なかった筈の、赤い袴の巫女服を着た少女がしゃがみ込んでいた。 「ま、まち姉!?」 まちと呼ばれた巫女の少女は、身の丈ほどは伸びていようかという豊かな黒髪を半分以上草の上に置き、赤ん坊の顔の間近で興味津々といった感じに覗き込んでいた。 「まちお姉サマ! いつからそこに……?」 他の少女たちもビックリする。誰一人としてまちの混入に気付かなかったからである。 「みんな赤ん坊に気を取られてすぎてるんだもの。……それにしても、こんな大きな子が梅梅のお腹の中にいたなんて、にわかには信じられないわね」 まちがそう言うと、 「ホントホント」 「しかも股の間から出てくるなんてさー」 と、周りも頷きあった。 「いやデスヨ~。皆さん、お腹が大きかった時のワタシを見てるじゃないデスカ。それに皆さんだって……」ふふっと梅梅は微笑んだ。「赤ちゃんが出来れば同じデスヨ。ワタシみたいにお腹大きくなるデスネ」 「ええ~!? やだ~♥」 弾けたようにきゃっきゃっとはしゃぎ出す娘たち。 だが、 「で、でも……赤ん坊がこんなにめんこいものなら、おらも欲しいかも……♥」 と、一人が告白するように言うと、 「あ、わ……私も……♥」 「うちもカアちゃんにせっつかれてて……」 などと、顔を赤らめながらも、娘たちはつられたように次々と白状し始めた。 まちはそんな彼女らの様子をじいっと眺めていたが、 「……で、みんなどっちのが欲しいの?」 と、呟くように言った。 「え?」 娘たちはきょとんとして小さな姉巫女を見やった。 「決まってるでしょ。あのパンダ男か、行人様か、どっちなのかってことよ」 「パ、パンダ男って……」梅梅が苦笑する。 「そ……そりゃあ……」 娘たちは心許なさそうに互いの顔を見合った。 「どっちかって言うと、やっぱし……行人様――かな?」 遠慮がちだが、好奇心に満ちたキラキラした笑みを交わし合う娘たち。 「行人様かっこいいし……できるなら行人様の赤ちゃん欲しい……かな」 「でもでも、ぱん太郎様もすごいモテモテだよねー」 「そーデスヨ」 梅梅は何故か赤らんだ頬に手を当て、潤んだ瞳で遠くを見つめる眼差しになりながら、 「ぱん太郎サンって、スゴいんデスカラ……」 と、何かを思い起こすようにそう言うと、急におかしな沈黙がその場に降りた。 不思議に思ったまちは娘たちを見渡した。別に梅梅がおかしな事を言ったから口を閉ざしたわけではなく、全員、顔を赤く染め、何か心当たりがあるかのように俯いてしまっていたのだ。 一人が打ち明けるように口を開いた。 「う、うち……見たことあるだよ。ぱん太郎様とらんちゃんが、田んぼの向こうの林の中で、その……こ、こここ、子作りしてるところ……」 目に見えない雷が落ちたかのように空気が一変した。 「らんちゃん…………すっごく積極的で、気持ちよさそうだっただ……」 「そ、それなら私も……! 道を歩いてたら変な声が聞こえてきたんで、近くの家を覗いたんだけど……」 と、今度は別の少女が身を乗り出すように喋る。 「ゆきのちゃんの家だったの。中でかがみさんとぱん太郎様が裸で抱き合ってて……上になったり……下になったり…………」ここで言葉がふっと消え、少女は遠い目で放心したようにしばらく口を開きっ放しだったが、「…………すごかった…………」と、最後にポツリと呟いた。 そうして娘たちは目の色を変えながら、わいのわいのと目撃情報の交換をし始めた。 まちはその光景を物珍しそうに眺めた。確かに話の内容自体は非常に耳目をそそられるものだったが、彼女自身はまだそういう場面に遭遇してないし、なんで彼女たちがぱん太郎に対してこんなに色めき立っているのか、それがいまいち理解出来なかったのだ。 (どう考えたってあんなエロパンダより行人様の方が良いに決まってるのにねえ……) 梅梅にしたってそうだ。行人にホの字だったはずなのに、いつの間にかぱん太郎の子どもまでこしらえてしまい、今の状態に満足しているようなのである。ライバルが減ったとはいえ、嬉しい気持ちはあまり湧かなかった。 まちは梅梅に振り返った。 「ねえ、梅梅。……子作りってどんな感じなの?」 「――えぇ!?」 唐突にとんでもない事を聞かれて、梅梅の方が恥ずかそうにドギマギしてしまう。 コホンと咳払いをして気を落ち着け、ともかくも少し考える風になって――すぐに梅梅の瞳に潤みが戻ってきた。 「せ、説明は難しいデスネ……けど……とっても気持ちいいものデスヨ♥ ぱん太郎サンのアレは凄く大きいから、カラダの準備が整ってないと苦しいデスガ、その苦しさがマタ……♥ 初めての時はとっても痛かったし、大変だったデス……ケド、ぱん太郎サンはワタシを気遣ってくれて、優しくゆっくりやってたり、痛みを和らげる薬を使ってくれたりして……。本当に痛かったのは、その初めての時だけだったデスヨ。何回かやるうちに段々気持ちよさも覚えてきて……そのうちにあんなに大きいモノを入れても全然大丈夫になったって言うか、もうアレ以外考えられないと言いマスカ――」 話しているうちに次第に梅梅の顔はより上気してきて、内股気味に足をモジモジさせながら、すっかり真っ赤になってしまった。 「アァ、ぱん太郎サン……♥」 「そのア――」 まちが何か言おうとした時、後ろから雪崩のように娘たちが背の上に飛びついてきて、口々にかしましく囀(さえず)った。 「ア、アレって、男の股についてる変なアレだよね!? 男のアレを女のアソコに出し入れすると子どもが出来るってやつだよね?」 「ぱん太郎様のアレって、すっごくおっきいの!? 入れると裂けちゃわない!? でもそうしないと子ども作れないんだよね?」 「でもでも、ぱん太郎様に抱かれた他の子たちも、皆同じこと言ってた気がするよ。慣れれば大丈夫なのかなあ!?」 「だー! あなたたちーっ!」 下敷きにされていたまちがうがーっと上の娘たちを押しのけながら起き上がる。 「あ、ご、ごめんまち姉!」 娘たちは蜘蛛の子が散るようにパッと離れた。 「まち姉様は神社の跡継ぎ欲しくないんデスカ?」 お乳を吸い終わって満足した赤ちゃんを縦にして背中を叩き、ゲップさせながら、梅梅は威嚇するように娘たちを睨み回すまちにそう問いかけた。 「私? 私はあんなパンダ男より断然、行人様よ♥ 子作りするなら行人様と決まってるわ♥」 まちの態度がとたんに変わり、腰を怪しげにくねくねさせながらそう言い放つと、普段の神秘的な雰囲気などカケラもなくなる。 「そうなんデスカ……でも、行人サンは…………」 梅梅は言いかけて困ったように笑った。他の娘たちもハハハ……と、引きつったような乾いた笑い。 「そ、そうなのよね……」ガックリと肩を落とすまち。梅梅たちが何を言いたいのか、彼女も痛いほどよく分かっていた。「行人様ってかなりのニブチンだから…………」 ふと、まちは顔を上げた。 「それにしても。さっきから気になってたんだけど……梅梅、あなた、随分と綺麗になったわよね」 「へ? え? そ、そうデスカ?」突然言われた梅梅はびっくりしながらも、嬉しさを隠せないようにはにかんだ照れ笑いを浮かべた。 「ええ。一年前とは全然顔つきが違ってるわ。オドオドキョドキョドもすっかり無くなったし。大人びたって言うか……腰つきもふくよかになったわね。それになにより……その胸!」 まちは梅梅のたぷっと張った乳房を指差した。 「おっぱいの成長度も異常よ。前はそんな目立つほどなかったのに……もう私ぐらいあるんじゃない?」 と、まちは梅梅の横に来ると、頓着なく巫女服をはだけて上半身裸になった。 4つのたわわな果実が美事に並んだ。まちのおっぱいは西瓜のように丸々として弾力的であった。梅梅のおっぱいは母乳を含む重みか、下乳にやや広がりがあった。 「ほら、同じぐらい」 まちは自分の両乳を手で挟んでぽよぽよと揺らしながらそう言った。 「あ、ホントデス! ワタシなんか全然敵わなかったのに……」 「乳首や乳輪の色や大きさもだいぶ違うわねー……子ども産むと変わるの?」 「そうデスネ……。あとやっぱり……ぱん太郎サンに女にしてもらったってのもありマスネ……」耳朶まで染めながらもはっきりと言う梅梅。「ぱん太郎サンって胸もよく触ってくるから――イヤァン♥」 「はいはい、ごちそうさま……」 あのパンダがそんなにいいとはね――と、まちが呆れていると、 「あ、そうデスネ」と、梅梅は思い出したように付け加えた。「こないだデスガ、行人サンにも似たようなこと言われましたデスヨ。道でバッタリ出会って、少しお話しただけなんですケド……。ワタシを見て、『なんか綺麗になったね』って言ってくれましたヨ。行人サンの言葉も嬉しかったデスネ……」 その時を思い出すように目を瞑り、頬を緩めてほっとため息をつく梅梅。 「それにあの時の行人サン、照れてて可愛かったデスネ♥」 「………………なっ……なんですと……っ!」 行人様の方からそんなこと言うなんて……! こればかりは動揺を隠せず、顔面に衝撃を走らせるまちであった。 2 半ば呆然として梅梅たちと別れたまちは、てくてく道を歩きながら一人物思いに耽った。 (もっと女らしくならないと、行人様を振り向かせることは出来ないのかしら) 考えてみればそうだろう。まち達から見た行人の鈍さは、折り紙付きと言ってもいい。そんな彼に意識させるためには、もっと女のフェロモンをまき散らさないとダメなのかもしれない。 (梅梅にあんな台詞を言ったのは、明らかに女を意識しての事よね……) 今までの自分では女の魅力が不十分だとプライドを崩された気もするが、しかし逆に言えば、さらに美しくなりさえすれば、鈍い彼を意識させることができる――そういうことだろう。うん、そうに違いない。 その場にガックリと膝を突くまち。 「そんな簡単にできたら苦労しないわよ…………」 そういえば――と、脳裏によぎる。 梅梅を始め、らん、しおりといった、子を産んだ娘達は皆、以前より美しくなったというか、大人になったというか――とにかく一歩進んだ印象がある。 (前からなんとなくそう思ってたけど……今日、梅梅を間近で見て、確証を持てたわ……) 何だかどんどんと差を付けられていくような気さえした。 (それでなくても私は一番年がいってるのに……それなのに、殿方とのお付き合いすらまだ未経験……!) 考えれば考えるほど、焦りが胸中で大きくなっていく。 ため息をひとつついて立ち上がり、頭を振って暗い考えを払い落としながら何とか気を持ち直すと、まちはほとんど走るような速さで我が家へと急いだ。 三十分もかからず海龍神社に帰ってくると、階段を上がらずに脇道へ逸れ、林の小径(こみち)を通って滝の方へと足を運ぶ。流れの緩やかな、もっぱら沐浴に使っている小さな滝が神社のある山裾にはあった。 その水際で止まると、はらはらと巫女服を脱いであっという間に全裸になり、水の中へ足を入れる。 片手で作ったお椀でちゃぽちゃぽとあちこちに軽く水をかけながら、自分のからだを見回してみた。 出るところはしっかりと出、引っ込むところは引っ込んだ、りんにもひけのとらないスタイルだと自負していた。自分で言うのもなんだが、肌や髪もつやつやと輝いていて、手入れも怠っていない。大きさだけは梅梅に追いつかれたおっぱいだって決して悪い形ではないし、腰の辺りだってきゅっとしてて女らしく育っている。ちょっと童顔かもしれないけど、つぶらできゅーとな瞳が我ながらちゃーむぽいんとだと思う。 (私だってそれなりに女らしいカラダつきだと思うんだけど……。うーん……。もっと磨かないとダメなのかしら?) とはいえ、どうやって磨けばよいのやら……。 「はぁ……行人様…………」 途方に暮れて切ないため息をついていると、滝の音に紛れて向こうの茂みから変な物音が聞こえるのに気付いた。 「?」 気配がある――というか、もしかしたら自分がここに来た時からあったのではないか。それを今やっと気付いたという――そう考えると、 「私としたことが油断したわ……」 まちは軽い自責の念を憶えながら急いで滝壺から上がり、地面に落とした服の中からさっと式神の札を数枚引き抜いて、素っ裸のまま水を滴らせながら茂みに近づいた。 まずは枝葉の隙間からそっと覗いてみて―― 途端、ぎょっと息を呑む。 (な──な──な────!!??) すぐそこの草むらに、あのパンダ男が膝をつき、尻も丸見えの真っ裸でひたすらに腰を振っている姿が視界いっぱいに飛び込んで来たのだ。 だがそれ以上に驚いたのが、彼が腰を打ち付けている相手の姿だった。 ぱん太郎と同じく、何も身にまとっていない。近くに脱ぎ捨ててあるのは巫女服。まちそっくりの長く艶やかなストレートヘア。尻を突き出すようなあられもない姿勢で四つんばいになったからだは桃色に染まり、上体は力無く草の上に伸びていた。 ぱん太郎が腰を打ち付ける度に、脇から覗く乳肉がぶるんぶるんと波打ち、パンパンパンと高い音が木々の間に吸い込まれてゆく。 貪るような律動に、女性は今にも我を失いそうなほど惚けた表情で、 「あん、あん、あん、あん♥ だめっ、だめえ、だめぇ……っ♥♥!!」 と、赤い舌を覗かせ、聴いているだけで頭が痺れるような歓喜の悲鳴を上げていた。 誰であろう――まちの母親、ちづるであった。 (な……何をやっているのお母様ーーーーー!!!???) ちづるは娘のまちから見ても年齢不詳な女であった。間違いなく三十は越えている筈だが、年を尋ねた瞬間に異様な気配(おーら)を放つので、怖くてそれ以上聞けない。 だが顔も肌も瑞々しく、寄る波を思わせるようなシミなど一つもなく、以前、行人にあやねの姉と間違われたこともあるほどの若作りな女性であった。娘という立場を差し引いて見ても、綺麗だなと思うことが折々にあるし、その血を引いているのは何となく嬉しかった。 その美しい母が、遠い記憶の中にぼんやりと浮かぶ父――ではない、違う男に抱かれている。 それは間違いなくショッキングな出来事であった――だが、それ以上にまちの意識が捕えられてしまったのは、二人の行為そのものであった。 「のん、のん、のん♪ 中の肉がねっとり絡みついて、後から後からメス汁が溢れてくるのん♥ 男好きのするいやらしいマンコのん♪」 ぱん太郎もちづると同じく、気持ちよさそうに惚けた顔でひたすら腰を振り、極太のイチモツを長いストロークで、 ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ と、ちづるの中にいやらしく出し入れしていた。 透明な体液でぬらぬらと濡れ、普段聞いたこともない卑猥さを感じさせる湿った摩擦音を立て、赤黒いソレはちづるの胎内に浅く、深く、消え、すぐ現れ、また── その刺激がたまらなく好いらしく、ちづるは顔を真っ赤にして、心を奪われたようにうっとりと瞼を閉じながら、 「すごい、すごいわ……♥ お、奥までえぐられて……♥! こ……こお、おおぉ♥――こ、こんなのってええ……♥」 と、際限なく喉を震わせて、悲鳴にも似た嬌声を上げ続けているのだ。 男女のまぐわいも、普段は楚々とした母親のこんな姿や声も―― まちにとって、何もかも初めて見る光景であった。 (こ、ここここれが、せっくす……!?) 男と女の睦み事――これがそうでなくて何であろうか。 (でも、なんでお母様が……あいつと……あんな奴と……!?) 混乱と衝撃でぐるぐる回る頭で、ともかく息を潜めてこの光景を見守り続けた。 ちづるの身体はほっそりした印象を与えるが、さすがに子を二人も産んでいるだけあって、腰回りや太ももなどにはしっとりと脂が乗り、乳の張りも申し分なく、年頃の乙女にも劣らない魅惑のラインを象る官能的なからだであった。 だがそれよりもまちの視線が吸い寄せられるように行ってしまうのは、ぱん太郎の股間であった。 確かに皆が言うとおり、こんなモノが体内に入るとはにわかに信じられないほどの長大な棒状の“モノ”。その下ではりんごを2つ並べたような変な袋のようなものも、出し入れに合わせてゆさゆさと揺れていた。確かキンタマ? ……って器官だったかしら。 男って本当にあんなものが股間に生えてるのね――と、初めて見る奇妙な物体に、まちは思わず目をいっぱいに見開いて、まじまじと観察してしまう。 二人は見られていることも知らず、夢中で股間と股間を擦り、ぶつけ合う。 「はぁっ、あぁん、はあぁあん♥ だめ、すごい、ああ、これぇ……♥! お、奥、奥ぅ……♥、も、もっと、もっと突いてぇ……♥」 娘にのぞき見られていることなどまったく気付く様子もなく、ちづるははしたない言葉を口にし、涎を垂らしながら喘ぎまくる。 「のふふ、キミももうすっかり参ったみたいのん。たまらないでしょ、ボクのチンポは♪」 そう言うと、ぱん太郎は繋がったままちづるの身体を持ち上げて後ろに倒れ、彼女を股間の上に乗せた後背座位になると、さらに己の上体を後ろに傾けて、そこに落ちていた黄色い花を手のひらで押し潰しながら支点を増やし、腰の動きをさらに勢いづかせてちづるのからだを大きく揺さぶり出した。 「あっ♥! あっ♥! あくっ♥! ああっ♥! お、おお……奥まで届いて……お、お腹っ……♥! 響くうぅ……♥!! こ……お……んな……っ♥……! っは、は、はあぁぁ……♥! し、子宮まで……感じる……♥!!」 ちづるはぱん太郎の脚の間に手をついて長い黒髪を草の上に落とし、今にも悶え死にそうな顔で、揺さぶられるままに喘ぎ声を上げ続ける。 「ボクのチンポは極上品のん♥」 「ハァンッ♥! ハァッ♥! ンンゥ♥! 壊れちゃうぅ♥!」 壊れると言いながらも、目の隅に浮かぶ艶は一段と増し、止めて欲しい素振りなどまったくなかった。そもそも、もっとと頼んだのは彼女なのである。 ぐっちゅっ、ぐっちゅっ、ぐっちゅっ、ぐっちゅっ! 「あっ♥ あっ♥ あっ♥ あぁっ♥」 快感に悶えて背中を反らすちづる。 ぱん太郎は尻で地面を叩き反動をつけながら、ひたすらに腰を突き上げる。一層昂奮してきたのか、後ろに反らしていた上体を戻すと、抽送を続けたままちづるの揺れる乳房を両手で鷲掴み、弄りまくった。 「柔らかくて吸い付くようなオッパイなのん♪ もみもみもみもみー♥」 揉まれ、つんと尖る乳首をつままれて、「はぁぁっ♥!」と、ちづるは蕩けるような声を上げた。 すると、 ピュッ、ピュッ! と、その蕾のような頂から乳白色の液が飛んだ。 「のん? のの、ミルクのん!」 「あ、ああ……お、お乳が出るなんて……」 「もう妊娠したのん?」 ちづるは快楽にぬかるんだ表情に戸惑いを浮かべながら、そんなはずはない、という風に首を振った。 「ののん、分かったのん。コーフンしたから出てきたのん。子どものいるオンナにはたまにあるのん。ということはあ……」ニンマリといやらしく笑うぱん太郎。「ミルクでちゃうほどエロエロになるなんて、キミはとってもスケベなオンナのん♥」 「そ、そんな、ち、ちが……あっ、あぁっ♥!」 出かかった抗議などに構うことなく抽送が再開され、同時にしごくようにの双乳が揉みまくられた。 ビュッ、ビュゥッ、ピュビュッ! ちづるの乳房の先っぽから細く白い放物線が、下では透明の雫が方々に飛び散り、 「はああっ、あぁあ、あふぅんん♥!!」 と、ちづるは身悶えながら、たまらずに嬌声を張り上げた。 「これはスゴイのん、ウシみたいにピューピュー出るのん♥」 「いや、いや、いやぁぁ……♥ お乳、お乳出さないでぇ……ひ、あっ、ひっ、んんん……♥! お、おおっ♥……! おお、お、お乳出ちゃうぅ……♥」 太い肉棒を根元まで突き入れられながら子宮を小突かれ、母乳を搾り出され、ちづるの表情はいよいよ淫蕩の度合いが深まってゆく。 グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ!! ビュッ、ビュッ、ビュウッ! 「も、もうっだめ……っ♥! イク、イッ、イク……♥! イッちゃいます……♥!」 「イッちゃうのん? イッちゃうのん? じゃあボクも出しちゃうのん♥」 「あ、だ、だめぇ……♥」 ちづるがわずかに身じろぎしたが、それは甘えてすねるような仕草にしかならなかった。 「のの? まだもっとボクのチンポ味わいたいのん?」 「あ、あ♥……ち、違い、んあぁ……♥……わ、私には……夫が……♥……あぁぁ……だから…………♥」 「ののん♪ 自分だけ楽しむだけ楽しんで、ボクはおあずけだなんて言うつもりのん? そんなの通らないのん」 ぱん太郎は薄ら笑いを浮かべながらわざとらしく眉毛を吊り上げてそう言うと、腰を止めることなくちづるを揺らし続けた。 「あっ♥、あっ♥、あっ♥、ああっ♥!」拒んでいるはずなのに、絶え間なく生み出される快感に負け、ちづるの口元は緩んでしまう。「だめぇぇ……♥ ホントに……あああっ♥!」 「キモチよさそうに喘いでるくせに、ぜんぜんダメそうに見えないのん♪」 そう言ってぱん太郎はちづるのくるぶしを掴んで脚を持ち上げ、Vの字のように割り拡げた。 「あっ……こ、こんな格好……恥ずかしい……♥」 「誰もいないから大丈夫のん♥」 (いるわよ…………) 二人が繋がっている部分は、ほぼ真向かいにある草陰に隠れたまちの目にまざまざと飛び込んできていた。 極太の怒張が深々と刺し込まれ、パックリと押し広げられた薔薇色の秘肉。そこを中心に、ちづるの股間はまるで洪水のようにぬらぬら濡れぼそっていた。 「キミの子宮の入口はよく出っ張ってて分かり易いのん。先っぽ押し込んで、ボクの濃い精子を直接どぴゅどぴゅしてあげるのん♪」 「あ、ああっ、そ、そんな……あんな凄い量……子宮に直に出されたらぁ……♥ 今度こそ絶対孕んじゃう……♥ はぁ……はぁあぁ……っ♥」ちづるは淫らに瞳を潤ませながらそう言った。 「のふふふふ♪ オンナはみんな口ではイヤイヤ言うけど、本当はぜ~んぜんイヤじゃないのん♪ ボクの逞しいチンポでイクまでハメハメして欲しいって思ってるし、ボクの元気なせーしで孕ませて欲しいとも思ってるのん♥」 と言うと、ぱん太郎はちづるの乳房を母乳が噴き出すのも構わずに揉みしだき、尻で地面を叩きながら腰を小刻みに強く突き上げたり、ぐりんぐりんと円を描くように回し始めた。 ぐちゅん! ぐちゅん! ぐちゅん! ぐちゅん! ビュプッ、ピュウウッ! ビュッビュッ! 「アッ、ンアッ、ダメッ、ンッ、ンアッ、ア、ア、アーッ♥♥!!」ちづるは追い込まれるように、一段と反応を昂ぶらせていく。「あンン……♥! あ、あなた……ごめ、ごめんなさいぃ♥ 私、まっ、また……♥ あなた以外のでっ、い、イ、イッちゃううぅ……♥!!」 「中がうねりまくってるのん。すごい感じまくってるのん♥ ボクのチンポの味を覚え込んで、ボクの子を孕むのん♥」 「アァ、アアッ、アアーッッ♥♥!! かっ、感じる、す、凄いッ、おくッ、奥ぅぅッッ♥♥!! やだっ、……こんな……っ♥! し、子宮が熱い……♥!」 ちづるは細く閉じた眼から喜悦の涙を溢れさせて、真っ赤に染まった顔をぐしょぐしょにし、からだをビクビクと痙攣させ、長い黒髪を振り乱す。 「口でどんなにイヤがっても、カラダはショウジキ♥ キミのカラダはボクに孕まされたいって思ってるのん♥」 赤黒い剛棒が激しく出入りするたびに、ちづるの膣内(なか)からいやらしい蜜と音が勢いよく掬い取られ、周りにまき散らされていく。 まばたきするのも忘れ、まちは食い入るようにこの光景を見守った。 そんなに気持ちよいものなのか――梅梅や他の娘たちの言葉も蘇る――母の様子を見ていると、そうとしか思えなかった。 (でも……あんなぶっといモノであんなに激しく突かれたら……アソコが壊れちゃうわよ……!) 確かにちづるの様子も、見方によっては責め苦に悲痛を上げているようでもある。 だが違う。痛みに苦しんでいるのでは、決してない……。それはまちにもハッキリと分かった。 裸体のままのまちは、股の間にそっと手を差し込み、秘裂を指で撫でてみた。 さっきからからだが熱く、アソコはもっと熱かったのだ。 ヒクン―― (あっ……?) 身体を洗う時にソコに触れても何も感じないのに、なんだかヒリヒリするような感覚をおぼえた――不快ではなかった。 いつの間にか熱を帯びたソコは、ぬらっとしていた。おしっこ? ――ではない。初めて見る体液だった。 ああ……と、まちは気付いた。母のアソコから溢れてるのと同じだわ……。 「種付けのん♥!」 その叫びで、まちの意識は眼前の光景に戻された。 ぱん太郎がひときわ深々と突き上げていた。 「――――ッ――――――――~~~~~~~~~~ッッッッ♥♥♥!!!!!!」 ちづるの歓喜の絶叫が全身で弾けた。ひときわ盛大に母乳をまき散らしながら四肢を強ばらせ、背をしならせ、持ち上げられた脚が指先までピーンと伸び切る。 同時にぱん太郎の動きも止まった。 ビュグッッ! ビュグッッ! ビュグビュグッッ!!!! ビュグッビュグッビュグッビュグッッ!!!! 肉棒の根元がビクンビクンと弾み、玉袋が蠕動するのが見える。 「ッ……♥!! ッ……♥!! ッ……♥!!」 ちづるの声にならない喉の震え。 ビュグン! ビュグン! ビュグン! 肉棒をギュッと締め上げた膣口から、白濁とした汁がドロドロと溢れ出て、あっという間に結合部分を隠し、白くこんもりと覆ってゆく。 (なに……あれ……!?) と、精液を初めて見るまちでもビックリするぐらいの夥しさであった。 ぱん太郎とちづるは動かなくなったまま、白濁汁だけが滝のように二人の股間から草の上にネトネトと滴り落ちていく。 まちの脳裏に、以前、行人のズボンを脱がそうとした時の記憶が蘇ってきた。結局のところ行人は恥ずかしがって脱いでくれなかったのだが、彼の股間にも同じモノが付いていて、こんな白く濁った汁を出すのだろうか…………。 先ほど、子宮に直に……などと言っていた。母の膣の中では、あの剛直が子宮の入口に先端をくっつけ、あんなに大量の精液を注ぎ込んでいるということなのか。 学校で保健体育を受け持っているまちは、外界から流れてきた教科書によって、男女の生殖器の働きや受精の仕組みなどについてはひと通りの知識がある。教科書では男の生殖器を『ぺにす』とも言っていた。文章によれば、“生殖活動”によって女性の胎内に入った男性の精子は子宮内を泳ぎ、卵管なる器官を通って女性の卵子と結合する。そうして父親と母親の血を分けた新しい生命が誕生するという……。 その精子が、あの白濁液の中に無数に詰まっていて、それが卵子のある母の子宮に直接注がれているのだ。 (これが……子作り…………) あの『ぺにす』の先っぽから出された子種――精子で、母……ちづるのお腹の中で、3人目が――まちの新しい姉弟が出来る。父ではない、別の男の子どもが。 「――ッ♥! ――ッ♥!」 恍惚。ちづるの悶え切った表情はその一言に尽きた。夢心地のように目を閉じ、舌を口をだらしなく開きながら、声にならない声を漏らし、からだを痙攣させ、絶頂と射精を味わっている。先ほどの拒もうとした姿勢など、どこにも残っていなかった。 ちづるは長政を忘れ、別の男と“生殖活動”をしていた──────。 3 西の森を抜ける川の一つに、人間の背丈の倍の高さがある巨岩が横たわっているため猫の額ほどになってる河原があった。人の姿などまだなかった古い時代、岩は何日も続いた大雨の最中に富士の山肌から剥げ落ち、ここまで運ばれてて来たものだという。森の小径(こみち)からはやや外れているが、岩陰に集まるアユやウナギが釣れる穴場としてたまに人が訪れ、釣り糸が垂らされる。 その狭い河原に人影があった。栗色の長髪をポニーテールにした少女であった。ごつごつとした岩壁にもたれ、スカートから伸びた脚の踝から先を流れに浸しながら砂利に尻をつき、頭上の蜜柑色に変わりつつある空を見上げていた。 あと少しすればすぐに本格的な夕暮れを迎え、夕食時になる。 (もう帰らならくっちゃ……) 心ここにあらずといった表情は、どこか夢から醒めてないような緩んだ様子でもあり、頬には微かに赤みがかかっている。 それもそのはず。つい数十分前まで、この場所で。 少女は犯されていた。 ──今日もまた、あの猛々しくそそり立った剛棒で肉壺の深いところまで掻き回されながら、何度も絶頂に誘(いざな)われ、搾りたての熱い特濃精子を子宮にたっぷりと注がれまくったのだ。 子宮を含むアソコ全体に心地好さがまだ十分に残っており、じんわりと温かかった。 ここで夕餉の一品を釣ろうと森に入り男と出くわしたのは、日もまだ高い頃だった。間が悪いことに、いつも一緒にいる少年は別の釣り場に行ってしまっていた。 少女が男と肌を重ねた回数は、両手の指をとうに超えていた。膣内射精など両手両足でも数え切れない。それでも少女に毎月通りにあの日が来たのは、一昨日のことだった。経血が桃のような色だったのでびっくりしたが、どうやら精子と混じり合ったかららしかった。とにかくホッとしていた少女はその場で男に報告したが、男は残念がるどころか喜色を浮かべ、 「じゃあ次の女の子の日が来るまで、まだまだたっぷりと子作りできるのん♥」 少女はストンと何かが抜け落ちるような感覚をおぼえ、返す言葉が見つからなかった。 煮えたぎる欲情を隠しもせず、男は立ちすくむ少女を抱え、この早瀬の岩陰に連れ込んだのだ。 少女の生理はいつも4日ほどで終わり、体調もほとんど変わることがない。3日目にはもう血もほとんど出ない。 人気のない場所に連れ込まれた少女が諦め顔で服を脱ごうとすると、 「今日はこのままでやるのん。脱ぐのはぱんつだけでいいのん」 と、男は細い腕を掴んで止めた。 少女は当惑した表情になった。 男と交わった後の股間は、白濁の洪水に犯されたような状態になるのだ。中も外も白い体液で埋め尽くされ、湯気を立てながらこんこんと湧き出る温泉のような有様。射精に次ぐ射精でからだ中が精液でぬるぬるになってしまうのだ。此の頃はなるべく自分から行為前に全て脱ぎ、手拭いも携帯するようにしていた。男に抱かれると一番大変なのは後始末――男と関係する女子達の共通の認識であった。 男はにんまりと笑った。 「心配ないのん。服は汚さないようにしてあげるのん♪」 「……っ」 顔を赤くして目を逸らす少女。 男の獣のようなきつい体臭を嗅ぎ、ドクンと胸が高鳴ってしまったのだ。 そして、アソコも――。 (……イヤなのに…………) 少女はズクンと痺れるような疼きを覚えた腰に触れ、スカートの中に手を入れて紐をほどき、緩慢とした手つきでパンティーだけ脱いだ。 また、あの気持ち好い時間が始まる―― (……ッ!) さらにドキドキしてきて、からだがわななく。頭が、胸が、そしてお腹の奥が……火照るように熱くなるのを感じる。 わかっている…………もう………… 「さ、後ろからオマンコぐぽぐぽしてあげるのん♥」 言われるままに男に背を向け岩肌に手をつき、脚を拡げ、腰を持ち上げた。 上空が影で覆われたかと思うと、スカートをめくられて腰に手が置かれ、厚ぼったい手のひらで尻を撫でられる。 「のふふ、ジツに孕み頃のひっぷのん♥」 「んん……」 ちらと後ろを覗くと、男も上着は着たままだったが、早くも先走り汁を鈴口から滴らせた赤銅色の大怒張が臍を隠すほどに着物の裾の間から突き出ていた。 (……? もう挿れるの…………?) いつもなら、口づけしたり、あちこち舐めたり弄ったりして、充分にキモチよく濡れぼそってから挿れてくる。男のアレが大きすぎて、濡れていないと痛いからだ。 “初めて”の時の痛みを思い出し、少し怖くなった。 だが、男はまず、少女のからだの前後から手を入れ、秘裂にさわってきた。 以前は男に触れられると反射的にビクッとなったが、最近はそれも無くなってきた。それどころか思わず安堵感すら湧いてしまう。緊張が抜け、目を瞑りながら、男の指が太さに似合わず細やかに蠢くを感じた。 男は片方で陰核をくにくにと弄りつつ、もう片方で花びらを拡げた。 くぱぁ…… 秘陰はもう潤いを含んでいた。男の逸物によって拡張された肉洞は、艶めかしいピンク色にてかり、粘っこい糸が吊り橋のように引きながら割り開かれた。 「ん……ん……♥」 陰核へ与えられる柔らかい愛撫が、少女の頭を心地好く痺れさせていく。この快感に覚に身を委ねていると、不安な気持ちが煙のように段々と消えてゆくのだ。 と、陰核の刺激が消え、 ぬちゅ…… 花びらを拡げたまま、男の中指が押し入ってきた。 「んぁ……♥!」 甘い嬌声が放たれ、ビク、ビク、と少女の腰が震える。スカートに隠れているが、自分の女の部分が男の大胆な指使いで遠慮なく弄られているのは、確認せずともわかった。 ぬぢゅぬぢゅと湿った音を立てながら、男の太く長い中指がゆっくりと、第二関節が隠れるまで出し入れされる。 「ふぁ……♥ にゃあぁ……♥!」 男の指の皮はざらざらしていて、粘膜を擦られるととても気持ち好い。男は指を縦横無尽に動かした。少女の秘洞を知り尽くしたように、いや実際知り尽くし、深いところ、浅い部分、裏返ったり、横になったり……。あくまで緩やかさは失わなずに。 「あっ……♥、にゃっ……はっ……あぁ……っ♥ あ、あ……あ……ふにゃぁ…………♥!」 膣内の敏感な部分を擦られるたびに、少女は甘い媚声を漏らし、切なそうにからだを震わせるしかなかった。 脚が徐々に大きく拡がる。我慢――もう出来ない。 (あぁ……行人……ごめん……なさい……) 「ぬふふ……」男は愉しそうに笑った。「ここまでキミをボクのオンナにしてるのに、あのボーヤはちっとも気付かないのん?」 快楽に犯されつつある少女の脳裏に、ついさきほどまで朗らかに笑いながら隣を歩いてた少年の姿が浮かんできた。 私がこんなコトしてるなんて、ちっとも気付いてない……胸がチクッと痛くなる。 「まったくニブチンどころかオスとして失格のん♪」 男は背を丸めて少女の後ろにぴったり重なるように張り付いた。甘美な刺激に無意識に少女の腰が逃げてしまうのだ。それを後ろでギンギンに勃った肉棒を尻に押しつけながら止め、快美感に悶える横顔を眺めながら、花びらを開いていた指を陰核に回し、少女の穴と実(さね)を執拗に責め続けた。 「あっ……あぁ……♥」 「もうあんな小僧なんて遠くにしか感じられないぐらい……言葉にならないぐらい気持ちいいメスの悦びを、覚え込ませてあげるのん……♥」 少女の若草のような髪の毛の匂いや甘やかな体臭を満腔に嗅ぎながら、男はそう言った。 「ふぁっ……ふにゃぁ……あぁ、あ、あん、あ~♥」 少女の喉が淫らに震え続け、若く健康なからだはいよいよ熱く火照ってゆく。 「ぬふふん……マンコ全体が吸い付くように締め付けてきて、肉ヒダが指に絡みついてくるのん♪ まだ始めたばかりなのに、そんなに期待してるのん?」 「にゃ……ち、ちがう……よぉ…………♥」 「そんなに遠慮しなくていいのん♪ 順調にボク好みのエロマンコに育ってて嬉しいのん♥」 男はそう言うと中指を引き抜いて少女の眼前に立てた。少女の甘やかな淫蜜が指の付け根までトロトロと流れ、指全体を覆っていった。 「ほーら見るのん。キミのマンコから、もうこんなにイヤラシイ汁が溢れてるのん♥」 「……やあぁ……!」 少女が真っ赤になって顔を背けると、ぬふふと笑いながら男は指を口に入れ、ちゅぶちゅぶと少女の愛液を舐めた。 「ののん♥ 若い甘酸っぱさの中に、オンナの味と、ボクのせーえきの匂いが混ざってるオイシイおツユのん♥」 男が言うには、少女の陰部を直接舐めていると、奥から精液の匂いが漂ってくるようになってきたそうだ。少女の子宮はもう、すっかり男の精液が染み込んでいるようであった。 (こんなコトされてるのに……) アソコを中心にして、腰全体がグングンと熱くなってくるのを感じる少女。昂奮を抑えられない。 「ふにゃあぁん……♥」 脚に力が入らなくなってくる。 そんな少女の姿をニンマリと眺め下ろしながら、男は、(これなら、アレを使わなくても良さそうのん♪)と、己の剛直を握った。 「さて、やるのん」 「え……」 少女は驚いて振り返った。 男はいつものように精気に満ち満ちた表情で鼻息を荒くしているが、目の色はいたって正常で、性急に事を済ませようという様子ではない。 少女の戸惑ったような態度に気付き、男はニタニタとした笑みを返した。 「今日はまだ意識がハッキリしてる間に、ボクに種付けられる瞬間を、たっぷりと感じさせてあげるのん」 「えっ……そ……そんな……」 男の淫猥な目的を知って、少女はカーッと耳たぶまで一気に赤くなった。 「蕩けまくったグチョグチョオマンコに注ぎ込むのも最高にキモチイイけど、こういうのもまたオツなもののん♪」 そう言って、男は秘洞の入り口に己が先端を当て、少女の腰を掴んで抑えながら、 ぬ ぐゅ、ぐゅりゅりゅ―― と、徐々に腰を進めていった。 「あ……あ……ああ……♥!」 凶悪な太さ、長さ、そして形――幾つもの青筋を立てた怒張が少女の胎内を押し拡げ、入って来る。 初めての時のような痛み――は、なかった。 ただいつもより窮屈な息苦しさを感じた。しかしその苦しさよりも、逞しく反り返った熱い太マラに貫かれ、胎奥を、 ズン! 突かれた挿入の快感に、少女は思わず、 「うにゃああっ♥!」 と、目の端から雫をこぼしながら、嬌声を上げてしまった。 お腹を押し上げられるような圧迫感。 何度か深く呼吸を繰り返す。 苦しく……は、ない……。 「ぬふふ、どうやらキミのマンコもボクのチンポにだいぶ馴染んできたのん♥」 男は軽く二、三回、出し入れした。 「あっ♥ あっ♥」 外に出てきた肉茎に、ぬらぬらと少女の蜜液が絡みついていた。引っかかりの多い膣はきつかったが、中は充分過ぎるほど濡れていた。 「着々とボク専用のマンコになってきてるのん……さあ、今から仕切り直しのん。今日もたっぷりと可愛がって……種付けしてあげるのん……♥」 男は少女の耳元でそう囁いて、ついで耳たぶを甘噛んで上擦った声を上げさせると、ずうっと腰を引き始めた。 突き抜けるような青空の下、少女は立ちバッグでハメられていた。 男の動きはまだ緩やかだった。突き入れられるたびに少女の丸々と実った胸が藍色の服の中でぶるんと上下し、青いリボンで結ばれたポニーテールが揺れる。膨らみの尖端が内で擦れるのがまた心地好く、それも少女の声音を昂らせる一因になっていた。 男は高い位置に手をつき、艶めかしくくねる少女の背中を愉悦げに眺め下ろしながら、余裕のペースで腰だけを前後に動かしていた。 ぐちゅっ……ぐちゅっ……ぐちゅっ……ぐちゅっ―― 「あっ……あっ……あんっ、あっ……あんっ……♥」 締まりが良く引っかかりも無数にある少女の膣内は、男自身が長く太いこともあり、多少無理な体勢や激しい出し入れでもほとんど抜けることがない。 いつもの貪るような動きが嘘のようにゆっくりとした抽送だったが、気持ち好いことに変わりはなかった。 それどころか、擦られる時間が長い分、快感が全身にはっきりと伝わり、指先までゾクゾクと溶けてしまうようである。 秘奥からこんこんと湧き出る甘い蜜が内股を伝い、白いニーソックスを汚す。だが、溢れて来るのを止めることなど少女に出来るはずもなかった。 ぐちゅっ……ぐちゅっ、ぐちゅっ……ぐちゅっ―― 「やっ……にゃっ……あっ……♥ あ……くぅ……うにゃぁ……♥!」 少女の頬は淫らに紅潮し、目はとろみ、早くも下半身からの感覚以外、上の空になり始めていた。 逞しい剛直で擦り、突かれる気持ちよさをすっかり憶えてしまった性器。 口元は緩み、喘ぎに含まれる艶っぽい声音は、色濃くなっていくばかりだった。 何より。 もはや何も言われなくても、少女は男の動きに合わせて腰を動かし、自ら快楽を求めている。 ぐちゅっ、ぐちゅっ……ぐちゅっ、ぐちゅっ―― 男が軽快なリズムで腰を振る度に、雄々しく反り返った赤黒い肉茎が少女の尻の間から出たり入ったりし、膣奥を小突き、少女の子宮から湧き出る愛淫の液体にまみれ、外にまき散らした。 「はっ……♥ あっ……♥ にゃああ……♥」 (だめ、ぜんぶ忘れる……ぜんぶ忘れちゃう…………!) 快感の奔流。からだが熱く、頭が白みがかってきている。 すると、やにわに男は深く小刻みに突き始めた。 「え…………?」 先っぽが奥壁をせわしくノックするのに、トロンとし始めたばかりの少女は首を捻って男を見上げた。 「さっきも言ったのん、頭が冴えてるうちって♪」 男は射精に向けたスパートをかけながら、少女の耳元で囁いた。 「だ、だめぇ……」 少女の拒みの言葉は、か細くかすれる。 お腹の奥がカッと熱くなる。とは言っても男の肉棒が弾けたわけではない。 いつもはもっと快楽にはまってから感じてくるはずの、子宮が疼き始めたのだ。 「さ、子部屋の入口……あったあった♥」 男の腰がググッと進み、少女の尻を押し上げて岩に挟んだ。靴の裏が砂利から離れ、豊かな胸が潰れる。 「にゃああ……っ♥♥!」 その瞬間、灼けそうなほど熱くなった肉棒が、少女の膣内いっぱいに膨み、大きく弾けるのが分かった。 ドプッ! ドプッ!! ドプッ!!!! ドクン、ドクン、ドクン、ドクン!!!! 「あ――♥! にゃ――♥! にゃあぁぁ――♥!」 辛うじてつま先立ちになった少女の脚が震えた。 最奥を突き上げられ、子種をドプドプまき散らされている。とびきり濃くてドロドロした精液が、子部屋の入り口で噴きまくられている。それでなくとも一発で孕みそうな種が、子宮に勢いよく注がれている。 「あ……にゃ……♥ にゃあぁ……♥ す……すごいよぉ……♥♥!」 これ――! 征服されちゃう……! 長い長い射精、少女は途中から瞼を閉じ、男の濃厚な精子が胎内を満たしてゆくのをはっきりと感じ続けた。膣は肉棒が満たしている。乳頭が痛いほど張り、ゾクゾクとした震えが全身を走り乱れ、背が弓反りになる。 秘裂から溢れ出た精液が白滝と化し、一部が内股を伝い、白いニーソックスに白濁汁が染み込んでいく。だが、もう気にならない。 あたまが、からだが、アソコが、トロトロと爛れていく。男の力強い射精をお腹の奥で迎えるのが気持ちよくて、涙がこぼれ、涎が垂れてしまう。 (おチンチンが私の中で張りつめて……ビクビク弾けて……♥ すごい……きもちいいよぉ…………♥!) それだけでイッてしまいそうなぐらい気持ちよかった。 男の精にまみれて発情した少女のメス肉が、さらに搾り取ろうとするように、力強く脈打つ肉棒をギュウギュウと締め付ける。 肉棒で、精液で、絶頂に駆け上がってゆく快感を抑えられない。 「どう、いっぱい感じるのん?」 少女は緩慢にポニーテールを揺らしながら、首を縦に振った。 「数ヶ月後には、キミもボクの赤ちゃんを孕んでボテ腹なのん♥」 そう言いつつ、男はグイグイと根元まで挿れ込み、少女の胎内に濃濁の子種を放ち続けた。 ──やっと射精が終わった。 それでもまだズクンズクンと強く脈打っている肉棒の感触。 子宮に、膣内に溜まった精液の重み。 溢れ出して内股を伝う白濁の熱さ。 「あ♥……あ…………♥」 終わってもなお、少女は喉を震わせ続けていた。 困ったことに全然嫌な気分ではない。一種満ち足りた、なんとも言えない幸せな感情が、お腹の奥から湧き上がってくる。 なぜ、今度もまた逃げなかったのか。 男にここへ連れ込まれた時、確かにそんな後悔をした。 だが今はもう、そんな考えは少女の頭の中から消え去っていた。 男は抜かないままで震える少女のからだを優しげな手つきで愛撫し始めた。 「あ……ん……ん……♥」 熱く痺れた肌をまさぐられるのは、とても心地好かった。少女はうっとりと目を細め、くねりながら、男の指がからだ中を這い回るのを享受した。長い腕に広く大きな手。まるで包み込まれるような錯覚さえ感じ、奇妙な安心さえ憶えてしまう。 男の逞しい逸物は胎内でまったく元気を失わず、張り詰めたまま少女の膣奥まで占拠している。 いつもであればこの辺で再び動き始め、抜かずの三発どころか、四発でも五発でも連続発射するのである。 少女は烟(けぶ)る瞳でちらと空を見上げた。日は先ほどからまだほとんど傾いてなかった。 (今日は……どれだけ……されちゃうんだろう…………) どれだけ注がれて……。どれだけ逝かされちゃうんだろう……。 それとも逝かされないまま、何度もこうして種付けを味あわされてしまうのか……。 考えただけで胸が詰まって息が騰がり、頭がクラクラしてくる。 アソコが、子宮が、カァッと燃える。秘肉が淫らにうねり、動いてないのに肉棒を擦り、「あぁっ……♥」と、また感じ始めてしまう。 それに気付いた男がニンマリと笑い、 「キミにもボクの専用オマンコとしてのジカクが出てきたみたいのん♪ これからも度々、こうやってしっかりと種付けを味わわせて、ボクの子どもを孕む女ってことを確認させてあげるのん」 と言いながら、ゆっくりとまた腰を動かし始めた。 同時に昂奮で張った双乳を、両手で挟みんでこねるように揉み上げる。 ズチュ……ズチュ……ズチュ…… 「あ……♥ にゃあ、あ……ああぁ……♥!」 イキそうなほど熱くなった蜜壺を再び掻き回され始め、少女はいよいよ切羽詰まった媚声を上げた。 「キミももっとエッチに、もっといやらしく、ボクという男なしではいられないようにカラダになるのん♥」 注入されたばかりの白濁汁が抽送と収縮に合わせ、ゴポゴポゴポゴポと掻き出されてくる。 「さあ、楽しい時間はまだまだ続くのん……」 男は少女の顔を上に向かせ、涎の滴る唇を奪った。 ぴちゃっ んぢゅっ ぢゅるる ぺちゅ 下の口に負けない盛大な音を立てながら、夢中で吸い、絡め合う二人。 「ふにゃ……んにゅ……♥」 少女は唾液まみれの舌を積極的に突き出し、甘い接吻を味わった。 「キミの口からはっきりと、ボクの子を孕ませてってねだるようになるまで、これからもまだまだ中出ししてあげるのん♥」 「……や……やぁ…………」 少女はか細い声でそう呟いたが、表情はまるで裏腹であった。口も眼も淫蕩にとろけ、頬は緩み、女の悦びに紅く染まっていた。 男の分身を挟み込む尻肉が、さらなる淫感への期待に震えるようにキュウッとすぼまる。 それから間もなく、今度は駅弁スタイルで、男の首根っこにしがみつき胴に脚を絡ませ、ピッタリと肌と肌を合わせて繋がりつつ。昴奮で充血し拡がった子宮口に先端を押し込まれるという、膣奥でも濃密なディープキスを交え、子宮にドプドプと直接注がれる二度目の射精を感じまくりながら、少女は今日最初の大きな絶頂を迎えた。 (第4話に続く) 上に戻る
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/3502.html
847 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/11/27(金) 21 07 22 ID ??? 843 アレルヤ「ウソだと言ってよマリィィィィィイイイイイ!!!!!!!」 リヒティ「アレルヤが泣きながら走り去ってったんスけど、どうかしたんすかね?」 刹那「オレは知らない」 849 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/11/27(金) 21 31 09 ID ??? 847 マリィ「父親と恋人は、『大切』の方向が違うわ、アレルヤ」 867 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/11/28(土) 16 10 46 ID ??? 862 ハレルヤ「どうすんだアレルヤァァァァ!もうグズグズグダグダヅダヅダしてる暇ァねぇぞ!」 アレルヤ「やるしかないのかッ!アリオス、セルゲイ精肉店に飛翔します!」 ハレルヤ「土下座はテメェでしろ!アレルヤァ!」 刹那「という独り言を発してアリオスで飛び立った あれは演劇か何かなのか?真のガンダムになるには演技力も必要なのか?」 ティエリア「私用かつ無断でガンダムを使用するなど!ばn(ry」 クリス「ついでに夕飯の買い物頼めばよかったなー」 868 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/11/28(土) 16 22 56 ID ??? 867 アレルヤ「マリィィィィィィ!! 君を愛し――」 ソーマ「私達の!」 アレルヤ「ごはっ!」 ソーマ「店にィ!!」 アレルヤ「あばべ!!」 ソーマ「MSでぇ!!」 アレルヤ「るほぉ!」 ソーマ「突撃するんじゃァア!!」 アレルヤ「ひでぶ!」 ソーマ「なぁぁぁぁっぁああああああああああいっっっっっ!!」 アレルヤ「ヤッダヴァァァァァァァァァ・・・・・・(エコー」 ミン「おおっ!あれこそはソーマ少尉の真・人革流星蹴打!!」 チボデー「ヒューッ。正中線だけじゃなく、今度は空中コンボもか」 サイサイシー「おー、すっごいねぇ。さすがは未来のガンダムファイター」 アルゴ「育てた甲斐があったな」 セルゲイ「ミスター・アルゴ、あなたのお陰で少尉の将来は明るい。本当にありがとう」 アルゴ「それほどでもない」 869 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/11/28(土) 16 32 33 ID ??? 867 急行中 アレルヤ「え、あ、はい、ステーキ用牛肉2キロ、了解」 アレルヤ「セルゲイさん、マリーを下さい!絶対幸せにします! あと、ステーキ用牛肉2キロ下さい」 セルゲイ「肉は良いが、中尉は物のように簡単に渡したりは出来ないよ。また来なさい」 ハレルヤ「ステーキうめぇ!うめえなあ!アレルヤァ!」 クリス「ステーキでお祝いのつもりだったのに」 ニールの方「あの調子だと空元気みたいで、なおさら痛々しいぜ…」 ライルの方「こういう席だがお前ら、ちゃんと全部食えよ。パイロットがステーキを残すのは死亡フラグだからな」 刹那「ああ、マクロスだ」 ティエリア「どうして僕の分までステーキなど!万死に…あ、豆腐ステーキ?ならば良し」 ラッセ「これっぽっちのステーキ…俺はマッスルにはなれない…orz」
https://w.atwiki.jp/verginia12/pages/25.html
離婚してからずっと、毎日日記をつけています。 離婚日記ですね^^ 何故日記をつけ始めることになったのかというと、 ただの私の思い付きから始めたことです。 離婚という心の大きな負担のかかることを、誰にも相談できずにやり過ごすのはとても辛かったので、 文字にして自分の辛い気持ち、不安な気持ち、さっぱりした気持ちを書くようにしました。 不思議と日記を書いた後はスッキリとしているもので、 前向きな気持ちになれるんです。 自分の苦しい気持ちから目をそむけずに、毎日本音を日記に書いていると、 後から読み返して、確実に毎日前向きに進歩している様子がわかるんですよね。 それを見ると、人間ってなんでも乗り越えることができるんだと自信になるんです。 再婚するまでこれを続けようかと思います^^; 夫婦のセックスレス
https://w.atwiki.jp/kurt757/pages/20.html
仲のいい、こどもの友達の家族が離婚することになった。子供もふたりいて 離婚することをきめたのは、さぞ大変だったろうと思う。 でも、だんなさんが浮気をしてなかなか家にかえってこなかったり、お金も 最低限しかいれてくれず、とても毎日疲労し、苦痛もあり、またそんな中で 子育てをしなければならないということが耐えられなくなったらしいけれど 彼女の決断は決めて正解だと思う。 やはり、浮気する男は一生なおらないと思うし、病気だと思うから そんな人とは離れて、子供を育てるのは大変だと思うけれど、すこしでも 慰謝料をもらってこれから頑張っていってほしい。 すこし、離婚する前後にこどもたちもチックのような症状がでていたり、 ママにベッタリになったりしていたので心配なこともあったけれど 笑顔になってくれるといいなと思う。 不倫の原因
https://w.atwiki.jp/kakiya/pages/21.html
ながされて藍蘭島エロパロSS 『寝取られて』 第7話 1 初めて自慰をしたその翌晩、そして翌々晩も、どうしてもまちは寝付けず、長い時間悶々としたあげく、とうとう根負けしたように秘園へと指をのばしていた。 「んっ……んっ…………♥」 声や音が隣の部屋に聞こえないよう、蒲団の中での密やかな行い。 ぎこちない指遣いでもまちの花芯は熱く濡れ、心地良いさざ波が全身に流れる。 心の中では、必死に行人の姿を思い描いていた。 ――はずなのに、ぱん太郎と女たちの光景が行人を押し退け、占拠してしまうのである。 そして、ぱん太郎に責められる女の姿に自分が重なって―― 「ンンン――ッ♥!」 うつ伏せに腰を揚げて陰核を擦りながら、まちは逝った。 顔を埋めた枕を強く噛む。 アアッ――……! アソコがキュウッとして、ビクビクと尻が弾む。 しばらく絶頂の余韻を味わった後、脚の力を抜き、くたりとからだを伸ばした。 微睡むような心地よさに包まれ、気分が落ち着く。 ……けど―― (ま、また……) 心が暗く沈む。 また、最後はあの男だった。 昂ぶってくると、どうしてもあの男が出しゃばってきてしまう。 ならばやらなければいいと自分でも思うのだが、いくら寝返りを打っても打っても目の冴えが取れないのだ。 見てしまったものが刺激的すぎたんだわ――。 (情けないわね…………) 他の子たちの前では年上ぶって偉そうにすることもあるのに、気付いてみれば、一人寂しくこんな事を……。 「あーもう!」 暗くなる気持ちを払うように声を出し、まちは跳ね起きた。 「また眠れなくなっちゃったじゃないの……」 散歩でもして気分を紛らわそうと、夜着のまま境内に出た。 外は雲一つない穏やかな夜空が広がり、満月が煌々と輝いていた。 閑寂とした神社内を歩くと、深更の空気が温い肌に心地良い。 しかし、さっき慰めたというのに、なかなか眠気が訪れなかった。 「ふぅ……」 まちは鳥居の下で石段に腰掛け、何度目か知れない溜め息をついた。 なんでこんなにあの男を気にしてしまうの……。 自分で自分の心がわからなかった。 ──と、その時、 「まちちゃん」 不意に頭上からそう呼ぶ声がした。 「え?」 思わず抜けた声を出したまちは首を左右に動かし、最後に上を振り仰いだ。 やっほー、と(文字通り)透き通った手を振りながら、全身を仄かな青白さに輝かせた幽魂体が、鳥居の笠木に座っていた。 顔かたちも髪型もまちに瓜二つ。 「ひ――ひいお祖母様!?」 お役目様と敬われる大巫女・やしろ――の、幽体離脱した姿であった。 「私の姿がちゃんと見えるのね。あれからしっかりと修行してるみたいね」 隣に降りて来たやしろが嬉しそうに言った。 まるで生き写しのこの二人は、本人同士が並ぶと、髪と袴の色、そしてまちの方が胸が大きいところぐらいしか違いがなく、まるきり双子であった。だが、歴として曾祖母と曾孫の関係なのである。 「そ、そんなことより……今日はどうしたんですか、ひいお祖母様?」 まちは褒められた照れを隠すように、やしろにそう問いかけた。 「またあなたの霊気に乱れを感じたのよ」 「えっ!」 まちは驚きに口を開ける。そこまで心を乱していたのか。 「ふふ、冗談よ。今夜は月に一度の幽体離脱する日だから、ついでに近くまで寄ってみただけなの。そしたらまちちゃんがいたから」 「なんだ、そうでしたか……」 と、まちの肩から気が抜けた。 「どうしたの? なんだかちょっとヘンね」 「え、ええ……」 まちは少し逡巡したが、思い切ってやしろに告白することにした。 「実は、悩んでることがあって……」 「なあにそれは?」 「ひいお祖母様は、今、村で起きている事をご存知ですか?」 そう言いながらまちがやしろの顔を見ると、すでに知っている風であった。 「ええ、話には聞いているわ。他のぬしたちも気にしてるようだから」 「そうですか……それで、その、私…………」 「ひょっとして、まちちゃんも子供が欲しいの?」 「!? ちっちちち、違うわ!?」 「?」 やしろが首を傾げる。 「あ、いえ、そうじゃなくて、違わないんですけど、アイツじゃない方です。私は行人様がいいの!」 「誰も相手のことまで言ってないけど……」 「あ、う、そっそれは……!」 しどろもどろに真っ赤になるまち。 「うふ、可愛い♥ でもそうねえ……私もできれば玄孫の顔を見てみたいわ♥ ……だけど、それはまちちゃん自身の意志が大切だしね」 と、やしろは朗らかに言った。 「でも、こればかりは相手の意志もあってこそじゃないですか……。だけどそうしたらいつになることか……。いえ、もしかしたら、いつまで経っても…………」 「あら、すぐにでも欲しいの?」 「う……!」 固まるまち。 うう、ひいお祖母様……もうすぐ二十歳にもなる曾孫の心を汲み取って……! まちは溜め息をついて力を抜くと、 「婚活、じゃなかった、子作りぶうむですから今は。私もその雰囲気に呑まれてるところがあるのかも知れません」 夜空に浮かぶ満月を見上げる。 「──だけど…………」 それ以上言葉が続かなかった。 まちに習って月を眺めながら、 「ごめんね、みんなの大事な人達を守れなくて……」 と、やしろは呟くように言った。 十数年前に島を襲った大津波は男衆を乗せた舟を島外に流し、あわや村も全滅かというところを、やしろとぬし達が力をあわせて救ったという経緯がある。 「そんな、ひいお祖母様……! ひいお祖母様のせいじゃ……」 「……運命って、時には残酷よね。様々な条件が重なって、どうしようもない事が起きる時もある。でも、私達はそれでも生きなければならないと思うわ」 やしろはまちに顔を向けた。 「女の子と同じぐらい男の子がいるのが普通の世界。それなのに、今の藍蘭島、いえあなた達を、酷い世界に置いてしまってると思うわ。とっても申し訳ない気持ちでいっぱい……。そんな中で、異変とも取れる今回の事が起こっている。 私は、これも運命じゃないかとも思ってるの」 「運命……ですか……?」 「大げさに言ったらね。生きるってことは、とにかく何かを選ぶってこと。まちちゃんはまちちゃんが選びたいものを選べばいいと思うわ。何を選んでもいいのよ。苦しい道でも、楽な道でも。ただ私から言えることはね、まちちゃん」 やしろは青白くゆらめく手を曾孫の手に重ねた。 「あなた達が何を選んでも、わたし達は守り支え合うってことよ。私はお役目で龍神島からあんまり離れられないけど、まちちゃんとあやねちゃんのことをずっと想ってるわ。これからもみんなで、この藍蘭島で生きていきましょう」 「ひいお祖母様…………」 二人の頭上で満月が煌々と輝いていた。 心を決めたまちは、やしろに自分の考えを打ち明けた。 「ええー」 さすがにやしろは呆れた声を上げた。 「それは……やめといた方がいいんじゃない?」 まちが話したのは、魔胎避妊の術であった。 昔から人間が人外の類にかどわかされる例はあり、巫女や女退魔師ともなるとその危険性は現実味を帯びる話になる。女犯妖怪や淫鬼夢魔に手籠めにされ、魔性を孕まされる場合もあるのだ。 そんな時の最後の切り札、自衛のための手段であった。 この防衛策をやしろの書物から見つけ出したまちは、この術で孕むのを避けつつ、ぱん太郎に女にしてもらえれば、身籠ることなく女らしさだけを身に付けられるのではないか、という考えを立てたのだ。 「でも、他に良い方法が思いつかなくて」 まちの顔が哀しそうに歪んだ。 「行人様はニブチン、私は行き遅れ、他の子たちには次々と抜かされて……。私はもう、どうすればいいか」 「ああよしよし、ごめんね軽い気持ちで反対しちゃって」 と、やしろは本気で泣きそうな曾孫の頭を優しく撫でた。 「さっきは建前で渋ったけど、まちちゃんなりに考えての事ならいいのよ。ただちょっと体当たりすぎるというか……いいの? 初めての相手が行人クンじゃなくても」 「そりゃできればあんな奴なんかにからだを許したくない……行人様がいいわ……けど、それが無理だから……。それにホラ、どうせもう処女なんてあんまりいないし」 「ぶ、ぶっちゃけてるわね。……まあいいわ。そこまで決意が固いのなら、やってみなさいな」 心強い一言に励まされた気分になり、まちは愁眉を開いて頷いた。 「ところで、あの術って本当に大丈夫なんですか?」 「ええ、うちの家系でもそれで何度か助かったこともあるというわ。今夜はもう遅いから、明日にでもこっちへ来なさい。私が手ずから術をかけてあげるから」 2 翌日、まちは真海龍神社で曾祖母と対面していた。 「今日はよく眠ってらっしゃるわ」 「え……“今日は”?」 「最近、明らかに目覚めたような気配がしたの。すぐにまた眠っちゃったし、その一度きりだったけどね」 やしろは予め準備をしていたらしく、まちに禊ぎをさせると、その髪の毛を一本抜いてから、裸のままで魔法陣の中に寝かせた。 「始めるわよ」 やしろはまちの傍らに立つと神経を研ぎ澄まし、印を結んで呪言を唱え始める。 まちの背筋によく覚えている“痺れ”が這い登ってきた。峻烈さすら感じさせるやしろの霊気であった。 呪言を明瞭に唱えながら、やしろは懐から一枚の霊符を取り出す。 霊圧が周囲に定着すると呪言が一旦止み、今度は和歌を詠むようにして呪歌が始まった。 抑揚を抑えた一節ごとにやしろの指が霊符を引き裂いてゆく。 ついにはひとつまみできるほどの紙片となったところで、それが二つに引き裂かれたと同時に、歌詠みが終わった。 どちらも円と線を組み合わせた小さな紋様が残っていた。 やしろはしゃがみ込み、その一枚をまちのへその下にそっと乗せた。 そしてもう一方の紙片を舐め、紙で作ったヒトカタの胸部にまちの髪の毛を挟んで貼り付ける。 まちの躰の向こうにヒトカタを置くと、また結印して呪言を唱える。 陣内に肌が粟立つほどのやしろの霊気が再び膨れあがり、それはまちの下腹部とヒトカタに集まっていった。 そう、二枚の紙片に。 呪言が意識の下に沈むように小さくなってゆきながら、やしろは霊気を凝縮していく。 空気が張り詰めていく。触れれば切れそうなほどの緊張感。 息も瞬きも止め緊迫を解かないまま、やしろはまたしゃがみ、まちの紙片に人差し指を触れ、ひと言ふた言唱えた。 紙片が蒼く光ったかと思うと、すう――と溶けるように、まちの体内へと消えた。 数秒、指先に神経を集中したまま、やしろはまちの下腹部に指を触れていたが、 「――よし……ちゃんと胎内に宿ったわ。ふぅ…………」 と、やっと集中を解いて立ち上がった。 空気が弛緩していく。 儀式は済んだようだった。 「こ、これで終わりですか?」 まちは上体を起こしてお腹をさすりつつ、多少不安を覚えながら訊ねた。 確かにお腹の中に微弱な霊気を感じる。 「あなたの膣の中に今の護片を入れたの。元は小さな紙切れだから、効力を失えば経血や分泌液とかで溶けて流れ出て害はないわ」 「これで本当に……アイツとしても……?」 「ええ、いくら中出しされたとしても、妖気を帯びた子種が子宮に入るのを通せんぼしてくれるわ。で、防いだ分はこっちのヒトカタが肩代わりしてくれるってわけ。持続時間はせいぜい数日だから忘れないでね」 「短所とか副作用とかはないんですか?」 「そうね……もし霊力が尽きたり破られたりしたら役に立たなくなっちゃうかもね。でも使わなければ百年や二百年は効力が続くほど霊気を籠めたつもりよ。伝承によればこの術が破れたことはないわ。少なくともうちの家系ではね」 「ぜ、絶対安全じゃないんですか?」 「この世に絶対なんてないわよ。この術自体、使われるのはかなり久しぶりだし。私だって使った試しがないわ。藍蘭島にはあそこまでガチエロな妖怪、かつていなかったしね。それに、霊力が尽きればどんな術だって破れるものよ。でもさっきも言ったとおりかなりの霊気を詰めたから、ものすごい勢いで弾いてくれるはず。 ――それにどの道、危ない橋を選んだのはまちちゃん自身よ?」 確かにやしろの言う通りだった。 「そう……ですね……私自身です…………」 まちは下腹部に触れ続けながらそう答えた。 渡ろうとすれば崩れそうな近道の橋を選んだのは私自身。 だって、この川は深くて急で向こうまで遠くて、右を見ても左を見ても他に掛かっている橋なんて一つもありはしないんですもの。 そんな曾孫を、やしろは痛ましい瞳で見つめると、膝を折ってその頭を胸に掻き抱いた。 「ごめんね、まちちゃん……こんなことぐらいしかしてあげられなくて…………」 「ひいお祖母様……」 「私は何があってもあなたを応援してるから。頑張ってね」 まちはコクリ、と頷いた。 3 (もう覗きはお終いよ。腹をくくるのよ……) 脱衣所で最期の一枚まで脱ぐうちに、まちの覚悟はだいぶ固まっていた。 中出しされたって最後の切り札がある。 「外にいたのは私よ」 上擦った声でそう言いながら、戸を開けて風呂場に入る。 湯気たちのぼる温泉では、先程の場所で二人がまだ繋がったままだった。 「お、おじゃまするわ……」 ぱん太郎が好奇をのぞかせた目で闖入者を見る。 そして、驚いた表情を浮かべている少女――すず。 「ま、まち姉ぇ……!?」 この黒髪の巫女が来るとは思ってもいなかったようだった。 まちは咳払いを一つすると、 「わ、わわわ、私も混ぜてもらっていいかしら」 と、裏返りそうになるのを必死に抑えながら言葉を出した。 すずとぱん太郎が目を見交わす。 楽しんでいる所へ別の誰かが加わりたそうに姿を現すというのはよくあることだった。ぱん太郎は来る者拒まずに何人でも相手にするので、娘たちもそれが分かっていて乱入する。だがまさか……まちが来るとは想像してもいなかった。まちとあやねの巫女姉妹だけは、娘たちの情報網にもまだ名前が挙がったことがなかったからである。 「まち姉ぇも…………?」 「え? ええ……」 まちは何故か目を逸らさずにはいられなかった。 「あ、あなたこそ……ちょっとびっくりしちゃったわよ…………」 「え、う、うん…………」しおらしく俯くすず。「む……村のため……だから…………」 「……そ、そう…………」 本当にそれだけ? 行人様は承知してるの? ――と、頭によぎっただけで、まちは言葉にはしなかった。できなかった。 今そんな話をする気分ではなかったし、それを訊くためにこの場に足を踏み入れたわけではないからだ。 二人が言葉を交わしている間、ぱん太郎はぱん太郎でまちの頭からつま先まで眺めながら、 (うーん、こんな娘いたっけ?) と、心の中で首をひねっていた。 見覚えがあるような無いような。新顔かもしれない。 人間の女に対する美醜の判別度だけはやたら高まったが、一人一人の顔や名前はまだよく把握できていないのが実情だ。 だが一つはっきりしているのは、今目の前に現れたこの娘は、間違いなく垂涎もののからだをした美少女である、ということだった。 やたら背が低くはじめは童女かとも思ったが、乳の張り、腰のくびれ、尻の丸み──どこもそそられるほどに育っている年頃の娘だ。それに加えて眉目の愛らしさ。艶やかな長い黒髪も美しい。どの部分を取っても今抱いている少女にひけを取らない。アソコも成熟したかたちで、茂みも濃かった。 (顔はコドモだけど、カラダはオトナのん♪) ぱん太郎はすずを降ろして湯に躰を沈めると、 「じゃあこっち来るのん」 と、まちを手招いた。 「え、ええ……」 緊張した面持ちで、まちは二人の隣に入湯した。 両手に花のような構図になった。 ぱん太郎は首を横にひねり、まちを眺め回しながら訊ねた。 「固くなってるのん。もしかして初めて?」 「そ、そうです……」 一応ぬしが相手なので、巫女であるまちの口調は普段より丁寧である。 一瞬、ぱん太郎の目の色が変わったように見えた。 (処女かあ、いいのんいいのん♥ ――ン? ということは、今まで遭わなかったってコトだよね) 何か引っ掛かって、ぱん太郎は今度は本当に首を傾げた。 あっ、と気付いた。 以前、梅梅に例の小僧と特に仲が良い女子がいるかと聞いた時、彼女は自分も含め十人ほどの名を挙げ、似顔絵も描いた。よくよく見れば、この少女はその似顔絵の一人に違いない。 梅梅の似顔絵はかなり達者だったためぱん太郎の目でも実物の見分けが可能となり、絵を元に行人と親密な女子を判別し、特に時間をかけて堕としていったのだ。 まだ2、3人ほど残っていた筈だが、近頃は相手にする数が多くなったために捜すどころではなくなっていて、いつの間にか絵の存在を失念していた。 似顔絵を描いた時の梅梅の言葉が蘇る。 『この方はまちサンと言って、巫女をしてるお姉さんデスヨ。単純に気持ちを出す方ではないデスガ、かなり行人サンを好いてると思いマス。とっても強いデスシ頭も良いデスガ、弱いトコロをつけばわりともろいし一途なところがアッテ、自然に抱ける状況に持ち込めバ、ぱん太郎様なら絶対堕とせマスヨ……♥』 あの時の梅梅は、けっこう悪い顔で楽しそうに語ったものだ。梅梅にはそういう一面がある。 手強い者だとすれば、だまくらかして巧く抱ける状況に持って行くことは難しいかもしれない──と思っていたが、縁がなかったのかそもそも遭うこと自体がなかった。 ――何という幸運だろう。 ぱん太郎の中でどす黒い心が鎌首をもたげる。 この世界は自分中心に動いているのではないか、とさえ思う。 もう片方の男に気がある娘の残りの一人が、こうしてわざわざ向こうから籠の中に飛び込んできてくれたのである。 これでまた一歩、完全制覇に近づく。 「――そっか、名前と年は?」 「まち、じゅ、十……九才…………」 「いい名前のん♥」 もう大抵の娘に手を付けてしまったらしく、未通女(おぼこ)は久しぶりである。 何もかも初めての行為に戸惑いを隠せない生娘のからだを、恥じらいを無くして向こうから欲しがるぐらいまで弄んでから処女を頂き、初めてでも気持ちよさを覚えてしまうほど時間をかけてじっくりと掻き回した末に、男を知ったばかりなのに溢れんばかりに蜜を滴らせた雌壷に深々と肉棒を突き立て心逝(ゆ)くまで果てる。そして射精が終わってもしばらく抜かずに、処女の肉と子宮に初めての精液が染み込んでゆくのを堪能する。それが最高に気持ち良いのだ。 そう。まちの反対側にいる栗色の髪の少女の時もそうであった。 4 あれは東の森に追い返されてからというものの、妻子や他者の目を盗んでたまにこっそりとしか堕とした娘たちと会えない日が続き、それも孕んでいるのでフェラぐらいしかさせられず、魔法の力でどんどん漲る性欲が溜まりに溜まるばかりでぱん太郎の我慢にも限界が来る頃だった。 なんと西の人里から代表者の老婆が追放した非礼を詫びに来て、貴方様がいれば村が救われる、なるべく躰を許すよう女達に伝えるから希望する者がいればどうかまた御種を授けて貰えないかと持ちかけてきたのだ。 信じられないほどの申し出で、断ろう筈もなかった。 老婆の言葉が本当であれば、どんな女でも合意さえあれば大っぴらに手を出していいのだ。 そんなに人間達は困っていたのか―― 解禁は翌日からだったが、辛抱できずにその晩、ぱん太郎はこっそりと西に足を運んだ。新月で無数の星々が夜空を彩っていた。 だが奇妙なことに、なじみの女たちどころかどの家を覗いてももぬけの殻で、人影一つ見当たらない。 相手になる女が誰もいないので、この息苦しいほどにバキバキに硬化した陰物をどうしようかと苦しみながらあてどもなく夜道を歩いてると、一人の少女とばったり出くわした。 その時はまだ梅梅の似顔絵は無かったが、その背格好にすぐピンとくるものがあった。 いつも小僧と仲睦まじく一緒にいる娘。 遠目で眺めても可愛くていいカラダしている、誘うようにヒラヒラする薄い腰巻きから伸びたむちっとした尻や脚がたまらない──などと、見かけるたびにいやらしく懸想していた。ぱん太郎からすればそのぐらい男好きのするカラダであった。あの愛らしい顔を淫らに染めて喘がせながら、柔らかそうな尻に腰を密着させ、マンコの肉感を楽しみつつ思う存分に奥で射精したい、あの娘の子宮にチンポを当てながら精液を浴びせかけたい──などと考えていたのだが、あの小僧の女房か恋人なのか、常にその傍らにいるので、近づこうにも近づけなかったのだ。 しかしそれがまたかえって昏い情念を煽り、ずっとこの娘と寝たい、犯したいと燻っていた。梅梅に聞けば、やはり娘と小僧は共に暮らしているのだという。島で唯一の人間の男と寄り添い、目だけで意思を交わすように微笑み合う美少女をこの腕に抱き、快楽に溺れさせて種付けるのは、どれほど気持ち好いだろうか── 容貌に幼さが残るが、それは他の娘たちも同じである。こうして間近で見ると、そのからだつきはさらにそそられるものがあり、食指が動かずにはいられなかった。 今あの小僧はいない。誰もいない。まったくの独りだ。 この機会は天運の他(ほか)ないと、ぱん太郎は内心小躍りしながら少女に話しかけた。 言葉を交わしてみると子作りには興味を示さないことがわかったが、明らかにこちらを意識しているような素振りだった。 村を救ってくれ――躰を許すように伝える――御種を授けて貰えないか―― あの老婆の言葉が脳裏に蘇る。 ぱん太郎の心に愉悦にも似た感情が稲妻のように走った。つまりはそういうことか。 やれる。そう直感した。 すずは子作りを意識していないというより、子供を作ることや性行為自体、まだ全くわかっていないようであった。 (まだネンネのん……だけど) すずのからだをジロジロと眺め渡す。 豊満に突き出た胸と尻。くびれた腰つき。あどけなく愛嬌のある美しい顔。スラッと伸びた手脚。薄く短い着衣の下にある肢体は、もう立派すぎるほどの大人の曲線と肉付きを有している。 そして、これだけ成長したカラダを持っているというのに、本人はいたって無防備な雰囲気――。 無垢な心に男を誘うからだ、というわけだ。行人とも清らかな関係なのだろう。 だとしたら、からだの成長に追いつくぐらい心も発育させてやろうじゃないか……。 股間が疼いて疼いてどうにかなりそうであった。嗜虐心が駆り立てられずにはいられなかった。 あの小僧の女が抱ける。 もう肉棒が暴発寸前のぱん太郎であったが、すぐにでも襲いかかりたい気持ちをぐっと堪え、村の将来だ義務だお試しだと舌先三寸で丸め込むと、これから何をされるか想像もできない少女は戸惑いながらも従ってきて、とうとう青姦に持ち込むことができた。すずは何をするのかさえ考えが及び付かない様子で、ぱん太郎に手を引っ張られるままに草むらに連れ込まれた。 そこまで行けば、もはやぱん太郎のペースであった。 性愛などまるで知らず、初めはくすぐったがるばかりで乗り気ではなさそうだったすずは、愛撫をされながら一枚、また一枚と服を脱がされ、その美しい肢体を徐々に露わにされながら、ぱん太郎の指と舌によって要所要所をじっくりと嬲られていくうちに次第に様子を変えてゆき、頃合いを見て“花”を嗅がせることによって、事は一気に転がり落ちた。 感度が異様なまでに昂ぶったところを陰核責めで逝かせ、舌責めで喘がせ、指で入り口をほぐし、愛撫を重ねに重ねてついにはアソコがトロトロの洪水状態になるまで何度もイカせまくる。 そこまで来るのにもわりと時間がかかり、途中、抑えきれないほどの昂奮に、どれだけすずの乳か尻の肉で挟むか口でも使って一発抜こうと思ったか。パンパンに膨らんだ精嚢が、先走り汁を垂らしまくる肉棹が、早く楽になりたいと絶叫していた。 だが、あの小僧の娘をこうして抱ける絶好の機会がせっかく巡ってきたというのに、そんなに簡単にスッキリしてもつまらないと、ぱん太郎は何とか忍耐し、その分さらにすずに快楽を与え続けていった。 “花”の効力もあって発情した少女は、敏感な部分を弄くられる淫悦にすっかり夢中になり、ついには顔を上気させ脚を大きく拡げ、「うにゃっ♥ にゃあっ♥ いい、いいのぉ♥!」などと、味わったことのない初めての感覚に愛撫をさらにねだり、あまりの快感に失禁さえしてしまうほどであった。 ぱん太郎は少女の股間に顔を埋めて淫孔をしゃぶりまくったり、そのからだに絡みついて多点責めしながら唇を奪ったり、痛いほど固まった肉棒を秘裂に押し付けて擦り上げたりと、射精しない代わりに好き放題すずのからだを弄くり、少女を快楽の底なし沼に落とし込んでいった。 そしていよいよ、たっぷりと嬲られてズクズクに濡れ疼いたその処女肉の穴に、ぱん太郎は湯気が立つほど熱く滾った己が肉棒をあてがい、 ――ついに。 すずはぱん太郎と一つになった──────。 灼熱の鉄杭を体内に押し込まれ、それまでと打って変わった激しい痛みに苦悶の呻きを上げるすず。 しかしどれだけ声を出そうが、夜の静寂(しじま)に吸い込まれていくだけである。全天に飾られる星々や光の川は瞬きもせずに下半身を繋げ合った二人をただ眺め下ろしているだけであった。 処女特有の強い抵抗感を楽しみながら、ぱん太郎は濡れた陰肉を掻き分けてゆく。 あの小僧の女をここまで乱れさせ、その初めてをとうとう奪ったかと思うと、彼の気分は格別で、入れているだけで気をやりそうであった。 そして──最初は痛がっていたすずも、“花”をもう1つ嗅がされて三十分もズポズポと馴らされていると、苦しい様子が次第に影を潜め、弛緩した表情とからだでぱん太郎の肉棒を迎え入れるようになっていった。 愛液と我慢汁にまみれた膣襞がおずおずと、徐々に自発的な熱を帯びて絡みついてくるのがわかると、ぱん太郎はさらに腰の動きに意識を払い、緊張はだいぶ解けたがまだ固い処女肉を楽しみつつ、じっくり、ねっとりとした腰使いで柔らかく責めほぐしていく。 その頃にはこの少女の肉壺が名器と判り、射精感を我慢しつつその無数の肉襞の味わいにも酔い痴れた。 動かない時間も多く、男を知らない初々しい痴態と新鮮な若い雌肉の感触を十分に愉しみながら、一、二時間は繋がっていただろうか。 腰を密着させて奥まったところを擦り突いてもすずが感じているような反応しか返さないようになると、いよいよ後はもう射精に突き進むだけであった。 とろみが出てきた肉洞の奥にとどめの味付けをせんと、屈曲位にして小刻みに深い抽送を速めていく。 かつてないほどの昂奮であった。 久しぶりの人間のメスとの性交が極上の肉壺の持ち主で、しかも生娘。 初物をまた一人我がモノにし、初体験なのに奥を突いても感じるまで淫欲に喘がせながら、そのマンコに己が分身の味を覚え込ませていっている。 尚かつ、それはあの小僧の傍にいる美しい娘なのだ……! (悪いのん、キミのオンナは今からボクの精液の味を覚えるのん♥) 邪魔する存在はない。あの黒髪の少年がひょっこりこの場に現れるなどという都合の良い事は起こらない。今からこのすずという少女の胎(はら)に入る種は、淡い想いを抱くあの少年のものではない。違う男の種なのだ。 もう我慢はとっくに限界を超えていた。 「すずちゃん出るのっ、赤ちゃんのもと出るのっ! しっかりと孕むのんッ♥」 恍惚を覚えつつある表情で喘ぎ声を出し続けながら、すずが灼けるように熱い剛棒の深い律動を受け止めている中、ぱん太郎の動きも最高潮に達し、最後の一突きでぐっと躰を押し出した。 「ボクの赤ちゃん────孕むのんッッ♥♥!!!!」 腰高になったすずの胎奥でぱん太郎の剛物が破裂せんばかりに膨張し、ついに、溜まりに溜まった一撃が解き放たれた。 これまでも、そしてこれからもないであろうというほどの質と量の精液が。 どくどくどくどくどくどくどくどく、すずの中で爆発する。 その熱さに、青リボンだけを残された少女はひときわ大きな悲鳴を上げた。 久しぶりの女の熱い柔肉に包まれての精子の解放は、ぱん太郎を野獣のように吠えさせ、放っている最中でもグイグイと深く深く何度も何度もすずの奧底を突き押した。 腰が溶けてなくなってしまいそうなほどの射精快感……! いくら射とうが精液の粘度がまるで落ちない。 どれだけの精子が詰まっているのか。 普段からでも長いぱん太郎の射精は、これまでにも増して終わることがなく、彼の精液はすずの子宮の入り口に無尽蔵に浴びせかけられ、その子宮口も瞬く間に膣いっぱいに満ち溢れた白濁の中に沈む。夥しい量のぱん太郎の精子が直接すずの処女宮へと、無垢な聖域へと何の躊躇いもなく吸い込まれてゆく。 梅梅の時も同様の昴奮を味わったが、今回はそれ以上であった。 久方ぶりの膣内射精が、あの小僧と一番深い仲の美少女。 本当に肉棒が破裂してしまうのではないかと思うほど、とてつもない快感であった。 今の結合度ですら飽き足らなくなったぱん太郎は、すずの両足首を掴みながらさらに躰を押し進め、頭頂を草むらに擦り付けて少女の腰がほとんど垂直に折れるまで屈曲させた体勢になり、打ち下ろすようにより深いところまで到達する。 このすずという少女の人生で最初に味わう男の体液が、どくどくどくどく、どくどくどくどくと彼女の最奥に、子を宿す場所に注ぎ込まれてゆく。 ぱん太郎という存在が、少女の胎奥からさらにからだの奥へと、全体へと染み広がってゆく。 マグマ溜まりの中心地と化したすずの膣内からゴポゴポと、白い溶岩がとめどなく溢れてきた。 それでもなお衰えることなど知らず、激しい濁流の中、ぱん太郎はすずの子宮めがけて特濃の白濁液を無制限に浴びせかけていった。 ぱん太郎の咆哮は徐々に野太い呻きに変わったが、射精の間じゅうその声は途絶えることはなかった。 瑞々しい処女肉にきつく締め付けられながら、その一番奥で本能の命ずるままに遠慮呵責なく精を放つ、これこそ“種付けて”いるという感覚。女を孕ませている瞬間。 その善さといったら…………! あの小僧はもう、特別な思いを抱いているであろうこの娘の初めての男になることも、女にしてやることも、そしておそらく二人の子供を作ることも。もはや何もかもが永遠に叶わなくなる。 この娘とこのように愛を営むのも、この娘の胎(はら)に宿る愛の結晶の片割れも、そして、この娘が一番強く想うようになる存在も。すべてはこのぱん太郎様になる。 最高だ……! もう二度と味わえないだろうほどの姫初めであった。 射精欲がまったく引かずズクズクと脈動し続ける肉棒に、ぱん太郎は呻き声を上げながら腰を震わせ、だが決して引き抜くことなく、夥しい精子が詰まりに詰まった精液をすずの子宮へいつまでも注ぎ込み続けた。 すずはすずで、自分のからだの奥の奥まで届いた灼熱の剛棒が今までと違う暴れ方を始め、何だかわからないがとびきり熱いものが胎内に重く厚く広がっていく感覚に、上擦った嬌声を漏らし続けていた。 自分の体内でとてつもない事が起こっているのはわかっていたが、最初の痛みはどこへやら、からだを弄くられるのとはまた別の気持ちよさを覚え始めていて、深々とした肉棒挿入とその奥で何かが噴射している感触に、ただからだを震わせて、細くかすれた声を上げることしか出来なかった。 だが、彼女の子宮は事前にたっぷりと時間をかけてその来訪を予期させられており、侵入してきた精子の大群を驚くことなく迎え入れていたのである。 すずがこの行為の意味を知るのは、これより後のこととなる。 子宮内を無数のぱん太郎の精子が泳ぎ始めたことなど知るよしもなく、今はただ、腹一杯を満した熱塊が延々と打つ力強い鼓動に、少女はずっと心を奪われていた――――。 ……。 …………。 どのぐらいそのままであっただろうか。 今この瞬間、すずを孕ませることだけしか考えていない男は、野放図な射精が打ち止まるまで、ついに彼女の中から引き抜くことはなかった。 久々に腰の感覚が無くなるほど女の中で出し切り、脱力を覚えるほど大いに満足したぱん太郎だったが、それでもなお性欲の滾りは収まりを見せていなかった。何ヶ月もの間お預けを喰らっていた逸物が、一度だけで鎮まるはずもなかった。 すずの体力にもまだ余裕があると見て取った彼は、誰も通りがからない静かな星空の下、青いリボンの少女を完全に裸に剥き、その男好きのするからだを飽くことなく抱き続けた。 夢のような時間であった。 すずがはっきりと快楽の色を示すようになるまで、体位を変え変え敏感な箇所を探りながら腰を振りまくり、これまでの分を一気に埋め合わせるかのように、幾度となくその胎内に濃厚な精を吐き出す。 一回一回の量と勢い、射精の快感は、普通の数倍であった。 すずの膣の奥までみっちりと征服しながら、ひとたび射精が始まると、優に数分はどくどくと脈動し続ける。 そんな濃密すぎる膣奥射精を二回、三回、四回――何度も味わうに従って、すずの腰周りからは徐々に力が抜けてゆき、表情も明確に変わっていった。 喘ぎ声が淫感を帯び、膣ヒダがうねるようになり、感じるところを突かれるとぱん太郎にしがみつく。拙いながらも自分から腰をくねらす。 次第に本気で感じ出し、動きを合わせ始めた少女に、ぱん太郎もいよいよ本腰を入れてそのからだを貪ってゆく。 もはやいくら奥を小突かれても、すずの喉は甘く震えるだけだった。 月があれば中天をだいぶ過ぎていただろう時間になってもなお、二人の影は一つのように重なっていて。 ぱん太郎が絶頂を迎えるたびにその一つ影の動きは止まり、代わりに悲鳴にも似た高低に重なる淫靡な声が辺りに染み渡った。 ここまで来るともう、ぱん太郎が欲望を隠すことなくすずのからだをしゃぶり回しても、すずは淫蕩に囀りながらそれらを甘受するだけであった。 ぱん太郎の巨塊でも包み込めるほどのすずの尻肉で挟み擦って背中に放出したり、美しい双乳でパイズリさせすずの顔面に白濁を浴びせかけたり、口唇で吸い舐めることを要求したり。すずの艶めいた肌はどこも下卑たほどに濃白な粘液でまみれ、汗と混じって何とも言えない性臭を放った。 すずはその匂いに胸を震わせ、光を喪った目で、夢中になってぱん太郎のなすがままに従った。 七度目の挿入になると、もう、後背位で密着しながらケダモノのように互いに声を出し、汗や汁を飛び散らせながら腰をぶつけ合い、「何か来る、何か来るのぉッ♥!」と泣き叫びながら無意識に逃げるすずの腰をガッチリと掴んで最期の抽送の末、ついに同時に逝くことができた。それがすずの初めての中逝きでもあった。 揃って声を張り詰め上げる二人。 ぱん太郎の押し込みに負けないほどの力ですずは尻を突っ張り、両脚を若鹿のようにピンと伸ばしながら、絶頂の山嵐に為す術なく吸い込まれどこまでも舞い上がってゆく。 ほんの数時間前までは性行為のせの字も知らなかった清純無垢な娘を、初体験でここまで淫らに逝かせ、極太の肉棒をここまで受け入れさせたことに、ぱん太郎は深い満足感と自信を味わいながら、すずの膣奥に精髄を吐き出し続けた。 むっちりとした尻に密着しての放出は、想像した通り、いやそれ以上の快感であった。まさか実現してしまうとは……! これほど誘惑され昂奮できる女体は梅梅以来だった。何回でも出来そうだ──そう考えながら、果てしなく気持ち良い吐精を尽きることなく続ける。 うねうねと蠢く膣襞に根元から吸い取られそうになりながらも、ぱん太郎の肉棒は衰えることなくバネのように伸縮し、すずの子宮に滾々と粘度の高い精液を送り込んでいく。 すずは強すぎる快感に泣き腫らし、何もかも吹き飛んで全身をガクガクと震わせながらも、絶頂の悦楽と膣奥射精の心地好い感触に身を委ねきっていた。 男、性愛、子作り、妊娠――頭ではまだ何も理解していない。する余裕もなく、今はただ何も考えられなくなるほどの気持ちよい衝動に翻弄されるばかりであった。だが少女のからだは、男女がそうなる必然をもつ故に、するべきことをするが如くぱん太郎のために奥戸を開け放ち、生命の理に従って来(きた)るべき運命を最奥へと招き寄せる。ぱん太郎の分け身達は遠慮がない。雲霞のごとき群れをなしてほとんど何の抵抗も受けず、最終地点めがけてすずの子宮内をひた疾(はし)るのであった。そこにはもう、仄かに育まれていた少年に対する少女の思慕は微塵もなく、ぱん太郎とすずという牡牝が浅ましく結ばれるだけの世界であった。 二人の肉はかたちを失うほど熱く蕩け、まるで本当に一つになったかのように溶け合う。 いつまでも、いつまでも、すずとぱん太郎の腰はひきつり、密着し合っていた――――。 ………………。 …………。 ……。 5 すずとぱん太郎の出会いはそのようなものであったが、例えその時すれ違っていても、いずれは近いうちに同じような運命になっていただろう。 しかし、とぱん太郎はまちを見やった。 こちらは自分からやって来たのだ。 せいぜい途中で気が変わって逃げ出さないよう注意しながら、たっぷりと嬲ってやろう。どうしても痛みが和らがない時だけ、アレを使えばいい。 「わかったのん。初めてなら優しくやってあげるのん♥」 ぱん太郎は湯から立ち上がると框に深めに腰を下ろし、両腿の間に空けた部分を手で叩いた。 まちは従い、温泉からからだを出し、湯の雫を滴らせながら、 (犬に噛まれるようなもの、犬に噛まれるようなもの……!) そう考えつつ、ぱん太郎の脚の中に座った。 だがいよいよだと思うと、心臓が早鐘のように打つのを鎮められない。 不安。そう、鐘を鳴らしているのは大半が不安という気持ち。 ──の、はず……だった。 (なんなの、この高鳴り…………) 今まで見てきた女たちの陶酔した顔や淫声、あられもない嬌態、欲望のままに肉と肉をぶつけ合う男女の営み――そういったものが次々と頭の中に浮かんで来る。 ――まちは意識しないよう必死に否定しているが、彼女の心とからだの奥底から沸き上がってくるものは紛れもなく、期待、という名の昂奮と火照りであった。 「さ、まずはカラダをほぐさないと」 ぱん太郎がまちのからだに手を触れ、撫で回し始めた。ざらついた指だった。 「んっ……!」 「すべすべの肌のん♪」 わざとらしく乳や陰部には触れず、脇腹や内股、腹部、首すじなど、巫女少女の玉のような肌を堪能する。 二十歳近いからだの肉の乗り具合は、容貌や背丈と違って歳月を偽っていなかった。美しい黒髪、目鼻の整いぶりも良い。細い腰と丸い尻は、たっぷりと孕ませる甲斐がありそうだ。 ぱん太郎の目から見れば、その肢体はまさに絶妙の食べ時といった女の芳香が匂っていた。 男を知り愛欲を覚えれば、さらにどれだけ艶めいた色っぽさを香り立たせるだろうか……。 (アソコの具合も楽しみのん……♥) ぱん太郎はまちのたわわな双球をその大きな掌に収め、やわやわと揉みしだいた。 「あっ……」 思わず声を上げるまち。 豊かな肉付きだと本人も自負している乳房だったが、ぱん太郎の手はそれをすっぽりと覆ってしまう。 (いやらしい手つき――あっ……!) 思考が中断する。乳首をザラザラと指先で擦られたのだ。 そしてもちのように形を変えるまちの双乳。 ぱん太郎はあくまで柔らかくこね回す。時折、乳首への刺激を挟むのも忘れない。 いやらしく調子に乗ってる、だけど……優しい──そう感じずにはいられない手つきだった。本人自身がどう考えているのであれ、実際こうして触られていると、言ったとおり優しくいたわるように手を動かしているのが肌で分かる。女体に慣れているからだろうか。その余裕さに緊張が幾分か和らいだ。 (ん……ん……やだ…………) 何だか変な気分が湧いてきて、まちは人差し指を甘く噛んだ。 乳辱はいつまでも終わりを見せず、赤みを帯びてきてしまうほどであった。 「んっ……んっ……♥」 お乳ばっかり……! 胸なんて普段なら何も感じないはずなのに、なんでこの男に揉まれると、こんな変になるの……? 無意識に逃げ出したくなった。 でも、でも、これが今の私に必要なこと……! そう考えて、まちは必死に堪えた。 ぱん太郎の片手が離れ、まちの股間に潜った。 「あっ……!」 思わず反射的に脚を閉じてしまう。 「だめのん♥」 と、ぱん太郎はまちの内股に手を入れ、左右に軽く押した。まちが抵抗できないほどの乱暴な力は篭めない。 自分で脚を開け、という無言の指示だった。 まちは目を潤ませながら、自らの意志で脚をまた拡げた。 (ああっ……!) ぱん太郎の指が秘裂に触れ、まずは中指が一本、下から上へとなぞり上げた。 「……ッ♥!」 まちの腰がびくりと跳ねる。敏感な小豆をザラッと擦られたのだ。 その耳元でぱん太郎が囁く。 「カラダから力を抜くのん……」 「う、う、……あァッ♥!」 貝殻の隙間から覗くまちの秘肉に、再び指が触れ、同じ動作を何度も繰り返す。 やわやわと毬のような丸い肉を揉み、乳首を弄りながら、時には動きを変えつつ、ぱん太郎の指はまちの秘園を隅々まで散策していった。 「まちちゃんのココ、オンナらしい綺麗なアソコのん」 (あ、……あ、……あ……♥!) ぱん太郎の言葉に耳を傾け、言うとおりに力を抜きながら、ザラついた指で乳と陰裂を弄られるのを感じていると、まちはおかしな気分が昂ぶってきてゾクゾクとからだが震え、アソコが熱くなっていくばかりであった。 (こ……これが……女の快感なの……?) だがそれだけで済むはずがなかった。 ぱん太郎は湯の中に入ってしゃがむと、まちのからだを後ろに倒してその脚をがばっと拡げた。 「ああっ……!?」 戸惑いを含んだ声を上げるまち。 これではぱん太郎の眼前に秘部が丸見えである。 「まちちゃんのカラダが逃げないように頭を抑えてて」 そう命じられたすずは、正座したその膝の上にまちの頭部を乗せた。 「安心して、まち姉ぇ……。とっても気持ちいいから…………♥」 「すず…………」 まだ十五も迎えていないはずの少女の艶然とした微笑みに、まちは思わず見とれてしまった。 その間にぱん太郎はまちの秘裂の熱が当たるほど近くまで顔を寄せた。 陰唇は厚かったが年相応にぱくっと割れ、ザクロの実のように薔薇色に染まった秘園が姿を覗かせている。肉庭に囲まれた女の館の入り口が、少女の小指より小さく開かれている。湯に洗われた庭園には、処女らしい清らかな香りが一面に漂っていた。 だがぱん太郎の鼻は、その中にもう甘い蜜の匂いが混じっているのを嗅ぎ取る。濡れているのは、もはや湯の雫だけのしわざではないだろう……。 ぱん太郎はべろんと長い舌を出すと、両親指で陰唇を左右に開帳し、ゆっくりと陰裂内を舐め上げていった。 「あふあぁンッ♥!」 たまらずに声を上げるまち。 ゾワゾワと肌が粟立ったのは、ぱん太郎に秘部を舐められて怖気が走ったからではない。 まったく逆であった。アソコからまるで稲光のように甘い痺れが全身に駆け巡ったのである。 (し、舌で舐めるなんて…………!) 覗きの中で見た行為の一つのはずだったが、実際に体験してみると、何とも言えないほどの感覚だった。 ただの舌ではない。指と同じく表面がザラついていて、それがたっぷりと陰核まで巻き込んだのだ。 確かにこれでは声を上げずにはいられないだろう。こんなので今のように舐め続けられたら――! すずの両腕にまちの指がきゅっと食い込む。 そんなまちの様子を眺めながら、 (どうやら感度はりょーこーなのん。エッチを楽しめる女の子の素質十分のん♥ さあ、ここからが本領発揮のん……♥) ぱん太郎はそうニタリとほくそ笑むと、まちの秘芯への口唇愛撫を始めた。 島きっての呪術使いの少女の口から悲鳴のような声が、絶え間なく浴場に響き続けることとなった。 だがその叫びはすぐに哀切さが和らいで逼迫した調子になり、そして……やがて陶然とした潤いを帯びた声に取って代わっていく――。 まだ、日はやっと天頂を越えたところであった。 その明るい日差しの中、岬に建った家では、ほのかに湯気立つ風呂場に女の声が響いていた。 「あっ、あっ、ああっ、だめ、あっ♥! あぁ、あふぅ、あぁんっ……♥!」 まちの淫声であった。 始めてからだいぶ時間が経っていたが、依然としてぱん太郎のクンニが続いていたのだ。 もはや充血しきったまちの肉庭は、ぱん太郎の唾液と彼女自身の愛液でとろとろに濡れ、ひと舐めされる度に嬌声を上げずにはいられない刺激を生み出す場になっていた。 その蕩けるような感覚にまちはすっかりと没入していた。 たまに舌が引っ込んでも、代わりに指が来る。 まだ自分の指以外に異物を挿れたことなどなかった大事な穴に、ズポズポと容赦なく節くれ立った太い指を出し入れされ、陰核をクニクニクニクニと弄くられ……それがまた気持ち好いのだ。 他人の指の挿入に痛みを恐れたまちだったが、ぱん太郎は「痛かったら教えてね、すぐやめるのん」と言って、決して荒っぽくはせず、まちの反応を見ながら限度を見極めていた。爪も短く切った上で手入れがされていて、痛みを感じることはほとんどなかった。 なので尚更、まちは安心してその気持ちよさに埋没することができた。 (これ……が……ん♥……この人の……やり、方……あぁ♥!) 連続する快感に、意識しなくともからだに力が入らなくなる。 自分の拙い自慰とはまるで違う。 気持ち好いところばかり弄くられ、甘い疼きがどんどん大きくなる。腰がひきつるように動かずにはいられない。 まちの秘穴は周りの肉の伸び縮みに合わせて深呼吸しているようであった。 その奧からは蜜汁がとめどなく流れてきて、ぱん太郎の口周りや指先はおろか、顎や指の付け根まで盛大に濡らす。 「のふふ、処女なのにすごい濡れっぷりのん♥」 「い、いやぁ…………♥」 そう言われると、あまりの恥ずかしさにすずの太ももに赤くなった顔を埋(うず)めるまちだった。 しかし確かに処女でここまで濡れるのも珍しい、とぱん太郎は面白がった。 いまいち表情の変化がよくわからない娘であるが、内心はよほど悦んでいるのも知れない。 少なくとも反応はそうであった。 今まで訪れなかったのは、恥ずかしかった……というのはないだろう。明確な羞恥心を見せたのは梅梅と大工の娘ぐらいである。怖がっていたからなのか、それとも迷っていたからか。 いずれにしろ、自分から飛び込んで来たぐらいなのだから、女としての欲求があるのは間違いない、と、ぱん太郎は判断した。 まちはまちで、なんでこんなに自分が乱れてしまうのかわからず、きっとこの人が巧すぎるからと考えるようになっていた。 実際、ぱん太郎の愛技はまちに快美しか与えていない。 (ごめんなさい行人様……私、私……♥!) 火照る一方のからだを叱っても、まるで鎮められない。 ぱん太郎が両手を使って指を小刻みに震わせ、穴と実(さね)を同時に責め上げた。 「ッッ♥!」 まちの腰がビクビクと弾み、仰け反る。 その瞬間、快感が限界を迎えたようにまちの頭の中が銀色に光ったのだ。 「~~~ッッ♥♥!!」 すずの腕が白むほど強くまちの指が食い込む。 ――やがて、まちのからだから徐々に力が抜けていった。 「…………はぁ……はぁ……はぁ…………」 まちは上気した顔で大きな呼吸を繰り返した。 (……い……今の…………♥) 自分でした時より、すごく気持ち良かった……。 「まち姉ぇ、とっても気持ち良さそうだったよ……」 すずが真上で優しげに微笑んでいた。 「……すず……?」 「まち姉ぇならもっと気持ち良くなれるよ……♥」淫蕩を帯びるすずの微笑み。「もう病みつきになっちゃうんだから……♥」 そこへぱん太郎の顔がすずに迫り、二人の唇が重なり合った。 まちが目を見開いて魅入る中、口づけをムチュムチュと交わすと、 「あれ取ってのん♥」 と、ぱん太郎はすずに近くにある竹水筒を示した。 「はい……」 ポーッとした表情で頷くと、すぐにすずは竹筒をぱん太郎に手渡した。 その栓を外して肉棒にローションを満遍なく塗ると、 「さ、女になる時間のん」 と、ぱん太郎はまちの熱く潤んだ肉穴に狙いを定めた。 「あっ……ま、待って……!」 両手で秘陰を覆い隠すまち。 「の?」 「こ、ここじゃ背中が痛いから……せ、せめてお布団で……」 「なんだそんなことのん。お安い御用のん♪」 ぱん太郎はすずに蒲団を敷いて障子を閉めるように言うと、まちを軽々とお姫様だっこして居間に移った。 「躰拭かないと風邪引いちゃうわ……」 「運動してるうちに乾くのん♥」 そう返しつつ、ぱん太郎はまちの腰の下に枕を差し込んで高さを作り、そのむちっとした脚を割って間ににじり入る。 そこへすずが手拭いを持ってきて、二人の躰を当てる程度に拭いてくれた。 「あ、ありがとう、すず……」 すずは微笑み返し、傍に座って二人の様子を見守った。 再びぱん太郎の怒張がまちの入り口に当てられる。 ヌチュッ――と、湿った音。 「……♥!」 いよいよの時を迎え、まちの全身に緊張が走って震える。 避妊術は大丈夫だろうか。もし効かなかったら、私は…………。 と、ぱん太郎が腰を引っ込めた。 「昂奮がちょっと引いちゃったんだね。そんなにからだを固くしたら、痛みが強くなるだけのん♥」 ぱん太郎は少女の隣に添い、まちのからだを横にしてまたもやまさぐり始めた。 「あっ、あっ……♥!」 ぱん太郎は乳房と陰核を責めながら、 「こうやって脚を閉じて、その間を……」 と、まちの脚を閉じさせて、ローションにまみれた剛茎を尻の付け根から秘裂まで通した。 「ああ……っ♥!」 ぱん太郎の熱い肉魁が股下をぬるぬると擦り上げる感触がたまらず、まちも上擦った声を漏らす。 (これが男の人の性器……! 熱い……!) 「なんか入れられてるみたいに感じるでしょ?」 「そ、そんなのわからないわ……♥」 顔を紅潮させたまちは、ふるふると首を振った。 入れられる感触などまだ分からないが、男根を直接陰部に擦りつけられる行為に、恥ずかしさでおかしくなってしまいそうだった。 それでいてからだは熱く反応して火照るばかりで、その矛盾にまた心が乱されるのだ。 「のふ、可愛いのん♥」 そう言ってぱん太郎は愛撫と素股の同時責めを続けた。 男知らずの美少女を腕の中に抱いて淫らに喘がせるのは、たまらなく愉しいことであった。 「あぁ、あぅんっ……あ、あ、あん、あん、あンン……♥!」 まちの瞳がうっとりと閉じ、その唇に甘美な囀りと熱い吐息が戻るのに時間はかからなかった。 「もう一度イカせてあげるのん♥」 ぱん太郎はまちを仰向けにすると、脚を開かせて雫こぼれる秘園に指を集中動員した。 先程と同じ、実(さね)と穴の二点責め。 「あっ、あっ♥! だめ、だめぇっ♥!」 ザラついた腹の部分で陰核を擦られながら、秘裂の窪みに二本指をズポズポと出し入れされると、まちは涙をこぼしながらその快感に悶え、からだを伸ばし、はしたない嬌声を上げるしかなかった。 「あ、ああ、ああっ――ああーーーッ♥!!」 まちの腰が浮いて脚が突っ張り、足の指が蒲団をギュウッと掴む。 (イッ、イクゥ――――♥!!) ぱん太郎の指遣いに導かれるままに、濡羽色の長髪の巫女はあっという間に一面白銀の世界へ飛揚してしまった。 肉洞の入り口が窄まって、ぱん太郎の指を痛いほどに締め付ける。 ――十秒ほど何も無い中を漂っただろうか。 絶頂が収まると共に、まちのからだからくたくたと力が抜けていった。 ぱん太郎が指を抜くと、たらーっと蜜の糸が引いた。 「……はあ……はあ……♥」 心地良い虚脱感──。 まだ内股や膣内がプルプルと震えている。 「んじゃそろそろ」 ぱん太郎が再びまちの脚の間に入り、両膝を持ち上げる。 アソコにまた固くて熱いモノが当てられる感触。 「……♥!」 まちは目をつぶった。今度はからだに適度な弛緩が漂い、足腰に余計な力が入らない。 ぱん太郎にとってはたまらない瞬間であった。 また一人、あの小僧を想っている娘の処女をいただけるのだ。 つくづく感謝せずにはいられない。願いを叶えてくれた妙な魔人にも、あの小僧にも。 そう思いながら、ぱん太郎はゆっくりと腰を進めていった。 ズニュゥ―― 「い、痛いぃ……!!」 まるでお腹の中に灼けた鉄の棒を挿し込まれていくような痛み。 初めての異物を迎えるまちの膣は、そのあまりの巨(おお)きさに肉が限界まで張って悲鳴を上げた。 破瓜の証が繋がった部分から流れ出し、痛みと苦しみでまちの目から自然と涙がこぼれる。 「オンナノコなら誰しもが通る、オンナになった痛みのん。これでキミも一人前の女の仲間入りのん♪」 「くぅ……うあぁ…………!!」 まちは憂いを帯びた低い呻き声を漏らす。 初めての相手がとうとう、この男になってしまった。 村の女ほぼ全てを慰み者にしている前代未聞の女たらし。 行人へ初めてを捧げられなかったことに、まちは胸にも何か刺されたようにズキリとした痛みを覚える。 でも、それも覚悟してのこと……。 頑張って我慢して女らしくなって、行人様を振り向かせるんだから……! そしたらもう、こんな奴には……! (ああ……それにしても……痛い……熱い……! それに固くて大きくて……!) 裂けなかった点だけは安堵するまち。 女たちを泣かせているその象徴である灼熱の怒張が、自分の胎内でズクズクと強く脈動しているのがはっきりと感じる。 そこだけは異様に逞しいことを、まちは認めざるを得なかった。 「動くのん」 ぱん太郎はゆっくりと動き始めた。 ズッ…… ズッ…… 「んんっ……! んんっ……!」 破けそうなほどに蒲団を掴む。頭の中が爛れ落ちてしまうほどの激痛。 (こんな……こんなっ……!!) 何回か往復して、ぱん太郎の動きが止まった。 「最初はどうしても痛いから我慢してのん。その代わり、女になった思い出として一生忘れられなくなるのん」 そう言いながら、優しげにまちの頭を撫でた。 (一生…………) ぱん太郎はまちの背に腕を回し、繋がったまま持ち上げた。 「ッツ……!」 びっくりしたが、思ったほど痛くはなかった。 対面座位になると、ぱん太郎は腰は動かさないまま、まちの乳房に口をつけた。片側を揉みながら、まるで赤ん坊がお乳を飲むように乳首を吸う。 「あっ……あっ……」 一瞬、下半身の痛みを忘れる。 ぱん太郎のザラついた指と涎まみれの舌で交互になぶられると、まちのピンク色の乳首は赤みを増し、むくむくと膨れた。 ぱん太郎はさらにまちの唇に顔を近づけた。 「あ、せ、接吻はイヤ…………」 と、まちは顔を逸らして拒んだ。 「のん?」 その頃になると深く挿し込まれたままの肉孔が悲鳴を出していた。 「い、痛い、降ろして……」 まちがそう声を震わせると、ぱん太郎はすぐにまちを布団に寝かせ先の姿勢に戻す。 「あと……お願いがあるの……」アソコの痛みを堪えながら、まちは何とか言葉を紡いだ。「そ……外に出してくれないかしら……」 「のの? それじゃあ子作りにならないのん」 不思議そうに言うぱん太郎。 「ま、まだ子供は作りたくないのよ……お願い……」 「のーん、ヘンな子のん。自分から混ぜてって言ってきたくせに」 「そ、それは……」 「じゃあその代わり、キミは何をしてくれるのん?」 「えっ……?」 「ボクは慈善でやってるわけじゃないのん」 と、ぱん太郎はぬ ぽっと肉棒を引き抜いた。 「あ……!?」 「ボクはキミたちに子種を授けることを頼まれてこうしてるのん。ボクと子作りしたい子はいくらだっているの。何人もいて大変なぐらいのん」 ぱん太郎はそう言いながらすずを見る。 すずはハッと頬を赤らめ、視線を落として股をもじもじとさせた。 「帰るのん。帰って他の子とするのん。自分を慰めたいだけなら自分でやればいいのん。あーあ、優しくして損しーた」 立ち上がって脱衣所に行こうとするぱん太郎。 「あ……待って……!」 思わずまちは手を伸ばしていた。 「ご、ごめんなさい、謝ります…………」 「の?」 ぱん太郎が足を止めて振り返る。 蒲団の上には、うるうると目を赤くして指をつき、土下座しているまちの姿があった。 「謝りますから……どうか許して……」 「まち姉ぇ……」 すずは驚き開いた口を隠した。 「のん……」 ぱん太郎はまちの隣に腰を下ろすと、その肩を抱き寄せた。 「ボクも言い過ぎて悪かったの。謝るのん。だから泣かないで、ね?」 「ぱん太郎様……」 「でもなんでキスや中出しがイヤのん?」 そんな理由は聞かなくてもぱん太郎は分かり切っていたが、おくびにも出さず訊ねる。 まちは視線を逸らしそっと睫毛を伏せ、 「忘れてください……単なる気の迷いだから――」 と、意識の隅で護片の霊力を知覚しながら、そう言った。 「じゃあ、やってもいいのん?」 「は……はい…………」 「わかったのん♥」 ぱん太郎はまちの両手首を掴み、万歳させるように組み敷き覆い被さった。 「ああっ……!?」 まちは驚きの声を上げたが、抵抗はしない。 それにしても、とぱん太郎は心中で忍び笑った。 自分からやって来たくせにキスも中出しもイヤがるなんて、相当おかしな娘だ。 エッチは体験したいけど、恋人にして赤ちゃんを産むならあの小僧がいい──そういうことだろう。 つまりは美味しいトコだけを取ろうという腹づもりだったのだ。 (そうはいかないのん。まちちゃんの処女も初種付けも孕ませるのもぜーんぶ、ボクがいただくのん♥) ぱん太郎はまちのからだの横に移り、 「また中断しちゃったから、もっかい最初っからのん♥」 そう笑むと、乳房をしゃぶりながら、先ほど開通させた肉孔に触れた。 「ッ……!」 まちの表情に痛みが走るのを確認すると、クニクニと陰核だけを弄ぶのに切り替える。 「あっ……ああっ……♥!」 アソコが痛むのを少しでも和らげようとしているのか脚を開けているため、弄りやすかった。 処女や経験の少ない娘の相手は面倒も多かったが、大変さがある分、後が楽しくなる。 こちらを見つめている栗色の髪の少女のように……。 焦って事を果たす必要はない。この娘もたっぷりと善がらせてやろうじゃないか。 そう考えながら、ぱん太郎はじっくりとまちのからだを愛撫していった。 二度も逝っているまちのからだがまた桃色に染まり乱れるのに、そう時間はかからなかった。 指は痛がったが舌入れは大丈夫だったので、じゅるじゅると音を立てながら肉裂を啜ると、まちは声を出しながらぱん太郎の頭を股に強く挟んだり、手で押さえたりと身悶える。 あどけない顔に反したボリュームのある乳も、たっぷりと弄り尽くすと昂奮で張り詰め、乳首を舐め回すだけで淫らな声を出すようになった。 そうして再び美味しくいただける頃合いが巡ってくると、ローションを塗り直して処女肉の抵抗を味わいつつ埋没させていった。 「あああんっ♥!!」 二回目の侵入は滑らかで、まちはその痛みの少なさにかえって驚いてしまうほどだった。 「奧までヌレヌレのん♥」 そう言って、だがすぐ調子には乗らずにぱん太郎は緩やかに前後し始める。 ぬゅっち……ちゅぐ……ぬゅぢゅ……ぬゅぢゅ…… 「はっ……あっ……あっ……くっ――あ、はあぁ……ッ♥!」 満足しているはずのすずですら、体奧がまたじゅんと熱くなるようなまちの吐息。 固い肉を馴染ませようと、だが己が楽しむのも忘れていない肉棒の動き。 それに従って粘質な水気を増してゆく摩擦音。 ゆっくりと深く、浅く、あるいは入れっぱなしにしたまま上半身や陰核を弄り、肌を撫で回す。 その度にまちの喉が淫惑の旋律を奏でる。 明らかな痛みを表す回数が目に見えて減ってきて、替わりにその四肢が震え、からだがくねる。 それに従い、ぱん太郎の、まちの“女 を貪る動きも段々と姿を現していった。 いつ発射してもおかしくないほど熱く漲った怒張が、ただ少女の肉の感触を楽しむだけではなく、何度となく膣奥や子宮を小突き、「お前を望んでいる」と意志表示するのだ。 その衝撃にまちは苦悶の声を漏らしながらも、自分の中の奧底にある何かが喜悦を発するのを感じずにはいられなかった。 そして、さらにアソコが潤みを帯びていくのだ。 まちが正常位に慣れてきたと見ると、ぱん太郎は少女のからだを裏返し、今度は後ろから突いた。 「やっ……はっ……ああ……ああぁ……♥!」 まちが驚きを浮かべたのはほんの最初だけで、すぐに新しい肉悦に埋没しはじめた。 それを契機に、体位の変更も織り込んでゆく。 次にまた正常位になると、まちの腕はぱん太郎の首を掻き抱くようになった。 また体位を幾つか変えて正常位に戻ると、今度は脚も絡めてきた。 もはやずっと目を瞑り、熱い吐息を漏らし、声を張り上げ、胎内を掻き回されるのをただひたすらに感じるまち。 ぱん太郎の精嚢まで彼女の蜜にまみれ、秘肉が心地良さそうに肉棒に刺激を返そうとしている。 清らかなからだを保ってきた巫女乙女が穢れた悦感に溺れてゆく。 単調さはあるが、だからこそ濃密な時間――それはいつ果てることなく延々と続いた。 一時間後、そこにはもう、淫楽を抑えきれないまちの姿があった。 ぱん太郎が腰を打ち付ける度に、 「ああっ ああっ あああっ♥!」 とあられもなく叫び、からだを悶えさせ、甘い夢心地に溶ける。 思考が消し飛ぶ。理性がなくなる。 (これが……せっくす……♥!) おまんこがこんなに気持ち良いものだったなんて……! ついさっき初貫通を済ませたばかりであるはずなのに、まちの膣肉は肉欲の悦楽に躍っていた。 本当はこれこそを求めていたのかもしれなかった。 この男に弄ばれ、快感を与えられることを。 初めてとは思えないほどアソコがいやらしく火照り、濡れに濡れ、ぱん太郎の肉棒を悦んで迎え入れている自分がいる。 自分でも信じられなかった。 それは、この男の手管のせいかもしれない。 しかし、ぱん太郎は何も無理な事はしていなかった。時間をかけて気持ち好さを感じさせつつまちの肉をほぐし、気配りの声をかけながら極力痛まないように配慮してくれているのだ。 口や態度だけではなく、そうやって行動で示してくれているのはとても嬉しかったし、根っこは優しい性格なのかもしれない。 そう考えてしまうと、アソコがさらにジュンジュンと昂ぶってゆき、この快感を与えてくれる男に、どうしても惹かれていってしまう。 感じたことのない想いだったが、今なら皆の気持ちが分かる気がする。 でも、でも、妊娠はだめ……! まちはぱん太郎に惹かれる気持ちを払うかのように何度も首を振った。 (私は行人様と……行人様と……!) まちの膣内がいよいよ潤みを帯びてくると、ぱん太郎は童顔少女の両足首を掴んで屈曲位にさせ、その脚を大きく拡げてさらに深いところを突き始めた。 グチュン、グチュン! 「うあっ、あっ、あはあっ♥!」 アソコが丸見えのポーズ。また違った角度で責められると同時に、腰にズンズンと突かれる衝撃が広がり、たまらずにまちは声を上げる。 「苦しいのん?」 「く、苦しい……けど、善いの……♥」 正直に言ってしまった。だが言葉遣いを気にとめている余裕はなかった。 ぱん太郎は頷くと、腰を打ち下ろし続けた。 「あっ、あくっ、ああっ♥!」 しばらく突くと、また正常位に戻る。 基本は正常位で交わり、たまに屈曲位や横臥位に変える。 横臥位からさらに寝そべらせての後背位にし、比較的緩やかに抽送するというのもあった。まちが脚を閉じて伸ばした状態でも、ぱん太郎の雄飛な長物は抜けることがない。枕を抱きながらじっとしていればいいので、この体勢は楽だった。しかもほとんどゆっくりと長めに出し入れされるために快感もそれだけ長く、また後ろからされるのは犯されているような感覚があって、まちは掻き抱いた枕を破かんばかりに何度も爪を立ててむしった。 ぱん太郎はそれらを繰り返した。 色々な体位、色々な角度、深度、速度……。そうやってまちの膣の隅々まで突き広げ、堪能し、反応を見て敏感な部分を探り当てると、そこを執拗に責めたりするのだ。 「んっんっ♥!」 アソコが熱く疼きすぎて、まちはもうおかしくなりそうだった。 いつの間にか痛みを忘れかけている自分がいた。 完全に消えたわけではないし、奧や変な角度を突かれると痛いというか息苦しくなるが、そういう反応をするとぱん太郎はすぐに止めるので、後に残らずほとんど気にならなかった。 肉棒に擦られる快美感にアソコが目覚め、潤みきっているのが自分でもわかる。 後から後から愛液が滾々と湧いて膣内を濡らし、肉壁が悦びに震える。 最初の怖さなどもう忘れていた。 気持ち良くて本来の目的さえも忘れそうになる。 完全にぱん太郎の手の中であった。 その当の男は、己の躰の下で喘ぐ少女の様子を見て、腰を振りながら口端を歪める。 (そろそろのん……♥) 処女の性の雌しべを十分に花開かせ、たっぷりとその初体験の痴態を楽しんだ。 マーキングするように、そのからだのあちこちに噛み跡や舐め跡も付けた。 ぱん太郎は正常位に戻すと、まちの顔を見つめながらピストン運動のスピードを上げ、深い抽送を始めた。 いよいよ動きが射精に向けて速まっていった。 せわしなく深い律動が始まり、その勢いが熄(や)むことがないと知ると、まちは本能的に最期の時がそこまで来ていると感じた。 「あっ、あっ、あっ、あっ♥!!」 頭は霞がかったようにぼやけていたが、幾つもの交歓の現場を観察した記憶から、そのせわしなさが射精寸前の動作であることに気付いたのだ。 「あっ、あっ、あっ♥! だ、だめっ、な、中には出さないでぇ……ッ♥!」 思わずそう言ってしまったが、ぱん太郎の腰は止まらない。 男を知らなかった清純なオマンコをハメてハメてハメまくって女の悦びを深く深く刻み込んでやる。 たっぷりと膣内射精しまくってオマンコも子宮も精液漬けにして、約束通り孕ませてやる。 その上でさらに仕込んで立派な専用肉穴奴隷にし、このチンポがなければ満足できないからだにしてやる。 そんな気持ちを肉棒に篭めてまちの膣内を責めた。 「だめのん、とまらないのん。キミの中が気持ち好すぎてとまらないのん♥」 「ああっ、ああっ、ああっ♥!」 為す術無く激しい抽送を受け止めるまち。 やはり応じてはくれなかった。 かと言って、もうからだじゅうが弛緩していて、体格差がありすぎるぱん太郎の巨体を退かす力など出ない。 護片だけが頼みの綱だった。 ぱん太郎は接合したまま、まちの膝裏を掴んでぐいっと押し拡げ、その両脛が蒲団につくほど深い屈曲位にした。 「あああっ♥!」 結合部が一番高いところに来て、まちからも丸見えになる。 改めて見ても信じられない太さの剛棒が、陰部の秘肉をいっぱいに拡げてその中に激しく出入りしている。 もうほとんど痛みを感じないのが我ながら不思議なぐらいであった。 処女を喪った証の赤いすじや斑が薄まって広がっていたが、それ以上に秘陰と肉棒をぬらぬらと濡らしているのは、彼女の胎奧から湧き出て来る淫水であった。 「でるっでるのん♥!!」 ぱん太郎はずるぅっと外れる寸前まで大きく引き上げると、一気に腰を押し込んだ。 「ーーーッッ♥♥!!」 巨躯の体重を乗せた突き入れだった。 入り口からたっぷりと膣壁を擦りながら深く挿ってくる肉棒に、まちの脳裏に火花が飛び散る。 限界に到達する直前にブレーキがかかり、奧壁には小突く程度しか当たらなかったが、まちにとっても強烈な淫撃に変わりはなかった。 一瞬のうちに頭が真っ白になり、何もかも吹き飛んでしまう。 「のおんッ♥!」 それと同時に、噴流が始まった。 ドクン! ドクドクッ! ドクンドクン! 「――あっあっああああ~~~ッ♥♥!!!!」 無意識に声を上げるまち。 ほぼすべて埋(うず)まったぱん太郎の肉茎が彼女の膣内で力強く脈打ち、奥底に熱い粘液が浴びせかけられるのが分かる。 そうして次々と精液を打ち込まれ、みるみるうちに腹の中に溜まっていくのが感じられる。 (こっこれ――がっ──種付けぇ──――♥!) 記憶に焼き付いたぱん太郎の射精。 天井にビチャビチャと叩き付けられるほどの大噴火。 あの凄まじい噴出が今、自分のナカに……! ドクドクッ! ドクン、ドクン! ドクッドクッドククッドクンドクン! 想像以上の感触に、まちはただひたすらにからだを強くわななかせた。 ぱん太郎にしてもまちを抱くのは初めてであり、なおかつ上物の生娘である。 その上、行人から寝取る対象の一人なのだから、膣内射精の昂奮度は異様なまでに桁違いだった。 最奥まで征服し尽くした上での精液放出。 その肉茎の漲(みなぎ)りや精液の濃さは一層であった。 熱く滾った剛力が孕ませるという一心に充ち満ちて物凄い量の原液を吐き出し、それがどろどろとまちの膣奥に渦巻く。 あっという間に結合部から白濁粘汁がごぽごぽと溢れ出し、まちの腹部に流れ溜まっていく。 (ああっ……♥! 熱い……♥!!) 火傷しそうなほどに熱く、牛乳より濃い白濁色をした体液。 (あああっ……♥! そんなに私を孕ませたいの――!?) こんなにも力強くこんなにも大量の子種を、少しでも子宮の近くで出そうと深く挿入しているのだ。 種付けされているという気持ちにまちの心が乱れた。 頭の芯までぱん太郎の雄肉の強い脈動が届き、その熱さ、力強さに、快楽で高まった女の本能が悦びに痺れるのを抑えられなかった。 牡肉に次いで精液に満たされた牝洞は、本来の役目に目覚めたように肉襞を躍らせる。 痺れて全身の力が抜けるようなのに、アソコの肉だけがきつく男の孕ませ棒を絞り上げ、その種付け射精を歓迎していた。 女の本性では男の子種を欲しているのだ。 だが、まちは心の中でそれを必死に拒む。 (だめ、だめなの……♥! 行人様じゃないと……♥! 孕ませないでぇ…………♥!) しかし、精液で溢れ返るそのすぐ向こうが、子宮なのである。 女たちを次々と妊娠させているこの特濃原液をこれほどまでに注がれてしまっては、まちもぱん太郎との子供を身籠もってしまうのも、もはや時間の問題であろう。 ──普通であれば。 (お願い……効いて……!) ぱん太郎の肉根と精液に劣らぬほど熱い存在がまちの胎内にもう一つあった。 曾祖母のやしろから貰った『護片』。 その強い霊力がしっかりと働き、ぱん太郎の精液を堰き止めているのが感じられる。 (良かった……ちゃんと動いてるみたい…………) まちは胸を撫で下ろした気分だった。 『妖魔の孕み種を弾いてる時は熱気を感じるというから、それが正常に働いている証拠になるわ』 と、やしろは説明した。 腹底が灼け爛れそうなほど、その熱さと霊気を感じる。 幼少期に見た大津波を防ぐやしろの凛々しい後ろ姿が思い出された。 子宮めがけて直接注がれているのだから安堵することなどできないが、それでも緊張が幾分かほぐれていく。 まちの注意がぱん太郎の肉棒に移った。 まだドクンドクンと射精が尽きることなく続いていたのだ。 (本当に熱くて……凄い量…………♥!) ぱん太郎は気持ち良さそうな呻き声を上げながら、まだ腰を緩慢に動かし、少しでも多くの精液をまちの胎内に注ぎ込まんとしている。他の子と同じとは分かっていながらも、こんなにも孕ませたいというオスの意志を胎内に感じるのは、本能的な部分が沸騰せずにはいられなかった。 (あぁ、それにしてもこんなに便利なものがあったら……早く知って他の子にも教えてあげれば良かった……) まちはちらりと横を向き、こちらを見ているすずを見た。 物欲しそうな目をしていたすずは、視線が合うと、目を細めてはにかむような微笑みを浮かべた。 もう妊娠しているのだろうか──と、ふと気になった。 やがてようやく射精は尽きたが、行為はまだ終わっていなかった。 ぱん太郎は満足そうな吐息を一つついただけで抜こうともせず、再び腰を動かし始めたからである。 「ああぁっ♥!?」 そうだった。この男の性欲は尋常ではなかったのだ。 とはいえ、まちも疲れてはいたがまだ体力は十分に残っていたので、仕方なく甘んじてそれを受け入れた。 一日でも早く女らしくなるために――。 ――数十分後、ぱん太郎の腕の中で再び恍惚と蕩けるまちの姿があった。 艶やかな黒髪の美少女は、脚を大きく開け拡げられ、腰を打ち付けられ、ひっきりなしに喘ぎ声を上げていた。 「ああっ、ああんっ、んああアンッッ♥♥!!」 もうそうやって声を出すことしか出来ない。 のしかかられ、抱きかかえられ、絡み掴まれ。 ぱん太郎のなすがままであった。 そして、どんなことをされてももう悦感しか湧き上がってこないのだ。 やがてぱん太郎は欲望に駆られるままに、バックでぐいぐいと腰をまちの尻に密着させていった。 その重量に耐えらるわけがなく、まちのからだは伸び上がってほとんど閉脚し、ぱん太郎の巨体に潰されたような形になる。 身動きがとれぬほど押さえつけられた状態で深々と挿入されながら、どくどくと濃密な粘液を胎内に注がれていくと、それらはすべて快感に変わっていってしまった。 「ああっ、ンああっ、あアアァ~~~ッッ♥♥!!!!」 腹の底からの嬌声を張り上げて身悶えるまち。 まるで無理矢理犯されているような体勢なのに、なぜか昂奮が駆られてしまう。 アソコが反応して潤みを増し、ぱん太郎の剛直に肉襞がキュウキュウと絡みつく。 嗚呼、またこんな種付けを……♥!! この男は私を孕ますことしか考えていない。 私の子宮に精子を送り込んで赤ちゃんを作ることしか……! だけど―― (なんで嫌じゃないの――!?) それどころか、孕まない安心感と孕むことを欲する本能がない交ぜになり、それが却って強い反発を生んでさらに気持ち良い高みへと弾け飛ぶように昇っていってしまうのだ。 熱い射精が気持ちいい。熱い精液がお腹の中に満たされていくのが気持ちいい……! 「ンンッ、ンアッ、ンンンアァーーッッ♥♥!!!!」 護片が働いている。 茹だる意識の中、考えるのはやめよう、とまちは決めた。 孕む心配がないのなら、今はただ何も考えずにこの感覚を楽しめばいいじゃない──。 この女の悦びをどこまでも――♥! そう考えると、まちの中で何かが吹っ切れた。 まちの女陰に漂っていた最後の緊張が解けたように、その胎内にさらにもうひと滑り、ずるりとぱん太郎の肉棒が埋(うず)まり、まちの目の裏に淫らな火花が何重にも散り乱れた。 まちは脱力状態でぱん太郎のいいようにされていった。 どんな風にされても気持ち良いので、すべてを任せたようにただただ甘く囀りながら喘ぎ悶え、淫奔な性の悦びに打ち震える。ぱん太郎の巨根の気持ち好さに酔い痴れる。 深いところを何度も突かれ、擦られ、高いアクメを幾度となく味わう。 もはやさきほどまで処女だったとは思えない淫らな媚態であった。 自分から尻を上げてドロドロの白い滝と化しているアソコを指で開き、 「入れてっ、入れてえ、ぶっといチンポォでずぽずぽしてぇ♥」 と、まちは尻を振って求める。 「ぬふふ、まちちゃんはエッチなコなんだね。だけどもっとエッチにしちゃうのん♥」 ぱん太郎はそう言って、求められた通りにまちの蕩ける秘肉へと剛塊を埋(うず)め、突き、擦り、こね回してゆく。 あるいはオマンコを掻き回されてうっとりしていると、まちは無意識のうちにキスを交わしている自分に気付き、 (ああっ、キスしちゃってるっ……!? で、でも……気持ちいい……♥) と、口中で舌を絡め合ううちにどうでもよくなってしまう。 体位を変えながらメス肉をさんざん掻き回された末に、白濁にぬかるんだ淫孔の奧まで逞しい肉棒を入れられて小突き回され、 「まちちゃんの子宮に精液ドピュドピュ注いでいいのんッ♥?」 そう訊かれると、もう本能を抑えることができず、 「あっ、あっ、来て、来てぇッ♥! 私の奧でドピュドピュしてッ、熱い精液いっぱい飲ませてッ♥! 孕ませてえッ♥!!」 と遠慮無く言い放つ。抑圧が解放されたかのように気持ち良かった。 まちはまだ気付いていなかったが、そこには紛れもない本心が混ざっていた。 そのようにまちがもはや理性を喪った表情で快楽に溺れ始めたので、ぱん太郎は彼女をいやらしい体位にさせながらその処女肉を思うがまま責め嬲り、その膣奥で何度も何度も存分に絶頂に果て、その度に孕ませる勢いに満ちた濃厚な精液を注ぎ込んでいった。 それだけではなく、わざとまちの背に胸に顔に尻に腕に脚にと白濁をひっかけ、まちの全身にぬるぬると広げて精液まみれにする。 これにはまちもたまらず悲鳴を上げたが、拒む力などどこにもなかった。 (く、くさぁい……♥) こんなにねとねとしててとびきり臭い汁をからだじゅうに塗られては、普通なら気持ち悪くて堪らないはずなのに、体内からゾクゾクと昂奮が湧いてきてしまう。 そのうち心配も不安もまちの脳裏に一切よぎらなくなり、からだ中に塗られた精液のように、気持ち好い衝動だけが心の隅々まで広がった。 そして、それは七回目のラストスパートを迎えた時であった。 双乳を揉みしだかれながら膝立ちバックで腰を密着されて、とろとろの蜜壷の奧をコンコンと小突き上げられ、まちはだらしなく口を開け涎と甘い嬌声を漏らし、射精の瞬間を待ち受けていた。 「そんなに気持ちいいのん♥?」 抽送の速度を落とすことなくぱん太郎が尋ねる。 「あっあっあっ♥ さ、最高よ……♥! あ、あ、ああ、ああ……♥! こ、こんなに気持ちいいことだったなんて……♥!」 「じゃ、また出すよ? まちちゃんのオマンコの奧で精液出すよ? どぴゅどぴゅってボクとまちちゃんの赤ちゃん作るよ?」 まちの膣がキュンキュンと締まる。 「来て、来てえ……♥! 精液ちょうだい……♥! 私の子宮に精液流し込んでちょうだあいぃ……♥!」 「ののん……ッ♥!!」 ぱん太郎の腰がぐいっと突き上がり、その尻が強張った。 「んあああッッ♥!!!!」 二人の背がしなる。 ドクドクと、もう何度目かも数えなくなった力強い射精がまちの胎奧で始まった。 もうどうなってもいい。 淫悦に狂わされた思考が、そんな想いを抱いてしまう。 まちの全身がわななき、子宮を叩くその熱い脈動にすべての心を奪われた。 その時。 脱衣場の籠にあるまちの巫女衣装の中に隠されたヒトカタが、ピッと裂けた。 ピッピッと断裂は深くなってゆき、中央にある護片と髪の毛まで届くと、そこで食い止められているようにそれ以上進まなかったが、唐突に、ビッ! と護片と髪の毛が真っ二つに切れた。 胴が上下ほとんど生き別れになり、断末魔のように踊るヒトカタ。 何もないはずのその裂け目からじわじわと濡れたように変色していき、やがて全体がドロリとした白濁の粘液にまみれ、その中でヒトカタはふやけて力を失ったようにぐにゃりと縮んだ。 それを知らないまちは、お腹の奧で熱い飛沫を感じながら絶頂に翔び上がっていた。 「ああっ……ああアアアァッ……♥♥!!!!」 魔胎避妊術にはある欠点があった。どんなに高位の霊能者が術を施そうとも、あまりにも濃い妖気を短時間に途方もないほど浴びて一時的にもヒトカタの許容量を超してしまうと、その負荷次第で壊れてしまうかもしれないのだ。 ヒトカタを霊質が極めて高い材料で作れば解決するかもしれないが、少なくとも通常の霊符に使われているような紙ではおのずと限界があった。 ヒトカタがダメになると、逆流現象が起きる。 受けきれなくなった妖気が倍返しになり、術者と使用者が同一ならそのまま倍に、別ならばそれぞれに分かれて跳ね返っていってしまうのである。 その妖気の元が淫虐の妖怪であれば、感じるのも当然快楽の淫気である。 それだけではなく、胎内に宿された護片も制御を失い残った霊力を暴走させ、跳ね返していた精液を逆に吸い寄せ始めるのだ。 その結果、使用者は望まない人外魔物の精液を恐るべき速さでどんどん子宮に満たしていってしまうことになる。 あまり使われたことのない呪術で、藍蘭島に来てからはまったく不要になったこともあり、やしろですらそこまでは識らなかったのだ。 まちの子宮の入り口に張り付いて蒼く光っていた護片が、苦しみ悶えるようにブルブルと揺れたかと思うと、突然その輝きが妖しい紅に変わった。 今までずっと弾かれていた精液がまったく真逆に、どっと吸い寄せられていく。 それまでお預けをくらってパクパクと虚しく開閉していただけのまちの子宮口に、恐ろしいまでの量の精液が一気に吸い込まれてゆく。 それどころか、護片はまるで精子たちの動きを助けるかのようにその濁流に加速をつけ、まちの子宮内に勢いよく送り込み始めたのだ。 それに気付きもしないまち。 護片の霊力に少し気を払えばすぐに異常が起きていることがわかるのだが、もはやすべての意識と感覚が快楽に向けられていた。 お腹の奧に急速に広がっていく新しい温かさも、まちの喜悦をさらに盛り騰がせる一因にしかならなかった。 本当に孕みつつあることも知らず、 (ああっ……孕んじゃう……この人の赤ちゃん孕んじゃうよお……♥!!) と、安心の上に成り立つ無責任な官能に気を狂わせていた。 真海龍神社では、やしろが御堂の前で倒れていた。 「あっ……あっ……あっ……♥!」 と淫靡に喉を震わせながら、全身、特に牡丹色の袴で包まれた下半身をビクビクとひきつらせている。 この数十年間まったく穏やかに眠っていた生殖器の、突然の熱い疼き。 それどころか、巌のような圧倒的な物体を体奧にねじ込まれ、子宮に何かがどくどくと勢いよく注ぎ込まれていくような感覚……! 味わったことのないほどの性悦に、瞬時に足腰に力が入らなくなり、クタクタとその場に突っ伏して立ち上がることさえ出来なくなった。 からだの芯まで溶け散じてしまうほどの淫気に当てられ、愛液が滲み出してきて、それはあっという間に袴の股間までじんわりと変色させていく。 「あっ……く……くあぁん……♥! まっ……まちちゃあん……♥!」 その声もまた、官能に彩られていた。 実体を持たないはずの淫気がぱん太郎の肉棒のかたちを伴ってやしろの膣を押し広げ、ぱん太郎が今まさにまちの膣内でそうしているように、その先端がぐいぐいとやしろの子宮に押し当てられる。 「んあッ、んあああッッ♥♥!」 やしろはたまらずに片脚を上げる。袴がからげるようにめくれ、ぐっしょりと濡れた純白の下着まで露わになった。 布に覆われた秘陰が、何もないはずのにぽっかりと穴を空けていた。 「はあっ、ああっ、はああぁぁんッッ♥♥!!」 少女のように高い淫声。 やしろの子宮内に今まで感じたことのない勢いで、骨まで溶かすような淫気が広がっていく。 「んあっ、やっ、だめぇッ♥!!」 脳が勝手にそれを精液に置換してしまう。 夫以外の子種を迎えたことのないやしろの子宮が、その獰猛なほどに濃く熱い体液に震えを走らせる。 霊力で若さを保ったやしろのからだは、まだ閉経していない。 命を宿す力を失っていないその子宮の中へ、ぱん太郎の特濃の精子が注ぎ込まれてゆくのだ。 (あっ、あっ、だめ、だめっ、入ってきちゃだめぇ♥!) 本物の精液でないとわかっていながらも、そう思わずにはいられなかった。 だが防ぐ手立てもなく、またあったとしても行える状態ではなかった。 ぱん太郎の射精はまるで終わりが見えなかった。 (私が感じてるってことはっ……まちちゃんも今ッ…………♥! ま、まちちゃん――あっ、あっ、あああッッ♥!!) やしろはたまらずに袴を足首までずり降ろして下着をむしり取り、陰部を外気に晒した。 ズクズクと疼く女肉。それを貫く肉棒からぱん太郎の意志がありありと伝わる。 孕ませる。ただそれだけの、膨大で圧倒的な原初の意志が。それがやしろの子宮にもまるで大津波のように流れ込んでくるのだ。 (ううああ、あぁ、あぁあぁ~~ッ♥!! だめ、だめッ、ひっ曾孫と一緒に孕ませられちゃうぅ~~~ッ♥♥!!) 脚が大きく開がり、やしろのからだは弧を形作る。 腰がビクビクと中空に跳ねて、その秘腔から愛液がしぶいた。 ぱん太郎の精液が通常では有り得ない勢いでまちの子宮内に広がっていく。 夥しい精子の群れがほとんど自力を使うことなく、まちの子宮の奧まで悠々到達し、余力を残しまくったぱん太郎の精子が次々とまちの卵巣の管に入ってゆく。 そんなことは知らないまちは、ただただ淫らに喘いでいた。 「ああっ♥! ああっ♥! ああああっ♥!!」 なんで皆がねだるほどにぱん太郎の膣内射精を求めるのか、まちはようやく理解できたように思えた。 (こんな、こんなあ……♥!) これほどまで肉の悦びを与えられ、性を堪能し、女を貪られた末に、その集大成としてこんなにも孕ます気持ちが詰まった濃い子種をびゅるびゅると注ぎ込まれては、外に出されてしまうのは虚しいことに違いない。 (それにしても、ああ……ああ……♥!!) まちは淫蕩にわなないた。 何故かわからないが、先ほどまでよりもさらに快楽が高まり、前後不覚になりそうなほどだった。 (だめ……もお……♥! おまんこのことしか考えられないぃ…………♥♥!!) その胎奧では、護片が無慈悲に、ただ機能的に、ぱん太郎の精液をまちの子宮へと汲み上げてゆく。 胎内で肉棒に妙な生温かさが絡んできたので、何だと思ってぱん太郎が下を見てみると、結合部からピュッピュッと黄金色の水が噴き、白濁にも混じって流れ落ちていていた。 まちは失禁していた。 6 快楽を求める一匹のメスと完全に化したまちは、キスをしまくり、肉棒をねだりまくり、中出し種付けを求めまくり、腰を振りまくって、逝くたびに潮を噴きまくった。 ぱん太郎も驚いてしまうほどの嬌態であった。 何度も真っ白になるまちの頭の中からは目的も、護片も、行人のこともすっかり消え去っていった。 途中からはすずも加わり、三人は淫らに絡まり合った。 まちとすずの中に外にかわるがわる白濁を浴びせ、その可愛らしい唇でさんざん卑猥な言葉を喋らせる。 注ぎ込んだ精子を膣圧だけで縁側からどれだけ遠くまで飛ばせるか競わせ、口唇奉仕のやり方をすずに実践させながらまちにも教えさせる。 外に出て、道の遠くからでも見える玄関先ですずとまちを常に前面に出して責め、最初は躊躇していた二人をおまんこ見てと泣き叫ぶまで絶頂に逝かせて子種を注ぎ込む。 さすがに疲れたので再び温泉に浸かり、からだを洗いっこしている二人の美少女を見ていたらまたむらむらと来たので泡踊りをさせ、その流れで一発ずつ中出しし、二人一緒に尺八をさせながら、明日からの生活がさらに楽しくなりそうだと、ぱん太郎は上機嫌であった。 西に面した格子窓から差し込む光が強くなっている。 藍蘭島はようやく夕刻を迎えようとしていた。 べろを出して恍惚と待ち構えるすずとまちの顔面に、白濁の化粧水を存分に浴びせたその時だった。 「ただいまー」 明るく響いてきた少年の声に、三人の動きが止まった。 (第8話に続く) 上に戻る
https://w.atwiki.jp/kakiya/pages/29.html
ながされて藍蘭島エロパロSS 『寝取られて』 第11話 1 藍蘭島は日の出から始まって日の入りで終わる。 電気も石油もないので照明に乏しく、したいことがあっても暗くてできない夜はさっさと寝てしまうのだ。まさしく太陽と寝起きを共にする生活で、現代人が来たら戸惑う習慣のトップクラスに挙げられることはまず間違いないだろう。ボクもそうだったし。 日が落ちる前に調理を終えて膳を並べ、夕陽か灯火の明かりで食事と風呂、それらが済むと辺りは真っ暗で行灯の光だけ。読書に耽るには光量が足りず、あまり長くは読めなかった。そうしたらもう眠る時間だ。体感でしか計れないが、床に入るのは夜の8時か遅くても9時。夜更かしとは無縁の世界であった。 寝る子は育つ。そりゃ健康が満ち溢れるよね……と、つくづく思う。 確かにこの島は不自由だ。移動は徒歩、仕事は手作業、先進的な利器など何一つとして無い。現代日本では当たり前に享受できるインフラは皆無、お腹が空いたとか暇を潰したいなどと思っても欲求を満たしてくれる店なども無い。すべては自分たちで賄わなければならない。 現代日本の生活に慣れきった人によっては、気がおかしくなってしまうかもしれない環境だった。 ただ、もし現代人と藍蘭島の人々のどちらが幸せかと訊ねられたら、ボクは返答に迷ってしまうだろう。 『便利』が発達した現代社会。移動手段は豊富で機械が仕事を効率よく助けてくれる。夏は冷房、冬は暖房。すぐにお湯を沸かしたり氷を作ったり、小さな携帯電話一つで遠くにいる人と話せたり。街には美味しい料理店や娯楽施設が建ち並び、夜でも明るい部屋で日中のように過ごすことができて、コンビニがあれば小腹を満たしたり雑誌を買ったりすることもできる。 だけどその一方で、現代社会には問題もひしめいている。希薄化する家族、学校ではいじめや非行が当たり前のように発生し、また青春を捨てて一生懸命勉強に打ち込んでも必ずしも良い仕事に就けるとは限らない。巷にはびこる遊楽の誘惑に道を踏み外す子供も多い。発達した機械による悲惨な事故、現代病、貧富の差。まだ口にできる食べ物や飲み物がどんどん捨てられ、ゴミは溢れ返る。どんなに便利という名の豊かさを掻き集めようと満たされない心。人と人は近くなったようで、便利になればなるほど、豊かになればなるほど、どこか遠くなってしまう。 全てが近代化の招いた弊害とは言わないけれど、これが本当に皆んなの望んだ幸せなのかと言えば、確信を以て全肯定することはできなかった。 翻(ひるがえ)ってみて藍蘭島はどうだろう。皆んなが平和ににこやかに、一つ家族のように仲睦まじく暮らしている。肉体労働は大変だけれど、ひとつひとつの仕事が自分の生活に繋がっている。そういった意味で己が仕事に疑問や虚しさを持っている人など一人もおらず、全ての村人が自立していた。そして躰を動かした後のご飯はとびきりに美味しく、お風呂や睡眠も極楽だ。緑豊かな森林や綺麗な碧海は心を落ち着かせ、不安や悩みなどどうでもよくさせる。濃密な自然の中で酷い目に遭うとしたら、大抵、自分の不注意が原因である。自然は在るがままに在るだけなのだ。自然との付き合い方を学べば学ぶほど、自分にも一個の生命体としての自覚が芽生えてくる。深い森に包まれた村では、一人一人が“自然に”他人を気に掛け、支え合い、笑い合いながら過ごしている。村に“他人”はおらず、濃密な人間関係が築かれていた。 何もないんじゃない。 ............ ここには何だってあるのだ。 単純に比べられるモデルケースではないとは分かっている。それでも、現代日本が藍蘭島より幸せだとは、到底思えなかった。 ただ。 ボクに関して言えば、話は違った。 2 あいつが居着くようになってからも村里は表面上ほとんど変わらず、日常は穏やかに過ぎていくように見えたが、ボクの日常にはある変化が起こっていた。 西のぬしであるからあげさんが臨時で東の森を任されたために、その代理でボクが西の見廻りをすることになったのだ。 はじめは外来の人間であるボクにそんな大事な役目は出来ない、と断ったのだが、「自信ないのかい?」と挑発するように問われると、それ以上拒むわけにはいかなかった。ボクも男だしね。 「ところで、見廻りって何をすればいいんですか?」 「なーに、その言葉通りだよ。西を適当に歩き回ればいいのさ」 からあげさんの返答は今ひとつ要領を得なかったが、実地で学べと示唆したかったのだろうか。とにかく、困り事を見つけたら手助けすればいいのかな──そう解釈した。 実際に始めてみるとこれがなかなか面白かった。毎日多くの人と出会って色んな話をしたり、様々な仕事を手伝ったり、村以外のヒト達(?)とも顔見知りになれるし、困っている人がいれば助けに入り、それで感謝を貰えればこちらも嬉しかった。中にはボクの手に負えないような事件もあったけど、ひとつひとつが良い経験になったし、村のために何かしているという実感があって楽しかった。 (なるほど、やり甲斐のある仕事だな……) 見廻りというのはただブラブラ歩くわけじゃない。当然と言えば当然のことだけれど、実地で体験するしないでは認識に雲泥の差がある。 二、三日ほど経って、この見廻りというのは、いわば今までの仕事の発展型かもしれない、と気付いた。何でも屋のすずについて仕事をしていた時も色んな作業を手伝ったものだ。それが良い素地になっているのか、抵抗や労苦などほとんど感じなかった。 ただ、嫌なこともひとつだけあった。 言わずもがな。“アイツ”である。 最近のぱん太郎はどこかにしけ込んでいることが多く、ボクが一日じゅう外を歩き回っていてもそうそう見掛けなくなったのだが、それでも狭い村の中だから、出くわす時は出くわした。あちらは気付くとこちらを見ているようだったが、そういう時、ボクは努めて目もくれず無視して通り過ぎた。 無視できない時もあった。 道を歩いていると、“声”が聞こえてくる。 それは誰かの家の傍だったり、森の小径だったり、丈高い草茂る野原だったり。 ボクの足は呪縛されたかのように止まってしまう。 少し躊躇ったのち、思い切って“声”のする方へそっと忍んで行ってみると、隠れた場所であいつと女性が乳繰り合っている光景が目に入ってくるのだ。 (またやってる──) そう呆れてしまう。せっかく言葉を交わすことが多くなった人たちがあんな奴に抱かれているのを見るのは辛かったが、生々しい情事から視線を切るのは精神力がいることだった。すぐにはその場から離れることはできず、大抵の場合、しばらくの間見入らずにはいられなかった。 相手は毎回変わった。娘とは限らず、大人の女性の時もあった。つまり、母親たちまでもが子作りに加わっているのである。 大人のセックスは激しく、だけど、行為中の母親たちは少女のようですらあった。ぱん太郎の男根は大人であっても巨(おお)きすぎるのだろう、その抽送を受け止める女性たちはたまらないといった様子で声を上げていたが、それは苦痛ではなく、快感から来るものであった。 中でも驚いたのは、その中にりささんがいたことだった。 りささんは大工一家の棟梁の娘で、りんの母親でもある。 男勝り、気っぷの良さはりん以上で、少なくともボクはりささんの女らしいところをおよそ見たことがない。結婚が遅かった──と言ってもこの島の晩婚というのは二十歳を超えない──らしいので三十路前半だと思うが、その若々しい立ち振る舞いはりんの年離れた姉と言われても不思議はなかった。……というか、婚姻出産の早い藍蘭島では、母親たちは皆、誰もが姉妹と見間違うほど若く見える。若さが保たれているのは、この楽園のような島の環境も影響しているのかも知れない。 そんな女性が、森の中の木陰で帯と半股引(はんだこ)を剥かれ、渋茶の長半纏一丁というあられもない姿でぱん太郎に抱え上げられて木の幹に背をつけ、駅弁の体勢でリズミカルに貫かれていたのだ。職人の命である道具箱が足元に転がっていた。 身にまとった最後の一枚である長半纏も、肘までずり落ちて今にも脱げてしまいそうであった。 「ああっ♥! ああっ♥! ああっ♥! ああっ♥!」 まるでりささんとは思えないほど女らしい鳴き声。 揺さぶられる度に腰まで届く長い赤毛やはちきれそうな豊満な乳房がユサユサと震える。 筋肉質と思っていたりささんの肉体は、想像に反してむちっとした柔らかさがあり、その肌は危険な作業をしているとは思えないほど艶やかだった。他の女性たちと比べれば確かに筋骨厚い躰付きだが、ぱん太郎にかかるとうら若い娘と大差ないように感じられた。 二人とも蕩けた表情で一つになっていた。 ぱん太郎に尻を抱えられながら肉太の剛塊を盛んに打ち込まれ、弛緩したようにだらんと伸びているりささんの脚。 グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ! 森は午睡に落ちているかのように閑かで、猥雑な摩擦音と腰を打ち付ける音がボクの耳まで届いた。 「ああっ♥! ああっ♥! ああっ──♥!」 陶酔の表情を浮かべるりささん。 「こッ、こんなッ────♥」 蒸せたような眼で頬を紅潮させ、半開きの口から舌を覗かせる。 「りさちゃんのオマンコ、ヌルヌルのキツキツですごく気持ちいいのん♥」 「ああ、ああ……そ、その、ちゃん付け、やめて……」 喘ぎながらりささんは何とか喋った。女言葉を使うところなんて初めて見た。 「じゃあ、りさって呼ぶよ」 ぱん太郎にそう耳元で囁かれると、「ハァッ……♥!」と、りささんのからだがブルブル震える。 そして、催眠術にかかった人のように、何度も首を縦に振った。 ──あのりささんがあんな風に、男に寄りかかるように依存しているなんて── 「じゃありさ、もっといくよ」 そう言ってぱん太郎はさっきよりも激しく腰を打ち付け始めた。 グチュッ! グチュッ! グチュッ! グチュッ! 「ンアアッ♥! アア、アア♥!」 と、りささんは仰け反り、気持ちよさそうな甲高い声を上げる。 たまにぱん太郎が腰を密着させながらぐりぐりと回すような動きを加えると、「アア、アア、アア~~♥!」とさらに気持ちよさそうな嬌声を張り上げ、からだをわななかせる。 ただでさえまだほとんど垂れていないボリューム満点の胸が、昂奮で膨らんだような迫力で揺れに揺れる。 「アア、アア、すごい、スゴイッ♥!」 そう叫びながら嬉悦の涙を零す。こんなだらしない顔をしたりささんは初めてだった。 グチュッ! グチュッ! グチュッ! グチュッ! 「のふふ、まるで娘っこみたいなスゴイ締め付けのん」 「ア、アンタのが……デカすぎるんだよぉ……!」 「のの、痛いの?」気遣った言葉をかけるぱん太郎。「痛いなら言うのん」 腰振りのスピードが落ちると、りささんは大男の首根っこを掻き抱き、肩に頭を埋めて振った。 「大丈夫、もっと──」 「……もっと、なに?」 わざとらしく意地悪そうにぱん太郎は聞き返した。 「──も、もっと……」 りささんは顔を上げ、ぱん太郎と見つめ合った。まるで少女のように赤面していた。物欲しそうに緩む唇、キラキラと輝く瞳。 ぱん太郎はそんな唇を奪い、見ているこちらが息苦しくなるほどのディープキスをした。 長く淫靡な口づけが終わると、りささんはもっと溶けた表情になっていて、熱く切ない吐息を漏らした。──ぱん太郎を見る目が、もう完全に気を許したものになっていた。 「もっと……メチャクチャにしてほしい?」 「うん、メチャクチャにして……あたしを……♥」 「中出しするよ、りさにボクの赤ちゃん孕ませるよ」 「ああ……」またギュッと太い首を掻き抱くりささん。「もう、いくらでもやってくれ…………♥」 「のふふ、じゃあ、娘といっしょにお腹を大きくするのん♥」 再び精力的なピストン運動が始まった。 グチュッ! グチュッ! グチュッ! グチュッ! その貪るような突き上げる抽送にりささんの口から遠慮のない嬌声が上がった。 「ああ、ああッ、いい、いいよぉッ♥!」 「出すのん、孕ませるのんっ!!」 グチュグチュグチュグチュグチュグチュ!! ピストンの速さが一段と上がった。 「アァ、いい、いいよ、来て、来てッ♥!!」 乱れる息、りささんの脚がぱん太郎の胴を蟹挟む。 ぱん太郎は女性の中でも体重のありそうなりささんのからだを軽々と持ち上げ、ひたすら情熱的に突き入れてゆく。 「のおッッ♥♥!!!!」 切羽詰まった声が上がり、ググッと突き上げたまま、ぱん太郎の動きが止まった。 「ァ────ァッ────♥♥!!!!」 ギュッとぱん太郎にしがみつき、ビクビクと何度も強くわななくりささんのからだ。 しばらくして、二人が繋がった部分からボタボタと精液の白糸が垂れ落ちてくる。 ──あの凄まじい射精で、りささんもぱん太郎に種付けられていた。 「うああ……すごい……すごい出てるよぉ……♥」 「りさの搾り具合も……相当のん……♥」 「こんな……こんな……あぁ……♥」うっとりとした恍惚に包まれるりささん。「ど……どれだけ……孕ませたいんだよ……♥」 「ダンナより孕ませたいのん♥」 「バ…………バカァ………………♥!」 二人は一緒にからだを震わしながら、長い時間そのままだった。 ぱん太郎の肉棒を愛おしむようなパイズリ顔射──巨乳と巨根の対決は壮観で、顔射だけでは済まず、りささんのからだじゅうに白濁が浴びせられた──を挟み、ぱん太郎も全裸になってバックで繋がると、精液まみれになったりささんはさらに乱れ悶えた。 ぱん太郎は何度もりささんに、「ダンナと比べるとどう?」と訊ね、 「ああッ……♥ アッ、アイツよりスゴイよッ……♥ 比べられないほどアンタの方がイイ……♥! も、もう、どうにかなっちゃうう……♥」 と、りささんはぱん太郎に突かれながら本気の口調でそう返した。 「キミの娘が妊娠中でできない分も、ボクの相手してもらうのん♥」 「あっ、あたしも、デキたら、どう、どうすんのッ」 「モチロン」ぱん太郎の目が光ったように見えた。「娘も交えてボテ腹せっくすのん♥」 「こ、この変態いぃ……♥!」 その言葉とは裏腹に、りささんは快感を堪えられないかのように背中を震わせ、ぱん太郎を深々と迎えながらまたからだ奥深くでぶちまけられ、 「アァッ、アア、アァッー♥!」 ほとんど裏返る寸前の声を出しながらブルブルと強く震え、明らかに絶頂に達した様子でぱん太郎と共に逝った。 また時の流れが静かに、緩やかになる。 濃密な種付けの時間。 りささんの幸せそうに溶けた顔──。 二人はもう、夫婦みたいだった。 ぱん太郎は何人もの女性の情夫だった。 3 それから数週間の間にも、遙かに大きな衝撃が次々とボクを待ち構えていた。 心のどこかでは薄々覚悟していたもの。それが現実となったのだ。 梅梅は無論のこと、ゆきのは以前に見てしまったし、かがみさんも見廻りを始めた直後に白昼堂々ぱん太郎に抱きつく場面に遭遇したことがあるので、この母娘が揃って関係を持っていることは知っていた。りんとみことも妊娠したという。 だけど、それ以外の女の子たちまでも。 しのぶ、ちかげさん、みちるさん。 そして……まち。 日も場所もそれぞれ違っていたが、やっていることは同じだった。 彼女たちまでもがぱん太郎の腕の中で喘いでいるなんて──。 でも、目の錯覚ではなかった。確かにあいつに抱かれていた。 ……抱かれている? いや。 ... 例外ではない。彼女たちもぱん太郎と子作りしていたのである。 こんな光景を実際に間近で目撃するというのは、さすがに自分の目が信じられなかった。 ぱん太郎にからだじゅう弄くられても、棍棒のような巨根を打ち込まれても、彼女たちは嫌悪も痛い顔もひとつせず、普段からは想像もできない媚態で喘ぎ、悶え、乱れ、陶酔しきっていた。他の女の人たちと何ら変わらない。ぱん太郎に与えられる欲望の津波に溺れ、嫌がるどころか自らからだを開き、心から受け入れている様子だった。肌を重ね、粘膜を擦り合わせ、腕を、脚を絡め、昂奮の高みへと登り、そして──あの特濃の精液を渾々と注がれながら、張り詰めるからだと歓喜ほとばしる悲鳴── ボクの親しい女の子たちが、ぱん太郎に種付けられていた。 しのぶは最近ぱったりと朝の練習に来なくなったと思っていたら、こんなコトをしていたのか。 振り返ってみればみちるさんもずっと姿を見掛けていなかった、いつの間に子どもを産んでいたんだろう。 あの頭脳明晰なちかげさんが、馬鹿になってしまったかのようにあんな喘ぎ声を上げるなんて──。 ボクの頭の中でそんな考えがぐるぐると回った。 特にまち。ついこないだまでぱん太郎になど興味ないような態度だった気がしたのに。あのプライドの高い巫女が大男の膝の上に乗り、小柄だけど童顔にそぐわないほど成熟したからだをわななかせながら、見えない鎖に絡め取られたように、夢中になって自ら腰を振って快楽を求める──そのギャップの大きさが一番ショックだったかもしれない。 誰もが“女”になっていた。ぱん太郎の従順な女に。 どんなにいやらしいことをされても甘受し、快楽に染まりきった顔でぱん太郎のすべてを受け入れる。あの獰猛な射精を何度でも膣内で受け止める。はっきりと子作りを口にし、ぱん太郎の子種を、赤ちゃんをねだる。ただでさえ遠慮なく根元までみっちりと繋がっての膣内射精がさらに濃密に溶け合い、誰もがぱん太郎と一つとなってからだの中に子種を撒かれながら、もはや動物のような声を出し、深い絶頂を味わっていた。 肉欲の俎上に乗せられて快感をすり込まれながら調理され、すべてが盛り付けられた後、最後の一切れまで飽くなく貪られるのだ。 胸がちくちくと痛んだのは、たまにボクのことが出てくることだった。 抱きながらぱん太郎が問うのだ。ボクと自分どっちがいいかと。どっちの子どもが欲しいかと。 皆、答えは一様だった。 「行人はんは赤ちゃんくれないんや、ぱん太郎様に決まってるやん♥ こんな気持ちええコト、うち、ぱん太郎様とずっと子作りして、ずっと赤ちゃん産むわぁ……♥」 「彼とはお友達ですからぁ……だいいち、ここまで種付けといて、どっちがいいかなんて……♥ 私も早く、ぱん太郎様の子どもを身籠もりたいですの♥」 「ぱん太郎様以外に考えられないですぅ……あぁ……2人目が欲しいです……♥」 「わ、私の子宮、あなたの精液で孕み腹になるまでしておいて、何言ってるのよ……♥ もう、あなた以外の赤ちゃん孕めるわけないじゃない……♥」 そう言って彼女たちは発情した猫のようにぱん太郎に絡み付き、さらに求め合い、何度も昂奮の頂点に登り詰め、溶け合って生殖した。 ……悔しいという気持ちは湧かなかった。 だって、ボクは別に彼女たちと特別な関係にあるわけではないから。 これまでだって、これからだって、彼女たちは友達だ。それ以上でも、以下でもない。 でも、なぜだろう。 震える腕の先にあるものをギュッと固めているボクがいた。 心にぽっかりと虚ろな穴が空いたような気持ち。 無意識にも、彼女たちの気がボクにあるなどと思っていたのだろうか。漂流してきた人間を暖かく迎えてくれた島の人たちに、そんな気持ちを抱いていたのだろうか。だとすれば傲慢だ。女しかいない環境でたった一人だけ男がいるならば、たとえボクじゃなくても特別視されるに決まっているのに。それなのに、ボクは彼女たちからチヤホヤされるのを心密かに喜んでいたのか。村の人たちが好意をもって接してくれるのに対して優越感を覚え、得意げになっていたのだろうか。 だとしたら、この気持ちは。 「──傲慢だ」 聞こえないようにポツリと呟く。 いずれの時もぱん太郎と幸せそうに交わっている少女に背を向け、その嬌声を遠く感じながらその場を後にした。 こんな出来事が続いたのに、ボクは見廻りをやめなかった。やめる理由がなかった。これはこれ、それはそれだ。そういう線引きができていた自分に軽い驚きを覚えたほどだった。 あのパンダ男がどれほど女に手を付けようが、それが村の取り決めた事である以上は止めるわけにもいかず、つまり、ボクの責務とは無関係な話なのだ。 一度だけ、もしすずだったらさすがに黙っちゃいないけど──と考えそうになって、ハッとしてゴチゴチと頭を拳で打ち、叩き消したことがある。 何考えてんだ。それだけは考えないように禁じているだろ。 すずが、あいつに──だなんて──! 悪夢よりたちの悪い妄想。 もう家族同然にお世話になりっ放しの恩人を、ふとした連想であってもそんな風に考えてしまうなんて、人間として最低最悪だ。 そりゃ近頃は別々に仕事するのが多くなったけど、毎朝毎晩顔を合わせながら寝食を共にしているんだ。そんな変化があったらすぐ気付くはずじゃないか。でも、すずに変わったようなところなんてない。 彼女を信じてないのか!? ──自分自身が腹立たしかった。 その翌晩はボクが包丁を握らせて貰い、今作れる最高の料理──最高、言葉は使いようだ──をすずに振る舞った。 「わあ、どうしたのこれ。美味しい!」 お世辞にも見てくれの佳いものではない料理を、彼女はそう言ってニッコリ笑ってくれた。 改めて安堵感を覚えながらも、ボクはなんだか照れ臭くなってすぐ返事ができなかった。最近大人びてきたというか、ますます笑顔が綺麗になった気がする。すずのハイスペックさはこちらの想像を超えている部分があるから、今でさえ十分すぎるのに、まだまだ成長する予感があるんだよなあ……。連邦の白いモビルスーツはバケモノか。 でも、綺麗だけじゃなく、人を安心させてくれるような柔らかさがあるんだ、すずの笑顔には。 それだけじゃない。気だてが良くて、優しくって、思いやりがあって、朗らかで快活で──彼女の長所を挙げていったらきりがない。 そんな子が、あんな好色漢との子作りを望むわけがない。 すずだけは何としても守らなくては── それなのに。 すずは、とっくに堕とされていた。 4 家に、庭に、彼女の艶声が満ちていた。 胸から上を濡れ縁に置いて地面に膝を付き、一糸纏わず、後背位でまるで動物のように。 後ろから覆い被さったあいつがすずの中に侵入し、彼女は高く潤んだ声で鳴いていた。 「あぁン、ダメ、ダメェ♥」 甘く喉を震わせながら熱い吐息を何度もつくすず。 情熱的で、リズミカルで、この上なく淫猥なピストン運動。 グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ 二人の性器が淫らに擦れ合う音までもが聞こえてくる。 すずのからだも一緒になって前後に揺れ、下向きになってもたわわさを失わない乳房が盛んに踊っていた。 腰が密着して離れることなく、ミドルテンポで、恋人が愛を確かめ合うような一体感ある動き──。 激しいセックスを見るより強烈だった。 快楽に没入しているのか、うわ言のように喋る二人。 「すずちゃんのオマンコトロトロでとっても気持ちいいのん……♥」 「わ、私も気持ちいいよぉ……♥」 やめろ…………そんなこと言わないでくれ…………。 たまにぱん太郎がぐっと腰を押し進め、奥を激しく擦る動きに変わっても、すずは苦悶するどころか、快感が増したようにからだを張り詰め、「アァ、アァ、ニャアァッ♥!」と、さらに蕩けた声を上げるのだ。 あの巨根をまるで苦もなく、お互いを知り尽くしたように深く迎え入れていた。 「ぱん太郎様のオチンチン気持ちいいのぉ……♥! おかしくなっちゃう……♥」 「最高でしょ?」 「うん、うん……♥!」顔を真っ赤にして嬉し涙を流しながら頷くすず。 「もう……どうにでもしてぇ……♥」 どんなに熟した果物よりも甘みを含んだ声。 やめろ…………やめてくれ…………。 ぱん太郎はそれからもさらに甘く責め立て、すずを快楽の虜にした。その快楽を生み出す肉棒の虜にした。 二人の股間がぬらぬらと糸を引くほど淫靡にぬめっているのは、すずの体内から溢れて来ているからだ。 ぱん太郎とすずは、運命の相手のように、一つに溶け合っていた。 恍惚に満ちたいやらしい表情でぱん太郎の抽送を受け入れ、嬌声を上げ続けるすず。 拷問具を連想させるほどの凶々しい肉塊が、すずの秘裂に簡単に根元まで呑み込まれ、ずるずると引き出され、また呑み込まれてゆく。 「あっ……あぁっ……ああぁっ…………♥」 本当に、心底、気持ちよさそうな、すず…………。 どれほど二人は溶け合っていただろうか。 「そろそろ出すよ」 腰を振り続けながらぱん太郎が耳元でそう囁くと、すずは目を瞑ったままコクコクと何度も頷き、 「奥で、奥でいっぱい出して……♥」 と、何の躊躇いもなく、むしろ願っているかのようにせがんだ。 すず………………。 「じゃあ遠慮なく奥にドクドク流し込むよ。すずちゃんのオマンコにボクの愛を注ぎ込むからね」 そう言ってぱん太郎は濡れ縁にしっかりと手をつき、貪るようなラストスパートに入った。 ズチュズチュズチュズチュズチュズチュズチュッ 「アァッアァッアァッアァッ♥!!」 官能に乱れたすずの切ない声。覗く赤い舌。キュッと寄った眉根。そのからだに力みが入り、白い喉が晒される。 いつの間にか二人の手が重なり合っていた。 「イイよおッ、イイよおッ、とけちゃう、とけちゃうぅ──♥!!」 「すずちゃんの子宮にボクの精子ドプドプ流し込むのんッ、ボクとすずちゃんの赤ちゃん作るのんッ♥」 ぱん太郎の全身に充ち満ちる迸るような精気。さらにグッとその腰が進み、凄い速さで動いたかと思うと、 「──のウ────ッッ♥♥!!!!!!」 いきなり痺れたようにスピードダウンし、その尻が強張った。 何かを堪える感じでほんのわずかな間だけ固まっていたが、ぐぐっ、ぐぐっ、と、腰を押し込むような動作を何度も始めた。突き破らんとするほどの勢いではなく、だが、ぱん太郎の男根ならば確実に最奥までみっちり届いてしまうぐらいに。 すずはギュウッと目を閉じ、押し込まれる度に、 「────ァッ♥! ────ァッ♥!」 と声にならない声で悶え、軽く仰け反り、ガクガクとからだを震わせた。 すずの中に──ぱん太郎の精液が注がれている────── 結合部からゴポゴポと溢れ落ちてくる白濁。濃厚な真っ白のどろついた精液。 ぱん太郎は射精しながら押し込んでいるのだ。噴き出すタイミングに合わせて、すずの奥に精液を注ぎ込んでいるのだ。 すずが、ぱん太郎に、種付けられている。 バックで繋がっている二人は、まさしく生殖する雄と雌だった。 からだの奥でぱん太郎の精液を受け止めているすずの、本能の悦びに満ちた表情。淫らな恍惚にまみれた営み。 大人と変わらない──。 「のっ、のっ……すごい出るのん……♥」 何度も何度も、何度も何度も、ぱん太郎の腰は押し込まれた。その度に二人は甘くわななき、蕩けた声を漏らした。 子作りというのは、こんなに甘美なものなのか── やがて折り重なるように上体を縁側にぐったり伸ばした二人だったが、下半身は繋がったままだった。 普通ならとっくに終わっているはずである。だが、ぱん太郎の尻は依然、ビクンビクンと弾んでいた。 「のの……のの……すずちゃんの子宮の入り口がわかるのん……先っぽつけちゃうのん……直接注いじゃうのん……♥」 「にゃあぁ……ちょ、直接だ、だめぇ……ああぁあ……♥!」 離れずにゆるゆると揺らめく二人の腰。尽きることのない乳白色の瀑布。 まだ出ている……。 すずの子宮に、ぱん太郎の濃厚な精子が、直に渾々と注がれ続けているんだ……。 「ああ……ぱん太郎様、すごいよぅ……♥ まだ出てる……♥ たくさん孕まされちゃってるよおぉ…………♥」 「キミを抱く前から、ずっと種付けたいって思ってたのん。すずちゃんのオマンコの奥で、こうやって、ドピュドピュしたいって思ってたのん。念願がかなって嬉しいのん♥」 「私も……」すずのうっとりとした目。「最初に抱かれた時から、本当は……ぱん太郎様との子作り……したいって……心の奥では……思ってたの…………」 嘘だろう………………。 「じゃあ、もう相思相愛だね♥」 「うん──にゃあっ……♥!」 痙攣するすずのからだ。 「ぱ──ぱん太郎様のオチンチン……また大きくなって……♥!」 「すずちゃんの今の言葉でまた昂奮してきちゃったのん、最後の一滴まですずちゃんの中に出し尽くすのん♥」 ぱん太郎はまたググッと腰を押し込み始めた。 「ハアァ……アアアァア…………♥! ぱん太郎様ァ……好きィ…………♥!」 「ボクも愛してるよ、すずちゃん♥ イクト君なんて忘れてボクの赤ちゃん孕もうね」 「孕むぅ……ぱん太郎様の赤ちゃん孕ませてぇ……イクトのことなんて忘れるからぁ……♥」 そこでボクが出てくるのか…………。 すずはガクガクとからだを震わせ、幸せそうな顔で悶えた。目が、もう、半分以上イッていた。 二人の濃密な交わりは、ぱん太郎の射精が終わるまで。 つまり、長く長くいつまでも、すずとぱん太郎は一つになっていた──── 「ねえ、行人…………私とぱん太郎様のせっくす──ううん、子作り──見ててくれた?」 「!!!!」 跳ね起きる。 ──部屋は真っ暗だった。 5 「……………………夢………………………………?」 頭がぐわんぐわんする。躰中ねばつくもの凄い量の汗。 雨戸の閉まっていない障子の向こうに見える薄明。 緩慢に首を曲げると、隣ですずととんかつが寝息を立てていた。 ボクはすずの顔をまじまじと覗いた。 何ら苦悩のない、安らかな寝顔── 夢──── 「…………はああああぁぁぁぁ……………………」 ボクは息が尽きるまで、長く、長く、溜め息をついた。 蒲団から起き上がり、障子を開ける。 日の出まであと一、二時間といったところだろうか。外はもうだいぶ明るかった。 海は凪いでいて、いつものように穏やかな潮騒が広がっていた。 少し出ている風が火照った躰に心地良い。 ボクは縁側に座り、何気なく撫でてみた。 いつもすずが綺麗に掃除している。何かをした痕跡などなかった。 もう一度、ほっと溜め息をついた。 (なんて夢を見るんだ…………) 生々しく、リアルで、まるで現実であるような。 まさしく悪夢だった。 やっぱり──心の奥底では不安なのか── でなければ、あんなものを見るはずがない。 ……それとも、衝撃的な光景を何度も目の当たりにしたせいだろうか。それであんな夢が出てきてしまったのだろうか。やけに生々しかったのはその影響と考えるならば納得がいった。 しかし……だとしても、すずはないだろう…………。 (ボクもボクだよ……覗き見なんてするからじゃないか) 皆んながアイツと何をしようが関係ないんだから。もう、覗き行為なんて止めないと。 振り返り、ふたたび膨らんだ蒲団を見る。 そこにいる少女が消えるはずもなく、変わりない様子で寝入っていた。 少しホッとする。 「……風呂に入るかな」 ベトベトのシャツを抓み、そう独りごちて立ち上がった。こういう時は温泉なのが有り難い。 なるべく音を立てないよう歩いてそっと襖を開け、脱衣場で服を脱ぎながら考える。 (本当、すずには何から何まで世話になりっ放しなのに……このままでいいのかな…………) あいつは想像以上に手を広げている。だとしたら、すずだって危ないじゃないか。たとえ彼女が東のぬしをあしらえるほどの実力を持っていたとしても、何か間違いが起こってしまう可能性だって── (間違い? ……例えばどんな?) 湯に浸かりながら考えてみたが、何も思い浮かばなかった。 ええい、でも、やっぱりだよ。 やっぱり心配だ! ボクは湯を跳ね上げて両の頬をピシャリと叩き、拳を掲げた。 「よし! ドスケベパンダからすずを守るぞ!」 そう固く心に誓った。 海にせり出した崖の上に建つ一軒家。その上空に浮遊する物体があった。 よく見ると、誰であろう、ごっちらのに乗ったまちであった。 「ふふ……行人様、良い夢が見れたかしら……?」 庇から薄い湯煙が昇る湯殿を見下ろしながら、難解な術式が描かれた札にそっと口づける。本来ならば夢に巣くう魔物などを相手にする時に使うものであるが、霊式を組み換えれば夢を操る術に応用できた。 「ちょっと可哀想だけど、あの人の頼みだから……悪く思わないでね。これを済ませたら、ご褒美が貰えるの……♥」まちの顔が淫蕩にほころぶ。もじもじと袴の上からあそこに手を当て、上気する頬。「あぁ……もう濡れちゃってるなんて……♥ 行人様、ごめんなさい…………♥」 そう言い残すと、まちはごっちらのに家へ帰るよう指示をした。 朝の清んだ空気の中、次第に遠ざかっていく岬の平屋に流し目を送る。 「すずは……もう、手遅れだと思うわよ……」そっと首を振る。「夢の中身は、嘘じゃない……だって、私が見たものを投影してるんだから…………」 まちからすれば、いや誰から見ても、すずも立派なぱん太郎の愛人の一員であった。未だに彼女がぱん太郎と子作りしているのを知らないのは、行人を含め村でもごく僅かしかいない。行人の夢に見せたすずとぱん太郎の行為は、まちの記憶にある情景であった。実際にあんなセックスをしたのだ。すずは本当に奥に出してと願い、アソコをキュンキュン締め付けながら悦んでぱん太郎の熱い射精を受け止め、彼を好きと言い、彼の子を孕むと答えたのだ。皆、行人を可哀想に思って言い出せないだけであった。 今となっては──まちもすずの気持ちの変化が解りすぎるほどよく解ったが。 あんな気持ち好いセックスをされたら、どんな女だって落ちちゃうわよ…………。 そっと腹の下を触る。 (たぶん、次の生理は来ないわね……) そんな気がする。まだ孕んでないすずが珍しいのだ。 再び後ろを振り返る。少年と少女が住む家は森に隠れてもう見えなかった。 「守るのなら、まだふりーな子……そう、あやね……とか……ふふ」妖しい微笑みになる。「あの子はまだ無事よ。でも、急いだ方がいいわ、行人様。だって、あの子ももう、ぱん太郎様は狙ってるのよ……? にぶちんの貴方じゃ、難しいかしら…………」 (第12話に続く) 上に戻る
https://w.atwiki.jp/verginia12/pages/30.html
離婚したいなと思うことは正直たまにあります。 もし実家が裕福で出戻りでも居心地がいいのなら離婚する人は多いかもしれません。 うちは片親で父がいないので、実家に帰るなんて考えられません。 自活するような経済力もないので離婚は無理です。 もともと実家が嫌で結婚したようなものなので、やはりそういう「逃げ」の発想で結婚したのが悪かったなと今になって思います。 離婚の原因が借金場合の養育費は?
https://w.atwiki.jp/kakiya/pages/15.html
ながされて藍蘭島エロパロSS 『寝取られて』 第1話 1 もしも、ボク以外の男が藍蘭島に流れ着いたとしよう。 たぶん最初は、いやでも目につくおかしな部分――昔話から抜け出してきたような生活ぶりとか、変な動植物とか、人間と動物が言葉を交わしながら一緒に暮らしているとか――に驚きを隠せないだろう。その次に、島の外へは決して出られないという話を疑い、確認し……愕然となり、悲しみ、一体どうしたらいいのかと途方に暮れると思う。 だけど、一時的なショックが去って周りを見回し、そしてしばらく過ごしてみれば、彼の感想は見事に変わってくることだろう。 ここでの生活も悪くないかもしれない……そう思うに違いない。 電気水道ガス電話、便利なものなど何一つない。けれど、どんなに暮らしが楽になろうと、原則的に人も他の生き物となんら変わることはない。自分のことは自分で何とかするのだ。そのことに気付けば、労働は苦役ではない。というか、租税も搾取もないので、自分たちの食い扶持を作るだけで充分なのである。 そして藍蘭島は豊かな島だった。 辛いことなど何もなかった。 たった一つ、決定的なもの――男がいないということを除いては。 彼は考え至るだろう。 『ここはなんて最高の環境なんだ!』 ――と。 まあ、ボクも男だし、わからない話じゃない。 異性に色めき立つ女の子たち。村の将来を案ずる人々は、次の若い世代が誕生することを切に期待している。 そういった中で、藍蘭島という特殊な環境と照らし合わせて客観的に考えれば、女性と仲を深めないのは、むしろ悪い気すらしてくる。 だけど、ボクは思うんだ。 それじゃあんまりにもだらしなさすぎるだろうって。 だってそうでしょ? こういうコトって、男と女が好き合って、初めて成立することじゃないか。順番が逆だと思うんだ。お互いの気持ちを無視して強引にくっつけようなんてすごく不自然なコトだし、なんかおかしいっていうか、大人汚いっていうか。 人として、そして男として、なにか許せない部分がある。 オババに何度も催促めいた言葉をかけられても、その気にもならなかったボクだけど、何も馬耳東風していたわけではなく、いちおうそこまではちゃんと考えていたのだ。 それにボクは異邦人だ。藍蘭島がどんなに素晴らしいところでも、ボクには帰らなきゃならない場所がある。それは、決着をつけなければならない事があるってことで、色々考えたけど、やっぱり会わなくちゃならない、会って話をつけなければならない人間がいるってことだ。 そして一度島の外に出ることに成功すれば、ボクは気付いてしまうだろう。 藍蘭島に戻らなければいけない理由がない、ということに。 藍蘭島には藍蘭島の暮らしがある。もし誰かと一線を越えてしまったら、ボクは何としても戻らなければならない。 でも、戻れるだろうか。ボクは戻れるだろうか。 (……それに、こんな思案しても……) 溜め息をつく。 そもそもボクはまだ14だし、子供を作る年齢じゃあないんだよな。 それに……だから。 東のぬしであるぱん太郎が人間になって、村の女の子に次々とちょっかいを出して回るという思いも寄らなかった展開に、奴に対する嫌悪感は募るばかりだったけれど。 だから、そのことに横槍を入れるつもりは毛頭なかった。 それは水面下で進行していたらしい。発覚した頃には、すでに何人もの女の子が「彼」と関係を持っていたという。 初めて知った時はあまりの青天の霹靂な出来事に呆気にとらわれて、にわかには信じられなかったほどだ。 ある意味、この島にボクが現れたことよりも遥かに大きな事件だった。 聞いた話によると、パンダであるはずのぱん太郎が人間の姿になったのは、ランプの精みたいな魔人に願いを叶えて貰ったかららしい。なんじゃそりゃ。 村の最長老であるオババを始めとして主だった大人が集まり、この事に関して話し合いがもたれた。 その結果、いくら姿が人間だからといってパンダの子が産まれてはかなわないと、ぱん太郎は西への出入り禁止になった。まあ当然か。 ぱん太郎は(追い返されるときはパンダだった、ていうか自在らしい、理解の範疇を越えている)のーのー文句垂れながらも他のぬしにも睨まれて仕方なく東の森に去り、村にはまた平穏が戻った。 ように見えた。 この日を境に、「婿殿、婿殿」とオババの催促が妙に増え、それを適当にあしらい過ごしながらおよそ半年後のこと。 ある報せが島中に駆け巡った。 玉のような赤ちゃんが村に生まれたという。 パンダのように愛嬌のある、丸々と肥えた可愛い子だった。 産んだのは――誰であろう――梅梅だった。 その後にも、ぱん太郎と関係した女の子たちが続々と臨月を迎えた。 パンダとの合いの子かと危惧されたが、どこから見ても人間らしい、それどころか丈夫でよく泣く元気な赤ちゃんたちばかりだった。 村はそりゃもう上を下への大騒ぎになった。 とんでもない事態に落ち着きを失った女性たちを、オババは一同に集めた。ボクだけは呼ばれず、家にポツンとひとり留守番となった。これは村の、そして何より女性たちの問題だから、その辺を配慮したんだろう。 会合は長引いたらしく、夜遅くに帰ってきたすずがまずはゆっくり風呂を済ませた後に聞いた話によれば、オババは皆に一喝したらしい。 「生まれてくる赤子が人であれば何ら問題はない。幸い、東のぬしも以前のことは水に流してくれるそうじゃ。ここはひとつ東のぬしに手をつき、貴重な御種をもっと蒔いてもらおうではないか」 ボクはそんな馬鹿な、と愕然となった。人間ではない者に、いや人間の子が生まれたんだから人間なのか……? わからない。この藍蘭島には考えると頭がぐてんぐてんにこんがらがる事柄が数知れずあって、こういう時はその事に関する思考を止めるのが一番の解決方法だ。 でもそんな馬鹿な話があるのか。そんな事がまかり通るのか。 強制はせず各々の意志に任せるが、ぱん太郎が自分のところに現れても邪険にせず、村のためを考えてほしいと、オババはそう言ったそうだ。 なんてことだ。 (すずは……それでいいのか……?) ボクはそう思って向かいに座ったすずの表情を窺(うかが)ったが、それを口に出して訊ねる勇気はなかった。 すずはどことなくショックを受けているような感じで、虚ろにすら映る元気がない瞳でボクを見つめ返してきた。 二人の間に、よくわからない空気が流れるのを感じた。 ……子供を作ること。 それは男で、しかもまだ自分自身が子供のボクには、あまり理解しきれない領分だった。女の子だって納得できるんだろうか。ボクはそう疑問に感じた。いくら藍蘭島の住人が昔の時代の人のように早熟早婚とはいえ、好きでもない、いや人間なのかどうかもわからない男と、その、あ……あ、赤ちゃんを作るなんて。 ヘンずくめの藍蘭島であっても、こればっかりはあまりにも現実離れしている気がした。 すずはどうなんだろうか。たとえ村長(むらおさ)の言いつけであってもそんなことを承伏できるんだろうか。 ……でも、ボクには奇妙な確信があった。 すずは大丈夫だろう。だってすずは以前、「結婚はお互いが好きだからするもの」って言ってたし。恋愛がまだよくわからないとも聞いた記憶がある。それに異性として意識してないから、男であるボクと一緒に暮していて平気なワケだし。 そうだよね。まだそんな年じゃないんだ。 ただ、ボクはその安心感をどう言葉にするべきかどうかわからず、すずの前でごまかすようにゆるむ頬を掻くばかりだったけれど。 その夜、すずはまた長風呂をした後、さっさと蒲団を敷いて寝床に就いた。 そりゃそうだろうなあ……と、暗闇の中に浮かぶ、こちらに背を向けて寝るすずのうなじの白さをちらと覗き見ながら思った。 この件に関して、村の人間ではないボクがとやかく言う権利はない。それにいちおう女性側にも拒否する選択肢はあるんだ。 だけど──なんだろう。 この胸のざわつく感じは……。 こんな形でこの村の未来を定めてしまっていいんだろうかと、納得できない気持ちがある。 暗闇の中に梅梅の顔が浮かんできた。 最初、殺るべしと息巻きながら疾駆する遠野サンに偶然出遭い、梅梅がぱん太郎に手籠めにされたと聞いた時は耳を疑い、次いで得体の知れない怒りに包まれた。気分の悪そうな梅梅をオババの所に診せに行くと、妊娠二ヶ月目であることが発覚したそうなのだ。 つまり、だいぶ前から誰も知らないまま、梅梅はあの無節操パンダに……! あの時はボクも、あの梅梅が、どうして、誰と、なんで、どうやって――などと、怒りが湧く直前は意識がストーンと落ちるような気分になった。それまでも梅梅と会ってもおかしな様子は微塵も感じられなかったし、お腹も膨らんでるなんてわからなくて、言われて初めて少し張ってたかなと曖昧な記憶をたどるぐらいで―― 現実感がまるでなかった。 怒髪天の勢いの遠野サンを、梅梅はずっと脚にしがみついて必死に止めようとしていた。そればかりでなく、泣いてぱん太郎をかばっていた。診察した時にオババが、「堕ろさんのか」と訊くと、 「産みマス……」 と申し訳なさそうに、だけどはっきりと言ったそうだ。 ボクは怒りのやり場を失った。遠野サンもぱん太郎の所へ行くのを止めた。 ──そして、梅梅はお母さんになった。 会合には出席できなかったが産後の肥立ちは良好で、他にももう何人かいる出産し終えた子たちの中には、床から抜け出して動いている子もいるらしい。 身篭もったことが皆に知れ渡ってから以後、梅梅は……変わった。会いに行くと、ずいぶん落ち着いた感じで、なんかこう……優しくなった。いや元から優しいんだけど、そういう風な優しさじゃなくて、もっと大人の母性的な、そうそれ母性的、お母さんになったみたいな優しさ……って、なに元に戻ること言ってるんだろうね。 とにかくこれが藍蘭島の空気なのか、彼女たちの強さなのか、結婚の契りも交わさず、ていうかちゃんと正妻がいて、人間とすら言えないような男を共にいただいているというのに、まったく落ち込んだ様子もなく、少女たちは今までのようにしっかりと生きている。 ――という現実が、ボクの目の前にはあった。 ……はあ。 理由もわからず、溜め息が出てしまう。 釈然としなかったが、けど、本人たちが納得していることに、ボクみたいな部外者がどうこう言える問題でないのも確かだ。 (……島からの脱出方法、本格的に調べなきゃな…………) 寝返りをうちながら頭の中のもやもやをさっさと払い、ボクも布団を被って眠りに就いた。 明くる日から、我が物顔で村の中をぶらつく大男の姿があった。 2 それからは毎日、見かけるたびにぱん太郎は誰かしら女の子と喋っていた。 女の子たちはおっかなびっくりといった感じだったが、中には臆すことなく朗らかに談笑している子もいた。本人は洒落ているつもりなのか、よく花をつまんで持っていて、それをプレゼントしている場面もあった。 しかし奴がいくら調子に乗って次から次へと女の子たちに言い寄ろうとも、石を投げて追い払う男たちなどいない。 正直なんであんな奴がモテるんだろうと、ボクは首を傾げざるを得なかった。 どうして人間になれるかはとりあえず置いといて、ぱん太郎の人間の姿というのは、身の丈二メートルを超える巨漢――というか肥満漢であった。ただ、よく見ると奥行きはそれほどでもなく、むしろ横幅の方が凄いことになっていて、太ってることは太っているのだが、そう、力士のような躰つきである。足袋と雪駄に羽織と着物という組み合わせもまんま相撲取りの服装だ。その上に愛嬌のある丸顔が乗っかっているのがなんとも言えなかった。 軽薄かつ誰彼構わず言い寄る放埒さ。自分勝手で無責任も甚だし過ぎる。中身も最悪。のんのんうるさいしノンタンかお前は。パンダはパンダに求愛するべきじゃないのか。 (こんな奴に……) ボクはやれやれと頭を振った。奴に手を付けられた女子たちは、これをどう思っているんだろうか。 ぱん太郎が近づくと泣きそうな顔で駆け去っていく子もいて、むしろその方が正常に見えた。 女の子に逃げられても、ぱん太郎はまったく意に介さなかった。つぶらな瞳をくりくりと回して、長い腕をるーんるーんと振りながら足取りも軽やかに何処かへと消え去ってしまう。また見かけることもあるが、例外なく別の女の子をつかまえて話していた。その中にはりんやあやねなども含まれていたし、なんとゆきのまでいた。それだけでなく大人にまで声をかけていたりして、何というか……ただただ呆れるばかりだった。 何だかな……もっとカッコイイ男がナンパしてるなら様になってるんだけどさ。これじゃまるで異次元生物が徘徊しつつ獲物を捕食しようとしているみたいだ。 すずも心配そうな目つきでその様子を眺めていた。 その不安そうな横顔を盗み見ながら、ふと今更ながらなことに思い当たった。 すずだけは、あいつに言い寄られてない。 「フフッ」 思わず笑みが漏れてしまった。 それに気付いたすずが振り向き、不思議そうな目でボクを見つめた。 「どうしたの?」 「ん? いや、何でもない」 「……?」 肩をちょっと上げて後ろ手に組み、胸をそらすような姿勢で小首を傾げるすず。少し持ち上げられた白い太股を撫でるように、短いスカートがさらりと流れた。 目が合う。 ゆるやかに――微笑みが浮かんで―― 「――ッ!」 不覚にドキッとして、ボクはさっと顔を逸らしてしまった。 な、なんだ。なんだろう今のは。 この異様な胸の高鳴りは……。 なんか、今、ものすごく……すずがとても可愛く見えた。 「ホントにどうしたの、行人?」 わざわざ回り込んでひょいとボクの顔を覗くすずに、慌てて背をシャンと伸ばし、薪を背負い直した。頭の上のとんかつが落ちそうになって、「プー!?」と鳴く。 「だからなんでもないって、それよりも早く帰らなくちゃ!?」 「え~!?」なんだか納得いかなそうに頬を膨らませるすずだったが、すぐに可笑しそうに吹き出した。「変なの……ウン、じゃあ、帰り――」 言いかけてすずは、「あっ」と何か思い出したように言葉を切った。今度はこちらが、「どうしたの?」と尋ねる番だった。 すずの目が宙を泳いだ。「ゴ、ゴメン、行人」と、申し訳なさそうな顔でいきなり謝ってくるすず。「そういえば、これから用事が……梅梅の、そう、梅梅のところに行かなくちゃならない用事があったの」 「用事?」 「う、うん……。ホラ、梅梅もまだゆっくりしてなきゃいけない時期だから。皆で持ち回りで助けようって、今日の夕ご飯の当番、私なんだ」 「そうだったんだ。……でも水くさいな、言ってくれれば、薪拾いなんかボク一人でやったのに」 「ちょっと忘れちゃってて……ホントにごめんね……」 「ん? いいっていいって、そんな謝る必要なんかないよ。それよりも早く梅梅のところへ行ってあげなきゃ」 「うん……」 すずはなぜか悄然とした顔になった。 なんだろうと思っていると、すずはポツポツと小さな声で言った。 「行人も……一緒に来る?」 「……え…………」 ボクは……ためらってしまった。 別に、梅梅がボクに冷たくなった――などということは、決してない。むしろ彼女の態度は前よりもフレンドリーになったぐらいで、ボクが訪ねると心から喜んで迎えてくれる。だけどそんな梅梅と対照的に、ボクの方といえば、彼女の傍にいるとやたら落ち着かない気持ちになってしまうのだ。どうしてもぱん太郎が気になってしまうし、居ちゃいけない場所にいるような、そんな感覚に苛(さいな)まれるのだ。 何故かは……わからない。 梅梅は全然不幸せそうに見えず、それはとても良いことなのに。 前とは違う雰囲気。前とは違う笑顔。前とは違う、その腕の中にアイツの赤ちゃんを抱いて―― 「いや、ボクはいいよ。代わりに薪持ってってあげる」 遠慮しようとするすずから多少強引に薪の束を受け取った。 「ついでに夕ご飯も作って食べちゃってるから、あっちでゆっくりしてきなよ」 「行人……」 すずは寂しげだった。 胸がズキッときたが、ボクは口を結んで視線を逸らし、それ以上すずの表情を見ないようにした。 なんかおかしいな、ボク。……でも、すず、ごめん。あんな奴が大手を振って村をのし歩いているのを見ていると、気分がよくないんだ。 「ありがとう行人……じゃあ、行ってくるね。……なるべく、すぐ帰るから」 そう言って去ってゆくすずの背中を、ボクはできるだけにこやかな笑顔で見送った。 『くれぐれもあいつには気を付けて』 そう声をかけようとして―― かけられなかった。 「なんで?」と……すずにそう聞き返されるのが怖かったからだ。 ……大丈夫さ。 ボクはそう自分自身に言い聞かせた。まがりなりにもぬしであるアイツの腕っぷしが強いことは確かだけど、すずはそれ以上に強いんだ。あのぱん太郎を簡単に投げ飛ばすほどだもの。……心配ないさ。 「行こう、とんかつ。今晩はお前の好きな冷や奴を作ってやるよ」 と、ぷーぷー喜ぶとんかつの頭を撫で、重くなった荷物を苦労して背負いながら家路を急いだ。 薪を入り口脇にどっさと置くと、蹌踉と中に入り、「ひー!」と框に伸びた。この島に来てから随分と鍛えられたとはいえ、さすがに二人分はきつい。 薄暗い吹き抜けの天井を見ながら休んでいると、もやもやと出てくるのはやはりぱん太郎のことだった。 もう、新しく手を付けられた子もいるのかな……。 それを考えると、もやもやは水気を得た雲のように膨らみ、重く濃く広がってゆく。 ボクのよく知ってる子たちも………………梅梅のように……………… (……くそっ!) ボクはまだ疲れがとれない躰を無理に起こし、また外に出て薪を置き場に移し替える作業を始めた。 それだけは絶対に考えないようにしようと決めた事だったからだ。だってボクには関係ないんだ。関係ないことなんだ。この島の重大事に、いつかは島の外に出ていくボクは関わっちゃいけないんだ。 梅梅は……梅梅は……いいんだ。彼女はもう心を決めているのだから。 こんな気持ちになるなんて、気分が悪い。 薪を移し終えると、ボクはすぐさま木刀をひっ掴んで縁側に回った。 そしてただひたすらに腕を振る。 躰が悲鳴を上げるのも構わず、少しの休止も入れずに空気を切り裂き続けた。 (くそっ、くそっ、くそっ!) 鬱屈した胸のむかつきを切り払うように、ボクは汗を飛び散らせながら素振りを勢いよく繰り返す。 あんな奴が何だっていうんだ。村には村のしきたりがあるんだ。ボクはまだ責任能力のない未成年者で、あんな無責任極まりない奴なんかとは立場も考え方も違うんだ、オババの期待に応えられる年齢じゃないんだ、そういう環境に育ってないんであって、女性の考えることなんてわからないし、だからそういうのはまだこれからで、村の将来を見越してのやり方に異議を唱える権利はないし、立場の違うボクにはボクなりの主義主張というのがあって、やるべき事があって、あんな奴とは違うんだ! ――素振りの回数を数えるのも忘れ休みもつくらず振り続け、もう保たないというところまで追い詰めた意識と躰がついにオーバーヒートを宣言すると、木刀を落としてよろよろと縁側に突っ伏した。 数分にも満たない運動だったけど、全身汗みどろになってぜーぜーと切れ切れの息を吐いた。頬をつけた部分があっという間に汗の水たまりになる。腕が鉛のように重くなり、無茶な過運動に抗議するように全身の筋肉から痛みが発せられた。 だけど、胸のもやもやはだいぶスッキリした。 「…………ふぅ……………………」 そう。考えても虚しいだけだ。 藍蘭島には藍蘭島の風習があって。背に腹は代えられない切実な問題があって。それに馴染めなければ、ボクはもう。 「……美咲や父さんたち、どうしてるかな……」 海から家の中に吹き込んでくる柔らかい潮風の気持ちよさに身を委ね、ボクは遠い故郷の家を思い出した。 帰りたい―― すず。 ボクは大きく目を見開いた。 そうだ。 なに考えてるんだ、ボクは。 躰を起こすと、縁側に腰をつけて青い海と空を遠望するように目を凝らす。ボクは自分で彼女に言ったじゃないか。ボクはすずの家族だって。 あの寂しがり屋のすずを置いて、一人きりにするっていうのか。 冗談じゃない。 そうさ。すずにはもう数え切れないほどの恩があるのに、彼女を悲しませるなんてとんでもない。 「……ふうっ」 また溜め息をついた。だけど、さっきよりもずっと軽かった。 ボクにはまだ、ここでやるべきことが残っている。たとえゴクツブシの性悪スケベパンダが他の女性全てをかこったとしても、すずだけは必ず守る。 家族になった人を独りでこの家に住まわせるわけにはいかないし、大勢の女をとっかえひっかえするような男にだけは、絶対やれないんだ。 3 狭い小屋の中での、二人だけの空間。山のような男が尻をつく寝床はまるで座布団のようであった。 優しくせせらぐ川の音を聞くことなく、ヨダレを垂らしながら昂奮した荒い息をつき、男は短い足で組んだあぐらの上に少女を乗せ、その肌に指を這わせ回っていた。 衣服をほとんど半裸に剥かれ、後ろから男の太い指でなすがままにされている少女。敏感なところばかりを執拗に刺激され、男と同じようにその愛らしい唇から熱い吐息を漏らしている。 大男は昂奮でいきり立った熱い肉棒を背すじのくぼみに擦(こす)りつけながら、肉付きも豊かな乳房をいやらしく揉みしだく。恥ずかしそうに閉ざされた脚の隙間に差し込まれ、パンツの中に潜り込んだ中指が、その図体に似合わない細かな震えで動いており、かすかな水音が聞こえていた。 少女の顔やからだには朱が差し、切なそうに胸を上下させ、肌にはしっとりとした汗が浮かんでいた。眉をひそめ、懸命に堪えている風情だったが、時折、 「あっ……」 「はっ……」 と、感に堪えない声が漏れるのを我慢できない。 時折、甘く喉を震わす――男の指遣いを感じているのは明白であった。 少女が夢見心地になりつつあるのを見て、男は壁際に置かれた花瓶の黄色い花を一差し抜き取り、少女の鼻の下まで持ってきた。少女はそれに気付き、いやいやと言う風に顔を背けたが、強引に花弁を鼻に押し当てられ、擦りつけられた。 ほわっと花粉が舞った。それを吸い込むと、少女は、「はっ――」と息を呑み、さらにその瞳がぼうと霞んだ。「や…………やぁぁ…………」 少女のからだに残されていた最後の力が抜け落ちたように緊張が解れてゆき、唇からより官能的な吐息がこぼれる……投げ捨てられた花は、引き臼のそばに落ちていたもう一本の上に交差した。 男の愛撫責めが再開されると、少女のからだは敏感さを増したようにしなり、熱く湿った吐息をつきながら、次第により艶めいた反応を露わにしていった。 その凹凸の豊かな肢体を弄ばれながら、徐々に服を脱がされ……下着も剥ぎ取られ……ついにはニーソックスだけの姿にされ、その脚もぐいと押し拡げられ、栗色の産毛が淡くうっすらと生える恥ずかしい秘所を丸見えにされてしまう。 腕も脚も力が入らない少女はそれを止めることができない。涙をこぼしながら、なされるがままであった。 男は少女の大事な場所にまで遠慮なく手を伸ばし、その無骨な指によって、桃色に近い鮮やかな肉の園を開帳した。 クチュ……と、水気のある音が立つ。 「うにゃあ……そ、そこ……そんなに拡げないでぇ…………」 時間をかけて弄くられたソコは、充分に潤んで充血していた。小さな突起はピンと気持ちよさそうに膨らみ、綺麗な肉ビラはぬらりと濡れてヒクヒクと蠢く。 自身の小指も入らなさそうな狭い窄まり――だがこの奥に、女性の証である小部屋が確かにあるのだ。 「あああ……♥」 これまでとは比べものにならないほどの甘く痺れるような媚声を上げ、淫らにけぶる目の焦点を半ば失い、男の指は今動いていないというのに、少女はからだの奥底から源泉のように湧いてくる快感に身悶えた。 ズクズクとアソコが熱く疼く。疼いて疼いて仕方がなかった。 からだは素直に求めている。もっと――もっと触って欲しい――――と。 「いやあ……こんなの……いやだよぉ……!」 何もせずとも屈服していく少女に男は邪な笑みを深くし、いよいよ中指を折り曲げ、濡れた秘洞に当てた。 そこは――と言いかけた少女は、途端に言葉を失って喉の奥から喜悦を発してしまう。 小屋の中にぬぷぬぷと淫猥な埋没音、そして少女の嬌声が絶え間なく響いた。 少女の苦しそうな様子は、ほんの初めだけであった。いやらしく抜き差しされる中指がまたたくまに蜜液にまみれ、少女の顔には、先ほどまでよりもさらに深い悦楽の表情が宿り、瞳を霞ませ、からだを快美感にわななかせながら、気持ちよさそうな喘ぎ声を漏らすようになっていった。 そしていつしか……恥ずかしがるどころか、果実のような乳房を盛大に揺らし、股を大開きにして腰を浮かせながら男の指を感じまくる少女がいた。 間もなく、少女は快感に泣きはらした顔で切羽詰まったようにからだを悶えさせながら、 「あ、あ……! も、もう……だめぇ…………イッ、イクうぅぅ…………♥!」 と、その四肢を痙攣させた。ビクビクと腰が張りつめ、媚肉が男の指を強く締め付ける。 「――――――~~~~~ッッッ♥♥!!!!」 少女の絶頂は長く続いた。 やがて落ち着き――くったりとした少女の秘洞からようやく指が引き抜かれると、ねっちゃりと粘っこい上質な蜜が太い糸を引いた。花園は火照り染まりながらパクパクと蠢き、その周りはすっかりびしょ濡れ状態であった。 男の広い腹部に埋もれながら、絶頂の余韻に上気した顔を惚けさせ、豊満な胸をゆるやかに波打たせる少女。 男は少女の顎をつまみ上げると、背を丸めて顔を近付け、頬張るようにその可憐な唇を奪った。 拒む余裕など、もはやなかった。口全体をむしゃぶるように吸われると唇をあっけなく割られ、舌を絡み取られながら、むわっとする口臭とヨダレを流し込まれる。その濃密な口づけに、少女の体内で昂奮がふたたび盛り上がり出し、瞼を閉じて喉を動しながら、男のヨダレを胃に落とし込んでいく。 男は指先で乳首を弄くりながらやわやわと乳肉をもみ上げ、敏感になった肌を撫で回し、アクメに達した艶めかしいからだをなおも嬲り続けた。 少女はその痺れるような気持ちよさをまったく拒めず、思考が蕩(とろ)けきったような表情で、いつしか男の愛撫を進んで享受してしまっていた。 ぴちゃ、ぴちゃというキスの音とともに、何にも邪魔されることなく、二人の熱い吐息が交わってゆく。 「さあ……いよいよ……お楽しみの種付けたーいむ、なの……♪」 男は舌なめずりしながらそう言った。美味しそうに茹で上がった少女のからだを寝床の上に四つんばいにさせると、踝まで届く長い栗色の髪を掻き分けて覆い被さってゆく。 二人の体格差は、まるで小猫にのしかかる成獣であった。 お尻にくっつく熱いモノを感じた少女は、正気を取り戻したようにハッとして、ぐっしょりと濡れた秘陰を手で隠し、哀願の涙を溜めて男を見上げた。 「あ……こ、これだけは……お願い……他のことだったらなんでもするから、……これだけは……もう…………!」 「ナニ言ってるのん、こんなにヌレヌレで、オマンコひくつかせてるのに。もう痛くなんてぜんぜんないのん。キモチイイうちに終わるのーん♪」 と、男は悠々と少女の手を外し、完全に皮が剥けたカリ太の大マラを慣れた腰つきで秘裂に押し当て、「ああ……だめ……だめぇ……!」と震えながら拒む少女などお構いもなく、一気に埋(うず)めていった。 ヌプジュプと潤んだ肉と肉が擦れ合う淫湿な水音とともに、少女の口から、 「アア~~~~ッ♥♥!!」 と、哀切な嬌声がほとばしる。 少女の願いなどまるで初めからなかったかのように、あっけないほど簡単に。 二人は一つとなった。 男の陰茎はその体躯に比べればエノキタケのようであったが、少女からすれば秘孔をぱっくりと拡げて奥まで挿し貫く、雄飛な剛直であった。 男は太腿をピッタリくっつけ深々と根元まで挿し込んだ状態で、気持ちよさそうにぶるぶると胴を震わせた。 「のーーー……♥ いい肉具合なのん……感じまくって奥までヌレヌレ、メス肉がいやらしく吸い付いてくるのん……♥ こんなごくじょ~のオマンコもほったらかしにしてたなんて、あのオトコはホント信じられないのん……!」 布団に上半身を突っ伏してふくよかな胸を潰しながら、「あ……いや……いやぁ……!」と、少女は枕を涙で濡らした。 「ニンゲンのメスマンコも悪くないのん、病みつきになるのん♥」 「お、お願い……もう……やめてぇ…………」 「の♥ の♥ ダイジョブダイジョブ、この調子ならキミもスグに他のコみたく病みつきになるから♪」 「いやあぁぁ……!」 だが、男の言葉どおりであった。 のしかかられ、からだを押さえ付けられながら、ケダモノのような動きで腰を打ち付けられ。固くも柔らかいオス肉が彼女の躰の中をくまなく広がるように、奥まで貪り尽くされるように掻き回されて。 お腹の奥から響く、普段では味わうこともできない心地よい刺激に、少女の忍耐は、一突きごとにもろくも崩れていってしまった。 そうして、体位を変えながら半時ばかりも肉壺を掻き回されていただろうか。 「あっ、うにゃっ、あっ、あっ、うにゃあああ~~ッッ♥」 もう、少女の口から拒絶の言葉は出ていなかった。 長い髪を振り乱して、身も心も快楽の虜になったようにあられもない嬌声を上げ、むせび泣きながら頬を緩める少女。 なんでこんなに気持ちいいのか、少女自身にもわからなかった。痛かったのは初めての時ぐらいだった。彼女だけでなく、ほかの子もそうだという。こんな大きな肉の棒でお腹の奥までめちゃくちゃに突かれ、擦られ、掻き回され、膣(なか)の肉が引きずり出されそうになるぐらい抜き差しされているというのに、もう前後不覚になるほどに気持ちよくなってしまうのだ。 気持ちよくて、気持よくて、気持ちよくて……! 何もかも吹き飛んでおかしくなってしまいそうなぐらいだった。 どうしようもなく欲しがってしまうのだ。どんなに口で拒んでも、からだが、お腹の奥が、熱く潤んできてしまう――少女はそれに気付きはじめていた。 少女は少年の顔を思い浮かべながら、 (ごめんなさい……ごめんなさい…………にゃああ…………ッ!) と、心の中で謝っていた。 男はというと、無数の襞々が奥までびっしり生えた名器の味わいに深い感嘆の溜息を漏らし、本体に負けぬぐらい巨(おお)きさの精嚢を盛大に揺らしながら、まるでケダモノのように本能の衝動にあかせて律動をヒートアップしていくばかりであった。 「の~♥ の~ん♥!」太い腰を激しく打ち付けながら、性欲丸出しでヨダレを滴らせる男。「スゴイのん、スゴイのんッ、スゴイきもちいいのんッ♥!」 反り返った肉棒はさらなる昂奮でますます膨らみ、少女の蜜壺を思う存分押し拡げてたっぷりと蹂躙しまくる。 全身を薄桃色に染め上げて、そのたまらない快感に身悶える少女。 「こみ上げて来たの~んッ! もう出るのんっせーえきドプドプ出るの~~~ん♥!!」 「にゃああ……ッ!?」少女は顔を上げて悲痛に叫んだ。「な、ナカはダメェ……ナカにだけはあぁぁ……ッ♥!」 「のののの~~~~~んッッッ!!!!」 男はまったく聞いていなかった。再び後背位になると、その巨体で布団とサンドイッチするほどに少女の臀部を押し潰し、ぐいぐいと子宮口に当たるまで深々と突き入れた。 その淫撃にキュウキュウと収縮した肉壺の刺激が最後の一押しだった。 「のッ♥!!」 やだ……出る……赤ちゃんの出来る白い汁…………!! 「ドプドプ~~~~~ッッ♥!!!!」 ドビュルッドビュドビュドプドビュッッ!!!! ドビュドビュルルルルドププッッッ!!!!!! ドプドプドビュドプドププッッッ!!!!!! 最奥まで届いた熱い塊。その全体が弾けるようにドクドクと力強く脈動するのがはっきりとわかった。夥しい量の精液が中いっぱいに撒き散らされていくのがわかった。 「ハ――ァァ……アアアァァアァ…………♥♥!!」 お腹の奥でそれを感じ取った少女は、のしかかられて満足に動けないからだをガクガクと震わせながら、どうしようもなく二度目の大きなアクメに昇り詰めていってしまった。 (どうして……どうして…………ああ……ッ♥!?) 望んでいないはずなのに。嫌なはずなのに。 この上なく気持ちよい絶頂に駆け上がるのを抑え込むことができない。 しっかりと種付けられている――そう考えてしまうと、 「――ハァァ……アアァアァァァ…………♥♥!!!!」 少女は白い咽を晒しながら、ひと際高く潤んだ声で鳴いた。 出てる……赤ちゃんのもと……お腹の一番奥で出されてる……! 「種付けられちゃう……種付けられちゃうよおぉぉ……♥!!」 気がどうにかなってしまいそうなほどの淫悦に、少女は随喜の涙が溢れて止まらず、歯が噛み合わなかった。頭がほとんど真っ白になり、身も心も舞い上がっていくような絶対的な開放感。その感覚は抑えられず、しかも経験するごとに深く広くなっていくばかりだった。 彼女の意志に反して熱く潤んだ肉襞は、みっちりと埋(うず)まった肉棒を奥へと招くように蠕動する。快楽に緩んだ入り口が、常人の何倍もの精子が詰まった濃濁な精液を誘い入れるようにヒクつき、次から次へと子宮内へ吸い込んでゆく。 男の精子が少女の子宮に招き入れられるのはこれが初めてではなかった。 そこにはすでに、かなりの先達が溜まっていたのである。数ばかりでなく生命力にも満ち満ちた兵隊たちは、生死を分けた戦場をまるで障害などない平野のように容易く走破してゆく。さらに溢れんばかりの加勢を得て欣喜雀躍し、目指すべきただ一点を求めて強力に侵攻するのだ。 これほどの精液をこれほど大量に注がれてしまっては、新しい生命が創り出されないほうがおかしい話であった。 「のんのんの~ん♥ 出る、出る、どぷどぷ出るの~ん♥ せーえきいっぱい吸われてるの~ん♥ キモチイイのおぉ~ん……♥!!」 男にも腰を引く気配など微塵も感じられなかった。 あまりの射精量にみるみるうちに満杯になる少女の膣内で、それでも熱いミルクの放出は止まらず、結合した下部から、そして上部から白濁液がぶちゅぶちゅ、ねろねろと溢れ出してくる。 「アァアッ……アアアァアアァァ…………ッ♥♥!!」 少女は征服されていた。まったく引き抜かれず、それどころか逆にみっちりと奥まで挿れられて、膣内(なか)でたっぷり射精されていた。からだ中が快感と絶頂に痺れて、のしかかる男をはねのけられない。男の体液は熱くてどろどろとしていて、お腹が重くなっていくばかりだった。奥にどんどん溜まっていくのが分かるような気がする。 「ニンゲンのオンナはみんな、ボクが孕ましてやるのーん♪ キミもボクの赤ちゃん孕むまで、たっぷり交尾しまくってあげるからね~♥」 「イ……イヤ……ァ……ア……アア……アアアアア…………♥!!」 男がその気なのは初めの時から分かっていた。それでも、今こうして孕ませられている。村の決まりに、周りの流れに逆らえなかったからというのもある。 だけど今は。 本能の悦びを沸騰させるオスの肉と精でからだの奥まで征服された少女に、抗う術などわずかばかりも残されていなかった。 ようやく少女の中で射精が収まると、男は胴震いをし、 「ののの~ん…………♥」 と満足そうに低く唸り、ゆっくりと腰を引いた。 少女の生殖器官からゴポリ、ゴポリと大量の白濁液を溢れ返らせながら出てくる肉棒。引き抜く際にも襞々に引っかかり、「アッ……♥ アッ…………♥」と、少女のからだが小さく震え続ける。 「ふぅ~」顎を伝う汗を手の甲で拭いながら、「相変わらずいっぱい出るのん♥」 そう言って、男は少女の股間を眺めた。 全身を小刻みに痙攣させる少女の中から、抜いてまだ少しも経っていないというのに、まるで水桶を引っくり返したように後から後から放出された精液が流れ出し、三角地帯を白い池に化させている。もう穴が見えなくなり、秘裂も白濁で埋まってゆく。 「…………でも、まだまだこれからなの~ん♥」 そう――淫辱はこれで終わりではなかった。 男のイチモツは硬度も熱気もまったく衰えていなかった。射精直後だというのに元気が有り余る己が愚息をしごきながら、早くも次なる慾望に鼻息を荒くし、男は休む間もなく少女をひっくり返してまたのしかかっていった。 「ハァハァ……今度はニンゲンのすたいるでやるのーん♥」 男は疲れというものを知らないように、飽きるまで何度でも少女のからだを責め嬲ってくるのだ。――そのほとんどを、膣内で果てるという結果で。 「ッ! …………ヤ……ァァ…………!」 淫落に漂う少女は、涙を浮かべて緩慢に首を振る。 これまでも全てそうだった。この快楽が、いやこれ以上の快楽が、意識が飛ぶぐらいまで続くのだ。身も心も溶けてしまうぐらいに――! その記憶が快美感とともに思い出され、「あっ……」と、まるで酩酊するようにぼうっとなってしまう。言葉とはうらはらにゴクリと喉を鳴らしてしまい、少女は蒸されたような目で白濁の汁にまみれた男の股間を見つめる。 こんなの……こんなのって……! 誰か……助けて…………! だが、少女のそんな想いは、口から発せられることはなかった。喋る前に、再び胎内に男が侵入してきたのだ。 「ア――ーッ……ッ♥!」 そのめくるめく心地よさを少女は抵抗もできずに受け入れてしまい、どうしようもなく口を緩ませた。 (ご……ごめんなさい……私、もう…………) 心の中でそう謝りながら、後はもう、快楽の海の底へ沈み込むばかりだった。 貪り、悦び、鳴き、痺れ、男に好き放題に犯され、やがては自分の方から淫気に染まったからだを開き、求め、濃密な一時の中で胎奥に注がれる男の熱い精液を何度も感じながら、少女は絶頂の中に意識を溶けうしなっていった。 あまり慣れたとはいえない電気もガスもない調理に手間取り、空気もけっこう静まってきた頃になって、ようやく食事は出来上がった。 膳の上の粗末な有り様に苦笑しながらも、とんかつと向かい合っていただきますしたところへ、梅梅の家の行灯を借りたすずが帰ってきた。 脇を通るとき、ボクの料理のニオイなんかより断然いい、湯上がりの残り香がふんわりと漂ってきた。お風呂も済ませてきたんだ。 やはり梅梅のところで食べてきたらしく、ちょっと疲れちゃったから先に休ませてもらうねと、さっさと寝床を作って着替えを始めた。もちろん、ボクはそっぽを向いてたよ。 すると、 「あ……」 と、何か気付いたような声がしたかと思うと、パタパタと板を踏み駆け、ガタガタと箪笥を開く物音。 なんだろうと振り返ると、ガラッ、パタンと風呂場に続く戸が閉まったところだった。 そして風呂場を使う音が聞こえてくる。 「あれ?……お風呂入ってきたんじゃないのかな?」 味噌を入れすぎたカライみそ汁をすする。作る順番も間違えてて、もう湯冷めしていた。トホホ。 しばらくして、ホカホカになったすずが出てきた。 「すず、梅梅とこのドラム缶風呂に入ってきたんじゃないの?」 と訊くと、なぜかエッとした顔になるすず。なんで? 「う、うん、でもまだ汚れてたとこがあったから入り直したの」 「そうなんだ」 なるほどと思いながら、ボクは食べ終わった膳を台所に運んだ。なんかちょっと怪しかったけど、それ以上追及しなかったのは、湯上がりのすずがなんだかやけに色っぽくて、直視しつづけられなかったからだ。後ろからすずの声が聞こえた。 「おやすみなさい、行人」 「うん、おやすみ」 振り返って、いつものように言葉を交わして。すずは布が擦れる音をさせて、布団に入るところだった。 すずが寝づらくないよう灯りを小さなもの一つ残し、汗を落としにいく。戻ると、すずは寝息を立てていた。 開け放しの縁側から夜空を見上げると、寝るにはまだちょっと早い月の位置だったが、ボクも今日はすずに合わせて早めに眠りを取ることにした。 雨戸を閉めて自分の分を敷き、彼女の後ろ髪におやすみ、と心の中で言いながら行灯の火を消す。もぞもぞとフトンの中に潜り込み、夜の潮騒と虫の音を聞くともなしに聞きながら、ひさしぶりにすうっと眠りにおちていった。 ボクはこんなにも女の子に囲まれた生活をしながら、ついぞ女の子の気持ちなどわからなかった――わかろうともしなかった。 問題児な東のぬしの、同性として軽蔑すらおぼえる行動にばかり目がいき、もう一人の男として何らその理由に気付くことがなかったのだ。 藍蘭島という社会。そこに住まう女の子たち。そして、男と女のかたち。この村の主役は誰になったのか。誰が主役にしたのか。 それを厭というほど思い知らされたのは、翌日からのことであった。 4 夜が明けて、また今日も一日の生活が始まる。 これまでと違うただ一つの(ボクにとって)煩わしい要素を除いて、藍蘭島の人々はいつもと変わらない日常を送っていた。 快晴の青空の下、おハナさんの所でカボチャの収穫を手伝う。中にはいったい何百人分あるのか見当もつかないっていうか家にできるんじゃないかというほど巨大なモノがあり、これがヘルプの原因だった。 三人がかりでウンウン唸りながら、「これがホントウのハウスカボチャか」「ガラスのカボチャを5個探さないと」「ここがあの女のハウスね」などと自分でもよくわからない事をぶつくさ言いながらなんとかテコで動かそうとしていると、畑の向こうにある道に複数の物影が動いているのに気づいた。 見やると、くまくまに乗ったゆきのと他の動物たちが道を歩いていて……げ。 ボクは眉をひそめた。一番後ろにぱん太郎がくっついていたからだ。ここに来る途中、別の女の子と話してたのに。 「あ、いくいくたちだー!」 ゆきのはくまくまを立ち止まらせ、道の上から、「オーイ」と、満面の笑顔で手を振ってきた。 「あ、ぱん太郎さまでねか」 おハナさんはテコ棒を放り出し、飛ぶように駆けていった。 彼女が抜けては仕事にならない。仕方なくすずと一緒に後をついていった。 「やあ、ゆきの。これからおでかけ?」 「うん! ぱんぱんと一緒に森に木の実採りに行くんだー♪」 「へえ……」 ぱんぱんって……。 ちら、とぱん太郎を視界の隅に入れる。実に呑気そうな顔でおハナさんと話していた。 「ぱん太郎さま、どこいくんだべか」 「このコたちと木の実採りなのーん」 「ウチのカボチャいらねが。蒸かすと美味いだよ」 「食肉植物の方がいいのーん♪」 「よっしゃ、今度それの畑作るだ」 おハナさんが秋波を送っていた。なんとなく、お似合いのカップルに……見えるわけないか。おハナさんに失礼だ。 ボクはゆきのを手招きし、頭上から躰を傾けてきた彼女の耳に囁いた。 「いつのまに仲良くなったの?」 「え? ……もしかして、行人、妬いてるの?」 ニヤニヤと笑うゆきの。 「ちがうよっ」なんでそうなるんだ、このおませさんは。「アイツが誰かと一緒に歩いてるのって初めて見るからさ」 「そうなの? けっこう他の子とも遊んでるよ。この前もりんのところの仕事手伝ってたし、しずしず達の山菜採りにも付き合ってたし。話してみればけっこう面白いヒトだよ」 「そうなんだ……」 知らなかった。いつの間にそこまでとけこんでたんだろう。 と、その時だった。 おハナさんから離れたぱん太郎がこちらに来たかと思うと、何気ない動作ですずのスカートをぺろんとめくり、まじまじと中を覗き込んだのだ。 一瞬、周囲の時が止まった。 すずも固まってしまったが、数秒のタイムラグを置いて顔が瞬時に沸騰し、 「うにゃッッ!!??」 と叫び、スカートを押さえてうずくまった。 「この野郎!!」 ボクはありったけの力でぱん太郎の腕を蹴り上げ、ついでに下がっていた顎にもアッパーカットをかました。ガキン、と歯がぶつかる痛そうな音がする。 「んごーッののー!?」 もう一発いきたいところだったが、顎をおさえてぱん太郎は二三歩下がってしまった。「な、なにするのー!?」 「そりゃこっちのセリフだっ!!」 すずとぱん太郎の間に割り込み、握り拳を顔の前に示して睨み上げる。コイツ、もう勘弁できない! 「ぬぬぬーん……ぬしに手を出すとはいい度胸なの」 もう回復してしまったパンダの顔が凶暴そうに歪み、ボクはちょっと怖じ気づいてしまったが、一歩も退かずに睨み返し続けた。怒りの煮えたぎる方が凄まじい。 メンチのきり合いになり、膨れ上がった闘志がいよいよ一触即発状態になった時、横から飛び込んできたのはゆきのだった。 「ちょ、ちょっと二人ともやめようよ~!」 わたわたと腕を振りながら間に入り、制止するように互いの方へぴょんぴょんと跳びはねた。 「ね、ね、仲良くしようよ! ぱんぱんもさあ!」 う……闘争心が薄れる……。 「ボクは別にどっちでもいいのーん」 ぱん太郎の躰から力が抜けた。フッと笑い、肩をすくめると、憐れむような眼差しをボクに送る。 なんだ……こいつ。 何故かは分からない。でもバカにされている。そんな目だ。それだけはハッキリと分かる。 ボクの全身の血がカッと昇った。絶対に許せない。「このッ……!」 「仲良くしよーよ! ね! ね!」 ゆきのが飛びついてきた。 「わかったのん、キミがそう言うならそうしてあげるのん」 「わー! やったー!」 ゆきのは嬉しそうに今度はぱん太郎に飛びつき、その長い腕にコアラのようにぶら下がった。「ぱんぱん大好き!」 怒りは収まらなかったが、ボクも身構えを解いた。 だが、ひとつだけ絶対に譲れないことがある。 「おい、すずに謝れよ」 「のん?」 つぶらな瞳でボクとすずを交互に見るぱん太郎。 「なんでー?」 「な……!」 また肩を怒らせたボクの腕に、すずがしがみついてきた。 「行人! やめて!」 「すず……なんで……!?」 「いいの行人、私は気にしてないから」 「でも、コイツ……!」 「突然のことだったからつい大声出しちゃっただけ」そう言って、すずは取り繕うようにペロッと舌を出した。「あんなの全然ヘイキだから」 ……。力なく拳を下ろす。 本人がそう言うのであれば、これ以上ボクがやることはなかった。 ゆきのがぱん太郎に、「スカートめくり禁止!」などと言いながら、彼らはすぐ北にある森へと向かっていく。 なんともなしに道端に立ち、小さくなっていく後ろ姿を見送っていると、隣に立ったすずがこちらに振り返った。 「ありがとう、行人。助けてくれて。……嬉しかった」 「え? と、当然じゃないか」そんなコト言われると照れてしまう。「いきなりあんな事してくる方がどうかしてるし」 「……そうだよね。でも……」 ためらうような笑みを作り、すずは視線を泳がせた。 「……あんまり東のぬし様を怒らせるようなことはしないで……」 ボクは「え……?」と、すずを見やった。 え? 「今、村が変わりつつあるのは、行人も知ってるでしょ?」 「……そ、そりゃまあ……」 「東のぬし様のおかげでみんなが将来の希望を持てるようになって……それを怒らせちゃって、もしこれ以上来てもらえなくなりでもしたら……みんな悲しむと思うの……」 希望だって? あんな最低パンダ野郎が去ったら悲しむだって? そんなバカな。――と、言おうとして、ボクは寸手で言葉を呑み込んだ。唾棄したい気持ちに偽りはない。だけど、我ながらみんなを侮辱する酷い言葉だと思った。 藍蘭島には藍蘭島の事情がある。社会の風習が違えば、理解の範疇を超えることだってきっとある。 これがきっとそうなんだ。 ――でも、ボクにはやっぱりわからなかった。 「そこまでして……そんなに欲しいのかな……好でもない人の、その……子供……とか…………」 「うん……」 すずは曖昧に頷いた。 「……たぶん、みんな村のことを考えてるんだと思う。でも……」ボクを見つめる。「……やっぱり本心でも欲しいんじゃないかな。だって、みんなこの島が好きだもん。ここでいつまでも暮らせたらいいなって……。それが自分の代で終わっちゃったりしたら、それはとても寂しいことだと思うし…………。…………それに………………」 言葉が途切れ、すずはもう姿の見えなくなった道の向こうを、目を細めて遠視した。 ボクはそれを不思議そうに見た。 なんだろう……なんでこんな目をするんだろうか。 「……それに……なに?」 「え? う、ううん、なんでもない! ……あ!」 すずが慌てて指さす。おハナさんがハウスカボチャの前で不思議そうにじーっとこちらを見ていた。 「行人、おハナさんが待ってるよ。行こう?」 「う、うん」 なんだか誤魔化された感じを受けたが、それも重労働をこなしているうちにどうでもよくなってしまっていた。 昼前には何とかおハナさん家の庭先まで運ぶことができ、お礼に手頃サイズ(とはいっても幅がボクの首あたりまであるやつだったけど)の採れたてカボチャをいただき、その上に座りながら晴天の下、ゆっくり流れる雲を眺めてお昼のおにぎりを食べた。 ボクはそろそろ次の本が読みたくなっていたので、軒先にカボチャを置くと、ちかげさんの館に出向こうと借りていた本をまとめた。すずもすずで所用があるらしく、別々に分かれて家を出た。 西洋館に着くと面白そうな読み物はないかな~と物色するついでに、島から抜け出せる方法のきっかけでも掴めないものかとそれらしい本も探してみたが、そちらはあいにく見つからなかった。 その後でぱな子さん特製の大粒ブルーベリーがのったガトーフレーズとシナモンミルクティーをご馳走になり、二人と歓談していると、ふとちかげさんが思い出したように、 「そういえば、行人さんはどこかでこの花をみかけたことはありませんか?」 と、一輪挿しの黄色い花を差し出した。 ボクは手にとり、まじまじと観せてもらった。 花の部分は丸く4センチほどはあるだろうか。放射状に伸びる花びらは半分あたりで内側にゆるやかなカーブを描き、それが何枚も重な合い、一見してキクらしい円になっている。これはしおれて鬱金色になっているけど、元はもっと鮮やかなんだろう。小菊かなとも思ったが、キクでこんなかたちをしているものがあるのか、そもそもキク科なのかどうかも、調べてみないことにはボクにはわからなかった。 だけど思い当たることはあった。 「……これって確か……」 あいつがよく持ってる花だ。 そういえば、とボクは気付いた。あいつの花って、いつも黄色いよな。 「知ってますの?」 「あ、いえ」慌てて首を横に振る。「違うんです、見たことはあるんですが、どこに生えてるかとかまでは知らなくて……」 「そうですか、残念ですの……」 フウと頬に手を当ててちかげさんはソファに戻った。 「すみません、お役に立てなくて……」 何だか申し訳ない気持ちになる。 「あ、いえ、いいんですの。ちょっとその花が気になってて、探してるだけですの。でもやっぱりこの辺にはないみたいですね……まあ、それはいいとして」 ちかげさんは眼鏡をスチャと掛け直してボクを見た。 「行人さんが来てから、この村もだいぶ変わりましたですの」 「え? そ、そうなんですか?」 唐突に切り替わった話題に戸惑いながら応じるボク。 「ええ、変わりましたですの」ニコッと笑うちかげさん。「なんか色々と、止まっていた歯車が動き出したように」 「へえ……」 「待望の子供も産まれましたし……ちょっとビックリな展開ですが」 ボクはしばらく置いてから、 「そうですね」 と答えた。それはボクではなく、アイツが来てから変わった事だろう……と、胸中によぎらせながら。 「ときに行人さんは、これからいかがなさるおつもりですか?」 「え? この後はもう家に帰ろうかなと……」 ちかげさんの顔がヒクッとなった。 「そうではなくて――」目を瞑って頭を振る彼女。「……いえ、やっぱりいいです」 「は、はあ……?」 それで会話は途切れ、ボクはそろそろおいとましようと腰を上げた。 ちかげさんは玄関の外まで見送ってくれると、戻り際に、 「行人さん……」 と、変に改まったような感じでボクを見つめた。 「行人さんは……本がお好きですのね」 「へ? え、ええ……。ミステリー物は特に好きだから、どんなに細かい活字でびっしり埋まってても、頑張って読みたいですね」 「フフ……」 ちかげさんは下唇に人差し指の横腹を当てておかしそうに微笑んだが、ふっとそれがやんだ。 次の言葉を待っていたが、ちかげさんはただボクを見つめるばかりで、その訴えかけるような瞳にボクはなんだか落ち着かなくなってきた。後ろのぱな子さんも「?」な顔をしている。 「な、なに?」 「……いえ。なんでも」また微笑むちかげさん。「行人さんは、行人さんですものね。でも、私もミステリーは大好きですの。……色々なミステリーをね…………」 謎な言葉を残して、扉は閉まった。 ……なんなんだろう。 5 そろそろ日が沈みそうだった。 次第に茜付いてくる斜光の風景の中、すずがひょっこり居たりしないかなあ……と、適当にぶらついて道を歩き、薄暗くなってきた雑木林の林道を通りがかった時に、ふと、木々の奥から人の声のようなものを耳にした気がした。 「……誰かいるのかな?」 声のしたような方向に耳を澄ませてみる。 「…………ぁ……ぅ……」 ……やっぱり何か聞こえる。 ためらいつつも茂みをかきわけて行くと、それは段々と明瞭に聞こえるようになってきたが、同時におかしな様子も分かり始めた。 『……そこは……』『……あう……!』『……きゃうう……!』 ギョッと躰が硬直し、足が止まる。 なんだ……これ…………もしかして………………。 つばを飲み、ちょっと逡巡した後。 そこからはなるべく物音を立てないように、立ててもできるかぎり小さくなるよう気を付けて歩き始めた。 後で振り返ってみれば、こんな行為は恥ずべき以外の何ものでもなかった。 だけど、この時のボクは、雑木林の奥から聞こえるその声音を聞いた途端、強力無比な磁力で意識ごと方向を定められてしまったかのように、その声に吸い寄せられてしまった。 いけない。心の隅で倫理がそう警鐘を鳴らしてた。よせって、やめろって。だがそんなボクの耳の中に、他の音をはね除けてその声は浸透してくるのだ。 『はうぅん……!』『……な、なんかおかしいよぉ……!』『あ……あ……あ……だ、だめぇ……』 (ま、まままさか――) 心臓の鼓動が一気に高まる。心音が調子はずれたように、息が不規則になっていく。 聞いたこともないような声音だった。それなのに、頭の奥がピリピリと痺れ、血がカッと昂ぶる。思わずよろめきそうになって、慌てて脇にあったブナの幹に手を当てて支えた。 一歩一歩、声は着実に近づいて来た。 「あう、あうぅ……ぅうぅん…………!」 背骨がゾクゾクしてくる、甘酸っぱいビブラート。 「こ、こんなの初めてだよお……あ、あ、そ、そこは……! そんな……あ、あ……! し、しないでぇ……っ!」 (まさか――――) 昂ぶった血が冷えるような、でもまた騰がるような。醒めたワケじゃない。騰がってるのか下がってるのか、よくわからなくなってきた。胸が痛い。つばを何遍も飲み込む。目が乾く。ヤバイ、呼吸が苦しくなってきた。 引き返そうとも思ったが、声はもうだいぶそこまで迫っていた。ここまで来てしまっては、背を向けて離れる方が怖かった。バレるかもしれない。バレたらどうしよう。こんなとこたまたま通りがからない。どう弁解しよう。どんな目で見られる。蔑まれる。憐れまれる。くそ、あの目で。ダメだ、やっぱり引き返さなきゃ、だからもうダメなんだって。ああああ。 その間にも、脚はゆっくり、ゆっくりと……前に動いていた。 ――立ち止まる。 目の前にボク一人の躰ぐらい十分に隠せるブナの巨木があった。その向こう側から、熱い息遣いと喘ぎ声が聞こえてくる。このブナを回ってしまえば、その現場に鉢合わせするだろう。 ど……どうするんだよ……。見る……のか……。 ボクはまるで念力発火でもするかのようにブナの白い木肌を凝視した。 見つかったらどうするんだ。覗き魔って言われて、みんなに知られて。すずにも。 しかも相手はアイツだ。100%間違いない。 止めた方がいい。まだ引き返せる。今すぐ回れ右して戻ろう。知らぬ振りして帰ろう。 こっち向いてたらどうすんだ。頭出してすぐ見つかったらどうすんだ。 心臓がバクバク弾ける。 ボクは目を伏せてブナのスベスベした幹に手をつき―――― そっと。 木陰から頭を覗かせ……目を上げた。 ――――見てしまった。 ゆきの。 平たいまんじゅうの端っこで拡げた脚を膝立ちに腰掛け、「あっ、ああっ♥」と、甘く上擦った声を漏らし、その未成熟な肢体をくねらせていた。 ボクの瞳孔は今きっと、驚きのあまり絞りきられてるに違いない。 からだをわなわなと震わし、何かを堪えるように目を閉じ真っ赤になった顔を俯かせながら、半開きの口からは濡れた舌が覗いていて。 「あ……あ……あぁう……♥!」 悲鳴のようにも聞こえる声。でも苦しんでるわけじゃない。 なんて顔してるんだ……。 スカートは片方の足首に引っかかり、白無地のお子様パンツで座っている。 帯を解いているため、ゆきののからだが揺れるたびになだらかな膨らみと小さな乳首がちらちらと見えた。彼女のふとももには手が乗っかり巻き取るように押さえつけられていたが、ゆきの自身のものではなかった。それが伸びているのは彼女が座っている、下の物体からであった。 無論、それは本物のまんじゅうなどではなく。 「あうゥッ! うぅぅんッ♥!」 今度はピンと背をしならせ、中空を仰ぎながらガクガクと震えるゆきの。頬が朱に染まって緩んでいる。 腰がわずかに浮き上がり、パンツの股の部分が露わになった。そこはお漏らしをしたかのようにぐっちょりと濡れ、粘性の透明な汁がたらーりたらーりと垂れ落ちた。 平まんじゅうから赤くうねうねしたモノが伸び、汁を垂らしている股部に埋(うず)まるようにねっとり舐め回すと、 「ふうゥんッ♥!」 ゆきのの腰が逃げそうになるのを、平まんじゅうはふとももをしっかと押さえつけ、また元に戻す。 「ふぁっ……あ、ああ……ああぁ……♥!」 グンと上体がしなって今度は前に来て、背中を丸める格好になった。股を締め、上着の裾と一緒に下の物体を掴む。服がシワになるぐらい強く握りしめ、わなわなと開け、締めたふとももをぶるぶると震わせ――ボクがこれまで見たこともない、性的快感に惚けた浅ましい表情だった……。 「いっ……いいっ、いいよぅ……♥」 「もっとやって欲しいのーん?」 まんじゅう――ぱん太郎が口を離して下から尋ねてくると、ゆきのはうるうるとした目で、 「やって、やって……!」 と、しきりに頷いた。 「ぬふふ、じゃあもっとキモチよくしてあげるから、今度はこの布も脱いで逆にまたぐのん♥」 ゆきののふとももから手が離されると、片手に挟んでいた黄色い花が地面に落ちた。 「はぁ……はぁ……♥」 ゆきのはぱん太郎の胸に手をつきながら片脚ずつ持ち上げ、んしょんしょとパンツを脱ぎ始めた。パンツとあそこの間にもぬっちゃりと何本もの糸が伸び、プップッと切れる。びちゃびちゃに濡れたパンツを赤い顔で見つめると、ゆきのはスカートと一緒に近くに放った。 覆うものが何もなくなった股間が拡げられ、ゆきのの大事なところが丸見えになった。 ぷっくりと膨らんだひとすじの可愛い割れ目。産毛がほんのわずか生えたばかりの幼いスジは、しかし、ネトネトとした汁にまみれ、後ろの穴までいやらしく濡れぼそっていた。 「さ、腰を落とすのん♪」 「う、うん……」 いくぶん恥ずかしそうに、ゆきのはぱん太郎の顔に腰を落としてゆく。膝が曲がりきり、ゆきのの大事なトコロが……ぱん太郎の舌が直接アソコに、触れて…… 「あ、あ……♥」 と、ゆきのは鼻にかかった声を上げ、くたくたとぱん太郎の胸に頬をつけた。 ぱん太郎の顔が、ゆきののアソコにくっつき、少女が感じる部分を思う存分舐めまくる―― ゆきのはさっきよりも一声一声がハッキリした甘い嬌声を上げた。くゆらすようにお尻をうねうねとする。それは……12歳にはとても思えない、淫靡なダンスだった。 ぱん太郎が逃げる腰に業を煮やしてふとももを掴み、しっかり引き寄せると、 「ふぅ……うぅん……♥!」と、からだをプルプル震わせ、指を甘噛み、動物のように発情して潤む目から涙をこぼしながら、ゆきのは股間から襲いくる感覚に必死に堪えているようだった。 ――なんて……光景なんだ……。 ボクはクラクラと意識が遠くなりそうになった。 ゆきのまで、こいつは――! 『ゆきのはまだ子供なんだ。こんなコトしていいはずないじゃないか』 そう思う。思わなければいけない。 思うハズなのに。 そう思うなら、動くべきなのに。 まだ早すぎるって、止めに行くべきなのに。 足が、動けなかった。 いつしか、木々の間から垣間見える空は真っ赤に燃え上がっていた。 そして、枝葉が光を遮る薄暗い林の奥で――ゆきのはもう、すっかり耽溺していた。 「ひぃっ……いぃぃ……い、いぃよぅ……♥!」 ぱん太郎の胸によだれを垂らしながら、股間からのいやらしい刺激にもがくようにからだを泳がしている。しかしふとももを固く押さえ付けられているために腰だけはどうしても動かせず、快感は後から後から際限なく生まれてきてしまうらしかった。 いつの間にかゆきのの上着も脱がしてしまっていたぱん太郎は、長い腕を活かしてお尻から手を回し、ゆきのの割れ目をパックリ左右に開き、桃色の肉を覗かせて直にソコを舐(ねぶ)っていた。ゆきのの大事なトコロは、男のソレと同じく、敏感なトコロだった。 ぱん太郎の唾液――だけなのだろうか――でぬらぬらと濡れる女性器。それは12歳の熟していない肉体であるはずなのに、ボクにとって、とてつもなく淫靡なものだった。 ゆきののお尻は、あんなにふっくらとしていただろうか。腰から胸に至る曲線は、あんなに女らしいカーブを描いていただろうか。わからない。今となっては記憶に自信がなかった。 甘い嬌声を震わせ続けていたゆきのに変化が現われた。そのからだが次第にビクリ、ビクリと弾み始め、細かく痙攣しはじめたのだ。 「あ……あ……だめ……なんか……なんか来るよう……♥!!」 と、追い詰められたような声で叫び、真っ赤な顔からポロポロと涙をこぼして口をわななかせ、背中を反らしながら腕をピンと伸ばして爪を立てる。 「ああっ……ああああ……ッ……はあッ……あぁ……ッ……!」 しっかり押さえられた腰が前後にフルフルと震え、今度は俯き何かに堪えるように目を瞑り、その喘ぎ声の間隔がせっぱ詰まったように早くなっていった。 「あッ……あッ……あ、あ……ああ、あ、ああ……はあぁ……あ……ああ! ああッ――――あ~♥ あ~♥! イッ――イクゥゥ~~~ッッ♥♥!!」 しまいには、しゃがんだ犬が遠吠えるような姿勢で、あられもなく喉を震わせて鳴きまくるゆきの。傍目にも、彼女の腿がギュウギュウとぱん太郎の顔を強く挟み込んでるのがわかった。 ゆきのの震えが止まった。 つま先が引きつるんじゃないかと思うぐらい伸ばされた姿勢で固まったように、声を裏返して鳴き続け、ただわずかにからだを痙攣させていた。 それは十秒……ぐらいだっただろうか。正確な時間、いや時計があっても、今のボクには永劫にも思える長さだった。 「――――あァーーー……………………♥♥」 からだが徐々に弛緩してゆき、か細くなるまでゆきのの声は続いた。 緊張が抜けたゆきのは、ぱん太郎の胸にくずおれるように伸びた。 ときおり、ヒクンヒクンとそのからだが揺れた。 どうしたんだろう……ゆきの……もしかして……女の子にも男みたいに「イク」っていう感覚があるのかな………… ぱん太郎は元気のなくなったゆきのの背中などを撫でていたが、少女がだいぶ落ち着いてくると、その躰を掴んで近くにあるブナまで持ってゆき、そこで膝立たせた。 内股までぐっしょりと濡れたゆきのの全裸姿に、ボクは目が吸い込まれてしまった。ゆきのはまだ成長途上のハズだ。でもなぜだか、少女のからだから淫靡さを感じずにはいられなかった。 イケナイ感覚だと理性が忠告していた。小学生にドキドキするなんて、まるで変態じゃないか。 だけど――そう頭で考えつつも、ボクはゆきのから視線を剥がすことができなかった。 「こ……今度はなにするの……?」 惚けたような目で訊ねるゆきのに、ぱん太郎は行動で示した。 ゆきのの目の高さになったズボンがずり下ろされ、中からビインッとバネ仕掛けのように、長大なエモノが飛び出した。 デカイ。ボクは息を呑んだ。 気にくわない奴という色眼鏡を差し引いても、それは間違いなくでかかった。 亀頭の付け根までしっかり皮が剥け、浅黒く反り返った太い肉茎。鮮やかに育った毒キノコのように傘張るカリ首。大きさも、形も、悔しいけど今のボクではとても敵わない大人のペニスだった。玉袋も、まるで化け狸のそれだ。 でも、ボク以上に驚いたのはゆきのだろう。 玉袋まで含めれば自分の顔よりも広い醜悪な肉塊が目の前にそびえ立ったのだ。精臭がここまで漂ってきそうなほどのおぞましい男性器を鼻先にまろび出されて、ゆきのがどれほど怖がるだろうか。 だが―― ゆきのはうっとりとした表情で、臆しもせずにソレに指を這わせた。 「あは、いつ見てもすごぉい……♪」 え………………え? ……………… ――ええええええ………………!!?? 「口に入りきらないよお……」 甘えたような声でそう言うと、ゆきのは両手で厚太の肉茎を掴んで曲げ、先端を自分の口元に引き寄せた。「あ~む♪」と、まるで食事を始めるかのように大きく開けられるゆきのの口。いっぱいに開けてもなお亀頭の方が大きかったが、お構いなしにパクッと先っぽだけを口に含む。 そして、親指で裏筋を揉みながら、シュッシュッと手慣れた手つきで両手でしごき始めたのである。 真っ白になるボク。 (ゆ、ゆきのが……!? そっ……そんな…………!?) 信じられない光景。 でも、そんなボクを可笑しがるように、ゆきのは積極的な奉仕をしていった。 「ん……ん……んむ…………」 ゆきのの頭が前後左右に小幅に揺れる。どうやら口の中で鈴口を刺激してるらしかった。ときおり唇が離れ、より大きく前後に揺らしながら、突き出した 舌の先でリズミカルに鈴口の中をほじくるのが見えた。 また、手と役割を交代して、ハーモニカを吹くように口をつけて肉茎をしゃぶりながら、中指の腹で鈴口をコネコネとする。 ときおり犬歯でカプッと敏感な先端に立て、ピクピクとペニスが反応し、ぱん太郎が「ウッ」と軽く顔を歪ませて切なそうにするのを、上目遣いに可笑しがっていた。 (うわ……うわ……うわあぁ…………) ボクは思わず股間を押さえてしまっていた。あ、あんな風におしっこが出る場所を弄くられたら、どんなになっちゃうんだろう……! 「ののの~♥」ぱん太郎も気持ちよさそうな吐息を何度もついた。「キミもだいぶ上手くなってきたの~ん♥……」 「えへへー♥ 上手になったでしょ? お母さん直伝なんだから♥」 僕はゆきのの言葉の意味が最初わからず、変に頭に引っかかったが、ちょっと考えてすぐに、寄せる細波のように驚きを広がらせた。 そんな……かがみさん……まで…………!? つい、母娘二人がぱん太郎とコンナコトをしている光景を想像してしまい、危うく前後不覚によろめくところだった。 ペニスを愛おしそうにしゃぶるゆきのの幼い顔は火照ったように上気し、上目遣いにぱん太郎を見る目がとっても潤んでいた。すごくいやらしい顔で、いつものゆきのと同一人物なのか信じられなかった。 「ん……んむぅ……んんむぅ……♥」 ゆきのの口戯は段々とノッてきたように熱が籠もってきて、ほとんどむしゃぶりつくようにぱん太郎のペニスを味わっていた。彼にそうされたように、ゆきのもまた、舌から垂れ落ちるほどのつばをのせて満遍なく塗りたくり、それを指で広げ、ペニスがぬらぬらと妖しい光沢を放つまで舐めるのだ。 「のの~ののの~♥ も、もう出るのーん……♥」 ぱん太郎は上擦った声を出し、腰をカクカクと動かし始めていた。 「ののの~今日はまずどこに出してほしいの~♥?」 「えっ……えと、ク、クチ以外なら……あっ」 ゆきのはパッと閃いたような表情になると、ぱん太郎のペニスを握ったままやおら立ち上がり、背を向けて後ろのブナに手をついた。そして、 「ここに……おねがぁい……♥」 と、脚を大きく拡げて腰をつきだし、秘裂の前までぱん太郎のペニスを誘導した。 「ナカがダメなら、せめて入り口でドピュドピュ出して……♥」 「い、いいの~ん?」 ぱん太郎はそう言いながらも、誘われるままに一歩前に出て先端を割れ目にくっつけた。愉悦げに笑みながら、昂奮を抑えられないようにハァハァと荒い息を吐いた。 「うん、お母さんにはナイショ……♥ ぱんぱんの熱いせーえき、ゆきののマンコにもいっぱいかけて♥」 「ぬふふ~ん、そこまで言うならわかったのん。ナカに入っちゃうぐらい、ドプドプ浴びせてあげるのん♥」 少し腰を突き出して、ぱん太郎はゆきののまだ閉じた割れ目に、丸くなるぐらいパンパンになった亀頭の先を――ぬちりと埋(うず)めた。 「んんっ♥」 と、ゆきのは気持ちよさそうな声を漏らして、甘く腰を揺らす。 「ああんっ……♥ お、おちんちん入れちゃうのはダメだよぉ……ナカまで入れるのはダメェ……♥」 「のんのんのん、ここまでなら大丈夫なのん♥」 ぱん太郎はそう言い、自分の手で肉茎をしごき始めた。 「ぬふん、ぬふん、割れ目の中の肉がヌルヌルでキモチいいの~、の~♥!……ぬのーん、ぬのーん……♥」 ぱん太郎の腰がカクカクと動き、今にもゆきののアソコに入り込みそうだった。 「ハァハァ……イクのーん、イクのーん……ッ♥!!」 もうしごかなくてもほとばしる直前を予感したぱん太郎は、肉茎から手を離してゆきのの秘裂を左右にぐいっとさらに拡げ、真っ赤に膨らんだ亀頭のカリがゆきのの内に隠れるほど押し込んだ。 「あああっ♥!?」 ゆきのがその感触に官能的な嬌声を上げた瞬間。 雷に打たれたように、ぱん太郎がビクンと跳ねた。 ブピュッブピュッブピュッブピュッッ!!!! ブピュピュピュッッブピュピュルルッッ!!!!!! ブピュブュビュブュブュブュッッッ!!!!!! 「のののののーん…………♥」 肉茎が膨らみビクビクと脈動し、亀頭が埋(うず)まった周囲から、ビュッビュッとまるで噴水のように白濁液が噴き出してくる。ゆきのの秘裂が、お尻が、内股が、みるみるうちに白く染まっていく。 その鉄砲水のような放出に唖然として、ボクは開いた口が塞がらなかった。 なんていう射精なんだ……! しかも量だけでなく、その濃さも凄いものだった。ゆきのの肌についた白濁液は、まるでゼリーのようにドロドロと垂れ落ちていく。どれだけ溜めればあんなに粘っこくなるんだ……。 「ああっ♥! あああっ♥!? こっ、これナカで出しちゃってるのおぉ♥!?」 ボクもそれがナカで出されていないとは思えなかった。確かに入っているのは亀頭の部分だけ……みたいだ。けど、こんな勢いで出されてしまっては、中に流れ込まない方がおかしかった。 「奥じゃないの~ん、ほんの入り口で出してるの~……でも、これはこれで……キモチい~の~ん……♥」 「ああ、だめぇ、お母さんが、お母さんがナカはダメってぇ……♥ あ、ああ、でもっ、でもすごい、すごい熱いのがいっぱい出てるよお……ゆきののマンコにいっぱい、いっぱいせーえきいっぱいかかってるよぉ……♥ せ、せーえき、せーえきすごぉぃいぃ……っ♥!」 あられもない嬌態を振りまくゆきの。 出来る限りペニスが当たるようにつま先立ち、快感に酔いしれながら、パンダ人間の射精を女性の大切な部分に浴び続ける姿は、もはやボクの知っているゆきのではなかった。年齢や胸の無さなんてどこかに吹き飛んでしまう……まぎれもない“女”、だった―― 放水にも似た射精がようやく収まり、ぱん太郎の躰から力が抜けると、ゆきのの股間は一面、白で覆い尽くされていた。 ぱん太郎は残尿処理のように腰をくにくにと動かしながら、 「もしかしたら、少しは入っちゃったかもなのん。ぬふふん。そしたらごめんなのん♪」 と言った。余韻に浸りまくったその顔は、まったく謝ってる風に見えなかった。 ゆきのといえば――恍惚状態だった。 「ナカで出しちゃダメ」と彼女自身が言った精液でアソコをまみれさせながら、手足をぶるぶるとさせ、涙に濡れた頬を快感に緩ませて。あと少し進まれてしまえば容赦なく処女膜が破られてしまうというのに、本物の先っぽを咥え込んで、気持ちよさそうに腰を前後に揺らしている…… 「あ……あ…………赤ちゃん……赤ちゃぁん…………♥」 ゆきのは喜悦の涙いっぱいの瞳で腰を動かし続けながら、直上にあるぱん太郎の顔を見上げ、信じられない言葉を口にした。 「あぅぅん……やっぱり……ゆきのも赤ちゃん欲しいよお……♥」 ゆ……ゆきの…………!? 「ぬっふふ~……♥」ぱん太郎は極上の笑みを浮かべた。「ちっちゃいのにスケベなムスメなのん。マンコがキュウキュウって締め付けてきて可愛いのん♥ …… ぬふふん、どうしても欲しいっていうんなら、ボクのせーえき、キミの中でドプドプ出してあげてもいいのん♥」 「ホ、ホント……? ゆきのでも赤ちゃん出来るの?」 「もちろんなのん、出来るまでやってあげるのん。ボクのせーえきマンコになるんだったら、いくらでも孕ましてあげるのん♥」 ゆきのは淫蕩にけぶった目をきらきら輝かせた。 「ゆ、ゆきのも赤ちゃんつくりたい……!」 「ぬふっ、ぬふ、ぬふ~……♥ いいのん? ボクのせーえきマンコになるのーん? 種付けしまくってもいいのーん?」 「なるっ、なります、『せーえきマンコ』になるからぁ……」ゆきのはそう言いながらお尻を振った。先端が嵌(はま)っている肉棒もそれに合わせて揺れ動く。「ゆきのにも……種付けしまくってぇ……♥」 ボクは頭に思い浮かべる言葉すらなく、ただ呆然と突っ立つしかなかった。 こんな……ゆきのがこんな女の子だったなんて……!? ぱん太郎の奴に騙されてるんじゃないのかと思った。ただ、思っただけで、どう騙されてるとか、だからどうしようというとか、思考の続きはなかった。ゆきのの悦んでる姿にうろたえた。自分の知らないコトをやっているぱん太郎の存在感に気後れしてしまっていた。 初めて見る本物のセックス――いや、ニセモノも見たことないけど――に完全に呑まれてしまっていた。 なんで飛び出して阻止しなかったんだろう――などという悔やみは後の祭りだった。 「種付けされて、ボクの赤ちゃん孕むのん?」 「うん、ぱんぱんの赤ちゃん孕む、種付けされてゆきの孕むからぁ……ぱんぱんの赤ちゃん孕ませてぇ~♥」 「ぬふ、ふ、ふふ、ふふ♥」 ぱん太郎は腹のぜい肉を揺らして笑った。心底愉快そうな笑いだった。 「ぬふふ、それじゃあキミの小さなしょじょマンコもボクが開発してあげるのん。他の子に負けないぐらい立派な、ボクのせーえきマンコにしてあげるのん。ボクのせーえきドプドプドプドプ入れて、キミの子宮の隅まで染み渡らせてあげるのん。それで、5ニンでも10ニンでもボクの赤ちゃん孕ませてやるの~ん……♥」 そう言うとぱん太郎は昂奮極まった息を吐き、ゆきのの腰を掴むと、ガチガチに勃ったペニスを真っ白に塗りたくられた秘裂の中へ、ケダモノの欲望のままに腰を進めていった。 「キミのばーじんも、いただきなの~……♥」 あんな量を射ち切ってもまったく固さを失ってないパンパンに張ったペニスが、ゆきのの中に押し入っていく……! 「あ……! あっ、あうっ、あぅぅ……! うううぅ~~~ッッ!!!!」 今度は本物の苦悶の声だった。激しい痛みに襲われるように、ゆきのの全身が苦しげに強張った。 「い、痛い……裂けるよおお……ッッ!!!!」 やっぱりあんな大きなモノ、ゆきののからだじゃまだ耐えられないんだ……! ぬ る んっ 「ん ああッッ!!??」 ――ボクの憶測を裏切るように、それは途中で加速し、想像よりも呆気なくゆきのの中へ収まった。 根元部分を少し残して挿入に成功したペニスに、「のの~……♥」と、満足の溜め息を吐くぱん太郎。 「……クッ…………」 ブナの表面が剥がれて手のひらに刺さり、思わず声を漏らしそうになった。いつの間にか、爪が痛くなるほど指を強く木肌にくいこませていた。 ゆきのの処女は、ボクの視界の中でパンダ男に蹂躙されてしまった。 ……ボクが何かを奪われたわけじゃない。 ゆきのはボクのものじゃないんだ。 それはわかっている。 ……なのに。 胸をライフルで射ち抜かれたように、心の中にぽっかりと穴が空くような感覚に襲われた。 痛かった。 シャツの胸元をシワになるぐらい強く掴んで、ハッと気付いた。目でわかるほど手が震えていた。躰が揺れ、頭がクラクラした。 (くそ…………!) しっかりしろよ、東方院行人……! それはおよそ、人と人とがする光景とは思えないものだった。こう言ってはおぞましすぎるが、まるで年端もいかない子供に無理矢理のしかかる変質者を見ているようだった。 そういうのは止めなくちゃいけない。そんな気持ちはあった。だけど、あまりの光景に麻痺してしまったかのように、依然ボクの脚は動かなかった。 現実感が希薄だった。 「あ……! ッあ……く…………! ぅ……、あ、ぁぁ…………!」 激痛に襲われているのだろう、ゆきのの背中がプルプルと震えて仰け反り、つま先立ちになっていた。項垂(うなだ)れた顔は両目がギュッと瞑られ、辛そうな息が何度も吐かれる。 それとは正反対に、 「のののの……♥!」 男の方と言えば、のど仏をさらしながら快感の声を雄叫びのように上げる。 「今までで一番のキツキツヌルヌルなのん……♥! ののののの~♪ 最高なの~~♥!」 「はぁ……はぁ……そ、そう……なんだ…………う、嬉しいかも……♥」 「大丈夫~?」 「だ、だいじょうぶ……!」言葉とは裏腹に、ゆきのは苦しげに喘ぎっぱなしだった。 「裂けるかと思ったけど……今はもう……あんまり痛くない……よ……!」 「ぬふふ、これまでのエッチが効いたのかもー」 そう言うと、ぱん太郎はゆっくり、ゆっくりと動き始めた。 ぬちゅ……ぬちゅ……ぬ ちゅ……ぬ ちゅ…… キツいと言うわりには、ゆきのの手首ほどもありそうな肉棹は、スムーズとも思える滑らかさで何度も何度もゆきのの胎内に挿入された。 その赤黒い皮膚が、男自身が吐き出したもの以外の透明の体液で濡れているのが分かった。そして、そこには赤いものも混じっていた。 「んあ……んああ…………!」 出し入れされる度にゆきのの顔が苦痛に歪む。 処女だった赤い証が白濁汁と混じり、ねとついた糸を引きながら、腐葉土の上に垂れ落ちていった。 しばらくは、ぱん太郎の腰の動きに合わせて、ゆきのの苦悶の呻きが続いた。 「う、うぅん……んあ、あ……うう……!あ、ああ……ああぅ……!」 それはまるで、拷問にかけられているかのような光景であった。初めての女の子は、あんなに辛いものなんだろうか……? ゆきのは滑りやすいブナに手をつく余裕がなくなったようで、だらりと前屈した。ぱん太郎は立ちハメしたままゆきのの上体を起こし、木との間に挟み込むように彼女を立たせると、突き上げるような抽送を再開した。 「ひう……ひううっ……ひゃううんッ!」 ゆっくりと腰を使って突き入れられるたびに、背中を張りつめて悲鳴を上げ、さらに脚をガクガクと震わせる。 そんなゆきのに、 「頑張るの~……ゆっくりやってあげてるから、なるべく力を抜いて、でもマンコはよく意識するのん」 と、ぱん太郎は上から声をかけた。どこまでも呑気な声であった。 ゆきのは痛みに涙をポロポロこぼしていたが、健気に頷いた。 「が……頑張る…………!」 ズチュ……ズチュ……ズチュ……ズチュ…… ――ほどなくして。 わずかずつだが、ゆきのの反応が変わってきた。 「……あ……あ……あぁ…………。な……なんか…………お、お腹の中が……痛くない……ジンジン…………痺れてきた……」 「ぬふふ、どうやら感じてきたみたいなのねん、じゃあ、もっと速く動くのねん♥」 徐々に腰の動きを速めていくぱん太郎。 ズチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ 「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あッ!」ゆきのの顔に快楽の兆しが戻ってきた。 「な、なに……奥に届いてる……あ、ああっ、あうぅっ……お、奥に、奥にぱんぱんのおちんちんが当たってるよぉ…………!」 「ぬふ、ぬふ♥ お望みどおり、キミのお腹の奥にある子供部屋に、い~っぱいボクの子種注いであげるからね~♥」 そう言って、ぱん太郎は腰の動きをさらに深く、強く、加速し始めた。 グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ! 「あううっ、あうっ、あうっ、あううっ♥!」 ゆきののからだの揺れようはまるで、幼児が振り回す人形であった。 だけどそれでも、一度感じ始めた快感は無くならないようで、苦悶とも陶然ともつかない表情で、ゆきのはうわごとのような喘ぎ声を上げ続けた。 信じられなかった。あんな乱暴に扱われて……あんなに大きいモノで蹂躙されて……ゆきのはまだ小学生の年齢なのに…… 二人の結合部から漏れ聞こえる粘質な音が、どんどんと大きく、高くなってゆく。精液にまみれた入り口に、あの巨(おお)きいペニスがゆきののアソコにほとんど根元まで出入りする様は、淫猥以外の何ものでもなかった。 「のの~♥ 狭すぎなの、ぬるぬるだけどぎゅーぎゅーなのー♥ キモチイイよすぎるののの~~~♥♥!!」 グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ! 「あ、あ、あは、あ、あ、あはあぁッ♥!」 ゆきのは前後に揺さぶられながら眉根をキュッとさせ、 「奥に、奥に感じるようっ、届いてるようっ!ぱんぱんのおっきいのが奥まで……来てるうぅ……♥!」 と、嬉しさを含んだ声で叫んだ。 「のお~~~♥ のお~~~ん♥!」ぱん太郎が吠えた。「締まる、締まるの~~♥ もうボク限界なのん、もうドプドプ出ちゃうの~ん♥!」 ゆきのの大事なトコロの中で、ついにラストスパートが始まった。 ぱん太郎はゆきのの腰をがちっと掴み、深いところをえぐるように、激しく腰を打ち付け出した。 「んああっ、んああっ、んあああっ!!」 これには、慣れてきたゆきのも苦悶の悲鳴を上げた。 「痛いっ、お腹痛いようっ、激しすぎるようぅ……っ! お、お腹がぁ……苦しっ、……んいいぃぃ……!!」 ゆきのの上半身がずるずると地面に落ちる。腰だけが持ち上げられた状態になって、ゆきのがいくら苦しそうな声を上げても、ぱん太郎の貪るような律動はとまることが―― 「のの~~~~~……ッッ♥♥!!!!」 ――とまった。 めいっぱいまで深々と挿し込んで。一瞬、ぱん太郎の躰が膨らんだようにも見えた。 獣の咆哮とともにここまで放出音が聞こえてくるのではないかと思うほどの、何らためらいのない明快な絶頂射精。 臀部の筋肉が搾られるように断続的に締まり、緩み、また締まりを繰り返すのが、いやがうえにも、ゆきのの中で射精が行われていることを強調していた。 ゆきののまだ発育途中のからだの中に、これまでにも何人もの女の子を孕ませた濃い精子が、溢れるほどにどくどくと流し込まれているのだ。 「あっ……♥! あっ……♥! あっ……♥!」 ゆきのはからだをビクビクと弾ませ、うっとりと目を閉じながら、ぱん太郎の精子が自分の胎内に注ぎ込まれるのを――ぱん太郎が言う、子供部屋に注ぎ込まれているのを――深く感じ取っているみたいだった。 ピーンと伸びて震えつま先立ちした脚の内側に、ネトついた白濁が伝い流れてゆく。それだけではなく、もう一本の脚が生まれたように、太い白布となってゆきののアソコらドロドロと落ちていった。 ゆきのの幼い生殖器官は、中も外も余すところなく、ぱん太郎のおびただしい精子でまみれ、埋め尽くされていっているのだ。 「はあぁぁ……♥ んっ、んん、んんんんん………………♥♥!! すごい……すごぉぉい…………♥ すごいよぉ…………♥!」 うわごとのように呟くゆきの。「ぱんぱんの熱いせーえきが……どくどく……入ってきてるよおぉ……♥!」 「の~~~……♥」 尻をすぼめながら、ぱん太郎も心底気持ちよさそうな吐息をつく。 「種付けられてるのわかるの~♥? キミのちっちゃな赤ちゃん部屋に、ボクの特濃せーえきがいっぱい入ってってるの~ん♥」 「わかる、わかるうぅぅ……♥!」熱に浮かされたように叫ぶゆきの。 「お腹の奥に入ってくるぅ、あったかくてキモチイイのがいっぱい入ってくるようぅ……♥!」 「ぬふふふふふ、これでキミも立派なボクのせーえきマンコになったのん。ボクの子供孕んで、痛い思いしてボクの赤ちゃん産むのん」 「え……い、いやあ……痛いのはいやぁ……」 「でも子供産んだら、またこうして子作りできるのん。産んで、孕んで、産んで、孕んで、産んで、孕んで……一生忘れられないほどキモチよくしてあげるのん。ボクが飽きるまで、キミもボク専用のせーえきマンコなのん♥」 「ア……ァ…………アァ~~~――――…………♥」 ゆきの声はもう言葉にならず、全身を震わしながら、堪(こら)えられない甲高い嗚咽を漏らした。 あんな量の射精を二回も立て続けたというのに、ぱん太郎はすぐにケロリとして、 「一発だけじゃ満足できないのん、もっとやらせてもらうのん。せーえきマンコにきょひけんはないの~ん♥」 そう言ってゆきののからだを今度は地面に仰向けにして転がし、彼女の下半身を持ち上げて脚を拡げた。ゆきのの頭の方に尻を向け、腿の裏に乗っかるようなかたちでその上をまたぐと、斜め下に打ち下ろすようにペニスを秘裂に埋(うず)め、そのままガシガシとまた腰を振り始めた。 グチョン! グチョン! グチョン! 「ふあぁぁあぁああぁぁぁああ…………♥♥!!」 ゆきのは細長い悲鳴を上げた。痛がっているのか、感じているのか、わからなかったが、どちらかというと感じているようだった。 こんな姿勢でもセックスができるのかと、ボクは頭を殴られたようなショックを受けながら、その想像を超えた行為を見続けた。ボクだったら抜けてしまうだろう高さまで腰が上がっても、ぱん太郎のペニスは先端を覗かせることもなく、繋がった部分をまざまざとボクに見せ付けた。 いやらしい液でぬたぬたに濡れた肉の楔が、ぬ ろぬ ろと出たり入ったり。 ぱん太郎が突くたびに前に注ぎ込んだ白濁液がビュプビュプッと吹き出し、引いてもゴポゴポと溢れ出てくる。ボクの倍もある大きなモノが、ゆきのの小さなアソコにもう、実にスムーズに出入りしていた。 「あっ……あっ……い、いぃ……いいよぅ……♥ キモチイイ……キモチイイよう…………♥!」 ゆきのは悲鳴にも似た嬌声を上げ続け、最後はぐったりとしてブナの落ち葉に上体を横たえ、だけど気持ちよさそうな笑みが消えることはなかった。 ゆきののからだを折り潰さん勢いで腰を打ち付けていたぱん太郎が、 「ドプドプ~~~~ッッッ♥♥!!!!」 と叫ぶと、ゆきのの背の付け根あたりを押しながら、密着した状態でピストン運動が止まった。また、だらしない尻肉がビクンビクンと痙攣した。 その瞬間、「あああああッッ♥♥!!!!!!」と、ゆきのは子供とは思えないケモノのような叫び声を上げ、三度目の射精がほとばしるのを迎えた。 またもや半端じゃない量のようで、濃厚な白濁液がビュッビュッと噴き出して辺りに飛び散り、ゆきのの幼い肢体にも真っ白になるほど浴びせかけられた。 顔も胸もお腹も白濁に染めながら、ビクビクと全身を快感で痙攣させ、背中を反らせて脚をいっぱいに拡げ、惚けたような表情で射精を胎内に受け止め続けるゆきの。 「んあぁ……んああぁぁ……♥ おなか、おなかが熱いよぅ……赤ちゃんが、いっぱいできちゃうよおぉぉ……♥ タプタプしてるぅ…………♥」 「のの~……♥ ボクの濃~いせーえきをいっぱい味わうの~……♥」 ゆきのは理性を失った顔でコクコクと何度も頷き、「赤ちゃあん……♥」と、夢見るように呟いた。 「これからはキミも、いつでもどこでもボクのせーえきマンコになるのん。ボクが命じたらどこででも股を広げて、ボクのチンポを迎えるのん。ボクのせーえきマンコにきょひけんはないのん♥ 孕むまで何度でもマンコにたーっぷり注いであげるのん。わかったのーん?」 「は……はあぁい……♥」 本当の理解しているのかどうか怪しい表情で嬉しそうにお腹をさすると、水たまりになっていた精液がヌルヌルと糊のように広がった。 この後も、ゆきのはぱん太郎の言う“精液マンコ”になってしまったようにスケベパンダの好き放題に犯された。時間が経つにつれてゆきのは息も絶え絶えになり、疲れをにじませていった。そしてついには失神してしまったが、そうして気を失うまで、計五回も彼女の体奥で“種付け”が行われた。 だけど、彼女の小さな躰も、アソコの中も――おそらく子宮も――特濃の白濁液で満たされて、ゆきのは自分を失うほどの快楽に包まれてながら、気絶してもなお、幸せそうな笑みを浮かべていた。 (第2話に続く) 上に戻る